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ウシトラコンジンさんかと思ったら違ってた話。

先月、ウシトラのコンジンさんの絵を描いたという記事を書きました。


あるブログに貼られていた古い日本画が面白くて模写したのです。

*ネットからお借りしました。

で。
この古い日本画。
どなたの作品かな〜?と気になり
『鬼 日本画』
で画像検索してみたら、ヒットしました。
こちらの絵は
中島荘陽という画家による『吉田神社追儺』(1928年)だと判りました。
京都のお祭りなどの風俗を描いた『都年中行事画帖』の一枚です。
それから
「吉田神社追儺」ってなんやろ?
と、これまた調べてみると
吉田神社で執り行われる節分祭の「追儺式(鬼やらい)」のことで
動画もあったので観てみましたら
あたり前ですが
この絵のまんまだったのでビックリしました。

そしてそして!
私、えらい勘違いをしていたことも判明しました。
この日本画。
てっきり「鬼は外 福は内」で
艮の金神さんが松明を持った人に追い払われてるシーンだとばかり思っていましたが
じつはこの四つ目の鬼(みたいなの)は
方相氏(ほうそうし)
という悪い鬼、疫鬼を追っ払う役目の者だったのです。
コンジンさんではありませんでした(ガッカリ)
っていうか
松明を持った人らを従えて鬼を追い払ってた方。
つまり、チーム。チームリーダー。

そこでまた疑問。
方相氏ってなんぞや?
調べてみました。
その由来は古来中国までさかのぼり
日本の歴史を見ても1300年までさかのぼるとかで
読んでいて頭がこんがらがってきたので以下省略。

ネットの記事をいくつか拾い読むと
「悪い鬼を退治する鬼神さん」と書かれているものもありました。
また、
本当は鬼ではないのに、見た目が恐ろしいから鬼と思われるようになった
という話もあり。
信仰や風俗は、時代とともにいい伝えが変わってきたり
封印されているものもありそうなのでよく分かりませんが
私の大きな勘違いだった……ということはよく分かりました〜。

コンジンさんではなかった。

でも、この吉田神社の追儺式。
面白そうなので現場で見てみたくなりました。