既婚トランスジェンダーが、配偶者にカムアウトしたきっかけ
こんにちは。
私の場合は、「元夫が自己判断で女性ホルモン剤を服用(フライングホルモン)しているのを後から知る」という形で、元夫がトランスジェンダーであることを知りましたが、
既婚当事者が、配偶者にどうやってトランスジェンダーであるかを伝えるかは、いろいろパターンがあります。
①まず配偶者に打ち明け、その後ジェンダークリニックを訪ねる
②(フォロワー以外の)誰にも言わずに、ジェンダークリニックを訪ね、そ の後配偶者に打ち明ける
③まず配偶者に打ち明け、その後自己判断でフライングホルモン
④(フォロワー以外の)誰にも言わずに、自己判断でフライングホルモンを 始め、その後配偶者に打ち明ける
大きく分けると、この4つになるみたいです。
元夫の場合は④「誰にも言わずに自己判断でフライングホルモン」ですね。
さらに、たまたま私に女性ホルモン剤の外箱を見つけられて発覚してしまった、というかなり最悪な形でした。
本人は「普通こういうことは誰にも言えないよ。今までの人生でも誰にも言わなかったんだし。黙ってやるものでしょ」
と半ば本気で言っていましたが…
この最初のきっかけである「配偶者にどう打ち明けたか」で、既婚のトランスジェンダーが、その後も離婚することなく配偶者と共に歩んでいけるかどうかが、大きく関わってきます。
やはり①と③の、「まず配偶者に打ち明ける」ことをした夫婦が、その後も共に歩むことを選んでいる確立が高いように見えます。
それはそうですよね。
「一事が万事」とも言うように、最初に打ち明けなかった当事者は、その後も配偶者の心情を待つこともなく、なし崩しに女性化(男性化)を進めていく人が多い印象でした。
「当事者が事前に配偶者に打ち明けるかどうかは、それまでのその夫婦の関係性にかかっている。心から信頼し合ってたら打ち明けるはず」
と言われたこともあり、確かにその通りだと思います。それまでの夫婦で培ってきた信頼だろうなと。
その事実を実直に、受け止めるしかありません。
・最強の女友達同士として夫婦生活を続けている方
・生活のため、子どものために夫婦関係を続けていくことを選んだものの気持ちは苦しく、でももう諦めてしまっている配偶者の方
・離婚はしたけど近所に住んで、仲良く行き来している方
など、私が知っているだけでもさまざまな関係性があります。
私たちの場合も、離婚したことでもうお互いに言い争うことも無くなり、気に置けない友達同士の関係になれたので、これで良かったのだと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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