見出し画像

【導入事例Vol.7】 9つのフランチャイズを展開中!プロフェッショナルの視点で追いかける 「理想」と「ビジネス」の可能性

はじめに

今回お話しをお聞きしたのは、岐阜県から「日本の未来をデザインする」という経営理念のもと、「社会福祉とは特別ではなく、身近なものだ」と感じられる社会を目指す「株式会社FiveBoxes」の代表取締役 河村憲良さん。
すでに複数のフランチャイズに加盟し、多角的にチャレンジしている河村さんですが、経歴や実際の働き方は"骨太なリアリスト"でありながら、実はとてもロマンチスト。
そんな河村さんの、これまでと、これからをお聞きしました。

画像1

地域に必要なことや、課題がたくさんあるのに、やる人がいない!“ならば僕がやろう“と思った。

FiveBoxesはどんな会社ですか?

社名のFiveBoxesは5つの箱という意味です。
その箱は「教育」「介護」「福祉」「育児」「生活」を意味しています。
私は元々理系の大学院で研究者だったんですが、政治家を目指すべく研究者をやめて地元にUターンしました。政治家を目指し動き出す前に、学生時代の塾講師の経験を活かして、学習塾を開業したのが最初の事業でした。

Uターン後、経営者として動き出した時のお話を聞かせてください。

元々、地元に戻る際に政治家になろうという思いを持って帰ったんです。

まずは、自分が教えるスタイルの学習塾でプレイヤーとして、そして経営者として多くのことを学び、「経営視点」を持って地域のことを考えられる政治家になろうという確信が生まれたんだと思います。

画像5

その後、実際に政治家となり「地域に必要とされていること」があるのに、やらない人が多いと実感しました。それはビジネスチャンスでもあるので、「やらないのは勿体無い!それなら私がやろう!」と思いました。政治家としても、この思いをもとに様々な活動をしてまいりましたが、現在様々なフランチャイズに加盟することで地域に必要とされる事業を増やしていこうというスタイルに行き着いたんだと思います。

現在、学習塾、通信制高校サポート校、デイサービス、メディカルフィットネスクラブ、居宅介護支援事業所、保育園、コンビニエンスストア、惣菜事業、そして生活支援事業である「まごころサポート」にも取り組んでいるのです。

政治家というキャリアにチャレンジした時のことをもう少し教えてもらえますか。

私が政治家を志した時は、今ほど地方に世の中の注目が集まっていない時代でしたが、地方の抱えている課題に「もっとこうしたら良いのに」と思うところがありました。「地方には地方ならではのプラス要素があり、それはお金になることなのに、やらないというのは勿体ない。」ということを感じていました。

画像2

政治家時代の話だと、避難所として作られた公民館があったのですが、避難所にしては危険な場所に建っており誰にも使われていませんでした。
結局、他の場所に公民館を新設したのですが、旧公民館も比較的新しい建物だったので、そのまま放置しておくには勿体ないと思い、自分で介護事業を始めて有効活用しようとしたこともありました。(営利目的では使用許可がおりなかったのですが…。)
また、地域で数少ないコンビニが赤字で撤退しそうになった時、引き継いでみたりもしました。周囲には自販機くらいしかないような地域なので、コンビニがなくなってしまうと地域から買い物のインフラがなくなってしまい、多くの人が困るので必要だと思ったんです。

現代の「三河屋さん」がやりたかったんです!

「まごころサポート」はなぜ導入されたのですか?

コンビニの経営をスタートする時、考えていたコンセプトが「三河屋さんのようなコンビニ」だったんです。
少子高齢化が進み、人口が減っていく田舎のコンビニが生き残るには、買い物弱者へのサポートが必要不可欠です。

移動販売のような仕組みではなく、お客様ごとのニーズを汲み取る、御用聞きのようなお買い物代行が必要だと考えていたんです。
だから「三河屋さん」です。

しかし、コンビニのフランチャイズ本部には、そのコンセプトでの許可を貰えずに実現できませんでした。
私はフランチャイズの資料請求をして、流行りのビジネスモデルを研究するのが好きなのですが、たまたま資料請求した中に"まごころサポート"があったんです。

私が思い描いていた、「三河屋さん」のような御用聞きのコンセプトにも合致するし、既に参入を検討していた配食サービスも、まごころサポートの活動の中で紹介することが可能であると聞き、興味を持ちました。
また、弊社で取り組む数多くの社会福祉事業との親和性もあり、加盟を決断しました。

画像3

辿り着いた、ビジネスの本質

また、今、私が思うこととして、地域のニーズにスピードをもって応えるためには、新しいカタチの仕組みが必要です。
「まごころサポート」のように、毎月最低限の運用コストで会社を大きくしていける体制こそが、成長のスピードを上げてくれるのだと気づきに、ここに辿り着きました。
コスト的にも、時間的にも余裕を持って経営に臨めるため、オーナーとして様々なアイデアを生み出していくことが可能です。

おこがましいようですが、最近は“後進育成“にも興味が出てきています。
次の世代に自分の考えや経験を引き継いでいきたいですね。

これからの河村、Five Boxes!

今後は地域で、どのような存在を目指して活動していくのですか?

街づくりとかをしたいわけではなくて、先進的な取組みやサービスをデザインし、そこから生み出された利益で街が潤えばいいなと思っています。

先進的な取組みができれば、必ず全国から視察団が見学にやってきます。その方々が地域にお金を落として行ってくれますし、いいサービスデザインができれば、他の地域に販売して利益を生み出すことだってできます。

私たちはあえて株式会社という営利企業で社会福祉を担っています。
例えば保育園の経営は、保育士の確保ができずに経営が難しいと言われています。私も保育事業を経営していますが、業界の感覚が世間と大きくズレていることを感じます。ただ、そのズレを正すだけで経営は上手くいきます。
そのような先進的なサービスデザインをもっと世の中に広げていきたいと思います。

私たちがどんな存在になりたいか?よりも、地元の岐阜県八百津町を中心に、新しい価値を世の中に広げていきたいと考えています。

画像4


協力:株式会社FiveBoxes(岐阜県)
まごころサポートぎふりんごの花店


編集後記

インタビュー中の河村さんは常にポーカーフェイス。リアリストという印象を受けつつも、内に秘めた熱意と情熱もお持ちで、とてもユーモアのある方でした。様々なフランチャイズ事業を経験しているからこそ、一言一言に説得力と重みがあります。
元政治家というご経験も活かしながら、地域全体の活性化を視野に入れたチャレンジを続けられる河村さん。引き続き、動向を追っていきたい!と感じさせられるインタビューでした。

まごころサポートフランチャイズの詳細はこちら


「まごころサポート」事業は全国175社※の地域密着企業が加盟する、ソーシャルフランチャイズ事業です。(※2022.10月時点)

地域のシニアが抱える課題をすべて解決する仕組みを地域に構築します。もちろん、本業への様々な相乗効果も!

導入をご希望の企業さまは、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
https://magocoro.me/fc