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あぁ、「動物のお医者さん」でよかった!…トキメキの話😍

こんにちは!みんなのミカタ。もう5投稿目になりました💮💮

今までの内容は、

*みんなのミカタ。大解剖♪
*0次診療欲しくない??
*なぜ私が獣医師を目指したか?どんな獣医師になりたいか?

集約するとこういう所に落ち着きますかね。

根本には、

人と人との架け橋になりたいとか、
人も動物ももっと幸せに過ごしたいとか、

そういう思いがあります。

世間一般では
「動物のことが大好きだから獣医師になる」
というイメージが強いと思いますが、

動物が好き!なだけでは獣医師はできません。

むしろ辛い場面にたくさん遭遇しないといけないので、
ただ動物が好きなだけでは辛い職業だと思います。臨床には不向き。たぶん続きません。

人のことが好きでないと獣医師にはなれない。
その上で動物も愛せないと
真心のある獣医師にはなれない。

これをクリアして初めて
世間一般でいう、「動物のお医者さん」
になれる

と思っています。

獣医師の醍醐味

獣医師の醍醐味って、

あぁ、獣医師でよかった
「動物のお医者さん」になれてよかった

…と、自分の気持ちが満たされる瞬間が幾度もある

ということです。

こんなに、「ありがとう」って言ってもらえる職業ってそんなにないんじゃないかな。

その瞬間のために頑張っているようなもの。

*ちゃんと話を聞いてくれるから安心
*優しく対応してくれるからなんでも話せる
*一生懸命やってくれてるからありがたい
*むしろ先生の体大丈夫?と心配してくれる
*うちの子のことならもう先生に任せます

今までにかけて頂いた嬉しい言葉の一例です。

オーナーさんにとってはさり気ない一言、
気遣いの一言かもしれないけど、

それがとっても嬉しくて
言葉がなくても笑顔で満足気に帰ってくれる瞬間が嬉しくて

飼い主さんが思っている以上に色々覚えています!

だから飼い主さんのことも覚えてるのかな?

個人的に、私自身は、個々の飼い主さんと世間話することが多い方だと思います。

診察には関係なくても、距離を縮めるって、
信頼関係構築にはすごく大事だし、
相手がどんな方なのかを把握することで
ちょっとしたことでも相談できる関係を
作りたいですね!

一生懸命さって伝わるんだ

別にどうやったら飼い主さんに感謝されるか?なんて考えて動いてはないんです

どうやったらこの子にとってBESTな対応ができるか?
*自分の技量、知識でどこまでいけるか?
*オーナーさんは何を求めているのか?

自分の中での診察の軸はこんな感じかな。
あとはコレ!と決めたことを手を抜かずキチンと誠実にやり抜くこと。

そして、わかりやすく相手に伝えて情報共有をすること。

申し訳ないけれど、私も人間だから、
疲れているときもあるし、
知識や経験が足りないこともあるし、
動物があまりにも嫌がって十分な処置が出来ないこともあるし、
失敗もある。
(命を扱う以上、失敗はしてはいけない!んですが。初めから完璧な人は天才です…てか、いません…)

それでも!
できる最大限のことを全力でやる。
包み隠さず正直でいる。

あとは、動物への愛を忘れないこと。

だって、私達にとっては1日に何件も診るうちの1人かもしれないけれど、飼い主さんにとっては唯一無二の家族だから。

そうしたら、飼い主さんにも想いが伝わるような気がします。

あとは、利他の心を忘れないこと。

─治療って、獣医師だけでは終わらないですよね。

家で投薬してもらったり、治療経過を追ってもらったり。
動物さんの状態を把握するのは、もちろん動物さん自身の体も教えてくれるけれど、飼い主さんの言葉1つ1つがいちばんの鍵ですから!

言葉が話せない動物に対して

獣医師と飼い主さんの、二人三脚で

面倒を見ていく。

私達が精一杯向き合った姿勢が伝わると、
飼い主さんも、より一生懸命向き合ってくれるような気がします。
仕事などで理想的にはいかなくても、
それでも出来ることをしてきてくれる。

そのキャッチボールが凄く大切だと思います。

感謝し、感謝される仕事

真心と誠意をもって動物に尽くす。飼い主さんに尽くす。獣医師の仕事はこれに尽きると思います。

ただどうしても、獣医師というフィルターを通して物事を見てしまいがちなのは良くないですよね。
これ、獣医師あるあるです。

例えば、病気について、私達は誤解のないように、リスクや病態の重さ、治療のメリットデメリットが正しく伝わるようにと噛み砕いて話をします。

全体像が分かった上での話なので、獣医師はわかりやすく話しているつもりでも、飼い主さんからしたら、終わりの見えない話を聞かされている印象を受けるかもしれません。

すると内容も頭に入ってこないし、情報過多で追いつけなくなったりしてしまいます💦

診察室では話を聞いてわかったつもりになっても、
いざ家に帰った時に覚えている内容なんてひと握り…ということも正直ザラです。

でも、獣医師側からしたら、キチンと説明したし、指示通りに投薬などペットのお世話をしてくれると思って送り出すので、
解釈や認識のすれ違いがあったり、
飼い主さんがうまく出来なかった時に言い出しにくくなったりしてしまいます。

…それでは
患者さんがありのままを話せる人間関係
はできない!

真の信頼関係の根底には、
獣医師側がより飼い主さんに寄り添って、飼い主さんの立場になって考えること、
治療をがんばってくれたり、日頃よく観察して相談をしてくれたことに感謝する
ことが大事だと思います。

あとは、飼い主さんから感謝されるのは本当にありがたいことですが、それを当たり前のように受け取らないこと、ですね。

感謝のギブ&テイク…という所でしょうか。
うーん、ギブ&ギブ&ギブ&テイクかな?笑

トキメキを追い求める

今、私の目標は

「全患者さんから『ありがとう』を言われること」

です!
そして、私からも積極的に言うようにしています。

お互いに寄り添える魔法の言葉が、
ありがとう
です。

ありがとう、を大切にして、
目の前の患者さん、飼い主さんに愛を持って接する

この積み重ねで、

人と人との架け橋、
人と動物の幸せづくりに貢献できる

と信じています!

そして、それを実感した時のトキメキ✨を、
いつまでも大事にしていきたいです!

~Fin~

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