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脚本メモ3:黄金の眼

妄想癖があるのでそれを脚本にしているだけです。


概要:
1.618秒先の未来が見える男はスポーツでもゲームでも会話でも先読みができる生活を送るも最終的に選んだ人生は、、、

テーマ:
人とは違う特別な能力を持つ人間はその能力に責任のようなものが発生する。
力はどう使うかで善にも悪にもなる。
力を伴う者は責任があるが、力をあてにする人間は無責任である。
今を生きる。

キャラクター:
広岩 修巳(ひろいわ おさみ = 1.618033) 
自分が人とは違って少し先の未来を見えると感じたのは小学4年生のドッヂボールだ。なぜ周りの人間がボールに当たるのかが理解できなかった。
12時ちょうどをお知らせするニュース番組のように少し先の未来が当然のようにわかるし、あの人がこう言うだろうとか、ゲームをしてても相手の動きが感覚的に分かっていた。
大人になって動物園で働くようになり写真係をすることにした。理由は動物の決定的な表情や動きを撮るのが人より上手いからだ。SNSではバズり今ではちょっとしたネットで有名な動物園にまでなった。

ストーリー:

・能力に気づく
・能力を使う日常
・能力で小さな成功
・試練
・新たな道具を手に入れる
・更なるチャレンジ
・大きな挫折
・乗り越える


人とはどこか違う感覚を持っているため学生時代は卓球で優勝をするが、卓球の練習を一生懸命やるわけでもないため周りから妬まれたり友人もできなかった主人公。
大人になり自分の能力を使ってどうお金を稼ぐかを考えた。
銃弾すら避けられるから殺し屋にでもなるか?
デイトレーダーでもやれば大金は稼げるかもしれない。
試しにFXを始めてみたところ簡単に300万円ほど儲かったのだが、そこには孤独と無意味な数字の積み重ねしかなかった。
そのお金でカメラを購入し、動物園で動物の写真を撮ることにした。
動物の先の動きが分かるため、素早い小動物の決定的な写真や動物の面白おかしい表情を高確率で撮れるためSNSにアップしたところバズった。
そこから動物園で働くようになり多くの人の笑顔や動物の写真を撮る生活を送るようになる。
そこで動物を愛する素敵な女性とも出会う。
女性にアプローチをするために高価な物をプレゼントするために再びデイトレードで大金を手に入れアプローチするが、お金の出どころを怪しまれてしまい欲しくないと言われてしまう。(それも1.618秒前に分かっていたが)
女性に自分の能力を明かしたところ「それは不幸なことだ」と言われ、能力があるからと言ってそこに依存するのは囚われているのと同じだと悟る。(パチンコ依存症の人間と同じように。)
人は未来が見えないからこそスポーツでも努力をするし、ゲームも次の瞬間が分からないからこそ楽しめる。未来が見えない対等な人間だからこそだ。
男はFX(能力を見る力)で手に入れたカメラや物を全て捨て、”今その瞬間”を生きることを心に決めた。
大切なのは今なのだ。
動物を見て喜ぶ人々の今の笑顔。
プレゼントを渡して喜ぶかどうかが先にわかる人生なんて面白くない。
先を読もうとしていつも睨んでいた彼の顔からはいつの間にか笑顔が増えていたのであった。


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