獣医師にある、いろいろな道①

こんにちは！みんなのミカタ。3投稿目。

1投稿目で、私は

小動物臨床獣医師として…ジェネラリストになりたい
そして患者さん1人1人に寄り添える獣医師でありたい

という話をしました。

…獣医師にもいろいろあるんだよー！

今日はここを詳しく書こうと思います、
そして

何故私がこう思うように至ったのか

も書いていきます！やはり何事も背景って大事ですもん(笑)

ちょっと長くなったので２つに分けて投稿します！
今日はver.１です、導入編！
２～３分で読めます✨

そもそも獣医師の就職先とは

獣医さん＝動物のお医者さん、というイメージが強いですよね。

『獣医ドリトル』『動物のお医者さん』のように、小動物獣医師に焦点を当てられた作品が多いですし、1番イメージしやすい。

でも実際は
国家公務員　１％
地方公務員(都道府県＋市区町村)　22.4％
小動物獣医師　39.7％
大動物獣医師　4.7％
民間団体（農協など）13.4％
企業　6.6％

…などとなっています。小動物獣医師って全体の半分もいないんです！

ちなみに、NOSAIや家畜保健衛生所(家保)に所属している獣医師も産業動物を診るので、上記数字だけでは一概に言えませんが、大動物獣医師不足がずっと課題にあげられているのもわかりますよね…。

臨床以外では、農水省、厚労省、検疫所・動物検疫所（空港・海港）、保健所、JA等農業関連団体、薬品メーカー、食品メーカー、JRA、動物園・水族館など多岐にわたります。

未就労（専業主婦/主夫など、獣医師の資格を持ちながらその資格を使っていない人）も4459人もいます！割合でいうと10％超え。

…ここの層もなんとか活かせないかと目論み中。笑

だって在宅でも仕事できちゃう時代、隙間時間を使って是非獣医師としての今までの経験、知識をシェアしてほしくないですか？（話が逸れました笑、戻ります）

…てなわけで、獣医師の就職先は意外と多種多様。
入学当時はやはり小動物獣医師志望の生徒が多いですが、色々な分野の勉強をし、就職先での話を聞いたり実習に行って、

自分は将来どうなりたいのか？

考え抜いて、進路を決めます。その為、入学当初と卒業時には、希望していたジャンルが変わっていることの方が多いです。

★出典はこちら。獣医師法22条で獣医師は届け出が義務付けられています↓

獣医師の届出状況（獣医師数）：農林水産省

私が小動物獣医師を目指したワケ

…実は私が獣医師になりたい！と最初に言ったのは小学６年生らしいですが、当の本人には記憶がございません笑。

ただ当時飼っていた文鳥が体調を崩した時に、ネットで色々調べて、養命酒を1滴混ぜた砂糖水を飲ませて休ませたら元気になった✨という経験は今でも鮮明に覚えています。

（ちなみに鳥に養命酒はダメです。ネット情報に踊らされた当時の私。笑）

中学高校では生物が1番好きな科目で、将来は農学系とかバイオとかかなぁ？と思っていた時に、ふと目に入ったのが獣医師でした。やり方の是非は置いておいて、自分の手で最愛のペットを助けられたあの感動と興奮はずっと忘れられなくて、もっと味わいたい、それで人のためになるなら尚更…と直感で獣医師に志望をガラッとシフトチェンジしました。高３で！笑

なので、私は専らの小動物獣医師希望でした。

小動物獣医師の中にもまた色々あった

小動物獣医師に進んだはいいものの、
その後どうするかもまた悩むところです。

【診療対象】
・犬猫専門
・エキゾチック専門
…鳥やうさぎ、フェレットやハムスターなど
・両方診る

【診察形態】
・1次診療で地域密着型
・2次診療で、1次診療では対処しきれない緊急・重症例を診る
…CTやMRIが必要な症例や、オペで専門の機械が必要な症例、手技が難しい症例、経験を積んだ先生に執刀、治療計画を立ててほしい症例が集まります。

・中間型の1.5次診療
…中途半端に治療をして難しくなって2次に紹介する、ということは避けないといけない！けどそれが難しい…。

【個人的に目指す】
・ジェネラリスト…内科も外科も皮膚も消化器など、とにかく全てのジャンルを診る。1次診療に多い。

・専門医…外科だけでも、軟部外科専門、心臓外科、整形外科などわかれます。他、内科専門医、皮膚科専門医など、人間の〇〇科、のようなイメージです。2次診療に多い。

・開業医…個人経営の場合が多いので、マネジメントや予算とかも考えないといけない！

・勤務医…いわゆる雇われ。最初は皆ここで、これからどうするか？このまま行くか？と何年目かで悩むことになります笑

※獣医師は、人間の医者のような研修医はないので、勤務医で研修中、のような立ち位置から始まります！

特に女性は出産・育児があるので、男女平等/女医急増とはいえ、やはり女性の方が悩む場合が多いです。実際、出産を機にフェードアウトして専業主婦になる層も一定数います（最初のお話に続く。）

…資格職だから子供が大きくなったら現場復帰すればいい！というのも大きいんだと思います。

・他、パート獣医(非常勤)等もあります！
雇われ方の違い。お子さんが小さい女性獣医師に多い！

ここまでのまとめ

獣医師と言っても職種はたくさん！
そして各分野で目指すべき道も多種多様！

将来どうなりたいのか？自分が獣医師としてどこに向かうのか？

これを常に考えていくことが大切だし、

それをしている人としてない人では、端から見ていて行動力も違うなぁと実感します…。

さて！次回は！
じゃあ私はどうなのか？に重きを置いてnote書きます。

みんなのミカタ。の背景、真髄に迫る！
乞うご期待💖

ではまた👋