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はじめてのバレエコンクール

先日長女(新5年生)が、生まれて初めてバレエのコンクールに出場しました。昨年秋にコンクールに出ると決めて、週3回の通常レッスンに加えてコンクール向けの特別レッスンも受けさせていただき、特に2024年に入ってからはバレエ漬けの毎日!

自分が踊る曲に加えて、一緒に出場する中高生のお姉さんたちの曲の振り付けも覚えて家で踊っていました。「自分の曲を練習しなよー」と言いながらも、寝ても覚めてもYouTubeでバレエの動画を見て、気付けば踊っている長女を見て、実はとても嬉しかったです。長女がいただいた曲は、白鳥の湖 パ・ド・トロワ の第1バリエーション。今回コンクールに出るまで私はバレエの曲をほとんど知らなかったので、白鳥の湖ねー名前は知ってる〜というぐらいの感想でした。

長女は年中さんからバレエをやっているので、もう6年になります。全然真面目な生徒ではなくて、仮病で休むこともあったし、小学1,2年生の頃には「辞めたい」とよく言っていました。泣きわめく長女の腕を強引に引っ張ってレッスン場まで連れて行ったこともあるし、「真面目に行かないなら自分で先生に連絡して辞めてきな?(怒)」と何度喧嘩になったかわからないぐらいなのですが、なんだかんだ続けてきました。

コンクールに出る前から、家の中では一人でさりげなく踊っていることが多くて、バレエ好きなんだろうなーと思いつつ。週2回も3回もレッスンに行くと友達と放課後遊べないとか何とかでブーブー言っていたときもありました。

そんな中、今回思い切ってコンクールに出してみて本当によかった!娘の学年で出場するのは長女だけだったので、上の学年の主に中高生のお姉さんたちと一緒にコンクールレッスンを受けていたのですが。最年少の長女をお姉さんたちが本当にかわいがってくださって!!レッスンに行くのを全然嫌がらなくなりました。「今日は◯◯ちゃんと仲良くなった!」と、中高生のお姉さんたちとおしゃべりしたことをよく家で話していました。
バレエのレッスン自体の話は全然しないで、更衣室でおしゃべりしたことばかり言っているので、この子は真面目にレッスンを受けているのだろうかとも思いましたが、嫌がらずに行っているから気にしないことにしていました。笑

コンクール本番が近づいてきて、実際にコンクールで立つ舞台と同じようなサイズの舞台でリハーサルを行う機会をいただきました。いつものレッスン場とは違う広い舞台での稽古は、なんと8時間かかった日もあり。さすがに8時間かかった日は、長女は疲れすぎて泣いていました。最初はシクシク静かに泣いていて、泣いている顔を先生方やお姉さんたちに見せたくないと隠していましたが、車の中に戻った瞬間に号泣でした。それを見て私まで泣きそうになりつつも、「いいぞー!」と思ってました。小4で、泣き出したくなるほど疲れるまで何かに一生懸命取り組む経験って、本当に貴重だと思って。なんていい経験をさせていただいているんだ!と思っていました。

その後同様のリハーサルが行われる日には、朝から「今日はポジティブに過ごす!」と気持ちを作ってその日に臨んでいた長女を見て、純粋にすごいと思いました!大変なことがあるとわかっている日にも、気持ちをしっかり作ってへこたれないようにしていたので。大人でもなかなかできないよね!

私はバレエをやっている子のママとしては最低限のことしかやっていなくて、各種費用を稼いで(これが私の最大ミッション)、あとは毎回髪の毛をシニョンにして、送迎の段取り(主に夫と市営バス)をしてきただけ。あ、ときどき衣装のホックを留めるところを狭く調整したり、シューズの紐を縫ったりもしたか。でもそんなの他のお母様たちと比べたら、ミニマムすぎて、やってるうちに入らないぐらいなんだけど。他のお母様たちの気遣い力と段取り力と準備力と・・・その他諸々にいちいち感動しながら、お世話になりっぱなしの日々を送りながら、コンクール期間を経験させていただきました。誰に何を感謝したらいいかわからないぐらい感謝しています。

結果、娘は小4〜小6のバレエシューズ部門で優秀賞をいただくことができました。私自身が何かしら競う場に出るときには、毎回トップを取りに行く気合で出る負けず嫌いで36年間生きてきたのですけれども。我が子のこととなると、「絶対勝ってきなさい!!」みたいなのも何か違う気がして。賞のことは触れずに声がけしてきました。バレエのこともよくわからないですし。ただ、私から負けず嫌いを受け継いだらしい長女は、「優秀賞獲りたい!」とずっと言っていました。だから、賞をいただけたことは長女にとっても、すごく嬉しい出来事だったんじゃないかなと思います!

もうすぐ我が家はオランダに移住するのですけれども、オランダでもバレエを続けられたらいいなぁと思っています。オランダって、超本格的なバレエ学校はもちろんあると思うのですが、普通の習い事としてのバレエのお教室ってあるのかな・・・?まだわからないのですが、何とか探して続けさせたいな!長女も続けたいって言っています。

コンクール前、出場者同士で励ましのお手紙を交換したりしていて、その中をチラッと見ると、長女に対して「あなたは努力家」と書いてくれた中高生のお姉さんたちが何人もいて。そのことに私はちょっと感動してしまいました。実は日々の生活の中で、「サボるタイプ」と評されることが多い長女。学校も行ったり行かなかったりですし。努力家とは真逆ですよね。私はそうは思っていないのだけれど、周りからそう評価されて、その評価に不服な思いを抱えつつも諦めて「サボるタイプ」として生きようとしているようにも見えていたので。今回、好きなバレエというフィールドで、大好きな先生方やお姉さんたちにサポートしていただいて、努力できる素質を発揮できる場を与えていただけたことが何より嬉しかったです。

小学4年生の終わりに、初めての大舞台・大勝負を経験できたことは、長女にとってとても良い経験だったと思います。そろそろ、好きなもので一度勝負する機会を得てみてほしいなぁとなんとなく思っていました。長女は小4で、自分でバレエのコンクールを選びましたが、もしかしたら次女はそのような勝負に挑むのはもう少し遅いタイミングかもしれません。好きだって思えるものが、次女も見つかるといいなぁと思っています!

遠征中に撮ったプリクラ。娘は実物とあまり変わりませんが、私につきましてはもはや別人

3日間、長女とずーーーっと一緒だったのが新鮮だったな!普段レッスンの送迎すらしないのに。コンクール出てみて本当によかったな〜(しみじみ)

賞状もよかったね!(義父に送るために慌ててベッドの上で撮影)

コンクール終わってからもバレエブームな長女

子育て日記でした!

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