Adobe MAX 2018基調講演でWOW!と思ったこと
初めて参加したAdobe MAX 2018。1日目の基調講演で個人的にWOW!と思ったことを紹介します。
私の4つのWOW!ポイント
[1] 手に優しくなった!Photoshopのアップデート!
[2] XDの新機能がすごい!
[3] PhotoshopがiPadで使えるようになる!
[4] 新しいドローイングツールがすごい!
[1] Photoshopのアップデート
1. コマンド+Z で前の操作に戻れる!
2. 文字をダブルクリックしないで編集できる!
3. Shiftキーを押さないで画像などを拡大/縮小しても縦横比が崩れない!
4. フレームツールで簡単に画像を配置できる!
Photoshopのアップデートは地味だけど、塵も積もれば山となるので嬉しいです!
[2] Abobe XD の新機能
1. プラグインで機能を拡張できる!
例えば、
World Readyは、アートボード上の文章を翻訳しつつ複製してくれる多言語サイトに便利なプラグイン。
Angleは、XDで作成したデザイン/アートボードを指定した図形/画像に沿うように配置できるプラグイン。Photoshopに移動することなくXD上でモックアップを完成させられる。
などのプラグインが基調講演で紹介されました。
プラグインを追加するのが簡単なのも嬉しい。そしてすでにたくさんプラグインが公開されているので、どんなプラグインがあるのか探すのも楽しい!
2. 自動アニメーションがすごい!
簡単な例ですが、左のアートボードから右のアートボードに遷移させる時の設定で、「Auto-Animate」を選択。プレビューで動きを確認すると「continue」の角丸四角形のボタンをタップすると、角丸四角形が自動で「start」の円にアニメーションしてくれます。
もっと複雑な動きもXDが自動でやってくれます!
動画の方がわかりやすいと思うので、Adobe XD October 2018 Update: Auto-Animateの動画をご覧ください。
3. 音声入力に対応!
Amazon AlexaとXDを組み合わせて音声入力の動きを再現できるように!
音声入力はSiriでたまに使う程度でまだ身近に感じていなかったのですが、XDでその動きを再現できるということで、一気に近くなった気がします。これもすぐに試してみたいなと思った機能です。
XDの新しい機能がまとめて記載してあるページはこちら。
XDを使い始めたのはつい最近なので、今までどんな機能があったかも把握しきれてないですが、新機能はWOW!と思うものばかりだったので、色々試してみようと思います。
[3] Photoshop on the iPad
来年からiPadでもPhotoshopを使えるようになるそうです!
iPad版Photoshopではなく、PCで使ってるPhotoshopをiPadで使えるようになるとのこと。
今まで以上に場所に制限されることなく、どこでも、思いついたときに、思いついたことを実行できるというのは嬉しいことです。
[4] 新しいiPad向けドローイングツール Project Gemini
iPadで絵の具が混ざる様子を再現できたり、水彩画もまるで本物の絵の具と紙でかいているかのように再現できるドローイングツール。
水彩の重なり具合も本物のようで、絵の具の混ざり具合もデジタルなはずなのにまるで本物のようでした。
本物の絵の具を使う時、費用のことを考えてちびちび使ってしまうことが多かったのですが、これなら気にせず使えます。無駄に混ぜちゃいそうです。
他にもたくさん新しい機能が紹介されていました。私が特にすごい!早く試したい!と思ったのは以上の機能です。
”Algorithms will never replace the human imagination”
と新しい機能が紹介される前にScott Belsky氏がおっしゃってたのが印象的でした。
新しい機能はAdobe Seneiの力を借りているものが多く、なんでもAIでできるようになって人の力はいらなくなるのでは?とも思いました。
でもそうではなく、AIの力を借りて人の作業を可能な限り最小限にして、もっと人でしかできないことに時間を割いて欲しいということのようです。
便利な機能はどんどん取り入れ、自分の作業を楽にして、その結果できた時間で「考えること」をじっくりしていけたらと思います。
新しい機能が発表されたばかりですが、こうなったらいいなということがいくつか思い浮かびました。
・PremiereとかもiPadで使えるようなってほしい
・XDで作成した自動アニメーションや音声入力の効果を設定したものを書き出してサーバにアップすると実際にその通りに動くようになって欲しい(コーディングなどすることなく)
実現可能なものかどうかはわかりませんが、いつかはそうなって欲しいなと願いつつ、来年はどんなWOW!と思うことが出てくるのか今から楽しみです。
他の機能や、全体の動画などは以下に紹介するページにまとまってるので、私の説明で足りないところをご確認ください。
Adobe MAXの基調講演他全参加が参加した講演の動画一覧
MAX基調講演速報レポート - Adobe Creative Station(日本語)
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