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時代おくれと言われても。

前回、私がデジタル音痴であることをお話ししたのですが
私の音痴をもひとつ上回るのが
タブレット純さんじゃないかと思います。

タブレット純さんは元マヒナスターズのボーカルで
歌手であり、ムード歌謡漫談の芸人さん(私個人的には【歌手】を支持)。
普段のおしゃべりは、ご本人曰く「内気な性格」通り
ふわふわと優しい小さな声なのですが
歌を歌う段になると突如、艶のある低音ボイスに豹変するという魅力の持ち主です。
私はそんなタブレット純さんのラジオ番組が大好き。
いつも『タブレット純 音楽の黄金時代』を聴いています。

先週の番組内でのお話。
タブレット純さんは私と同じガラケー隊員で
おそらくパソコンもタブレットも(名前はタブレットなのに)持ってないと思わ れ。。
で、最近おなか周りが太ってきたため24時間フィットネスに通おうと
とりあえず知人のスマートフォンから入会手続きをしたのだとか。
ところが、いざお店に行くと入り口のドアが開かない。
???とよく見るとそこには
『QRコードをかざしてください』の案内板。
「入ったのに、入れない」と笑う純さん。

番組リスナーからのお便りにもこんな反応をします。
「TwitterがXになり、青い鳥が居なくなって・・」
というメッセージに
「ツイッターが、、エックス?バツ??、青い鳥が居なくなる???
 んんーん。なんの話かさっぱり分からないんですけれど……笑」
前からうすうす気づいてたけど、想像以上にアナログ世界の人です。

さて。
いつだったか、夕方ラッシュアワーの地下鉄のホームにいた時のこと。
私はふっと周りを見渡しました。
ホームにはみっしり整然と並んで電車を待ってるたくさんの人たち。
そのたくさんの人たちのほぼ100%が
スマートフォンを手に持って、うつむいてじっと画面を見ていました。
皆同じ角度に首を曲げて、手にスマートフォンを持ちじっと画面を見つめてる。
なんだかとても異様に見えました。
コンピュータをつねに肌身離さず、なんなら腕時計のように体に付けて
耳の穴にはBluetooth。
もうすでに人間はコンピュータに繋がれた状態になったんだなぁと感じます。
人間をデジタルに組み込もうとしてるよう。

タブ純を描こうとするとどうしても可愛い表現になる!

きのうの『音楽の黄金時代』はゲストが五木ひろしさんでした。
純さんがガラケー隊員だと知った五木さんが
「え??ガラケーなの?時代おくれというか……スマホにしなさいよ!」
とおっしゃってました。
でもなぁ。
時代おくれと思われようとも我関せず、
デジタル世界から外れたところで、ひらひらと泳ぐタブ純さんは
なんだかとっても好もしいなぁと私は思うのです。


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