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貧乏人クリエイターが活用すべきズル賢い無料サービス

よほど才能がない限りクリエイターやアーティストとして生きる上で支援やパトロンがつくことがないので、ドラクエのはじまりの町の如く貧乏時代から活動を始める必要がある。

しかしながら音楽大学などで成功する人の条件の一つに資金力があるように、お金や使えるリソースは多い方が同じ努力をしても結果が変わってくる。そこでこの記事では貧乏な時代でも使えるであろう金銭的もしくは時間的に得するサービスを紹介していく。

ちなみに私は1年半もの間、2万6千円のアパートで太陽電池だけで貧乏生活しながら毎日動画を作っていた時代があったがかなり幸せで楽しかったりした経験があったのでそのことも触れていく。かなりズル賢いしセコいかもしれないが背に腹はかえられぬ。

↓音声で聴きたい方はどうぞ

本を読むなら図書館か立ち読みで

「自分に投資をしましょう!」「お金は使えば使うほど増えるんです!」という人がいるが、そういう人の多くは自分が商品を売っている側の人間で消費が増えれば自分が得をする側の人間だ。

例えば、本の「情報を知りたい」というだけならばお金を払おうがタダで読もうが関係ない。これを「時間を買う」という意識ならタダ読みよりも買ったほうが安く済む場合もあるが。

で、私はアパートを探すときに「図書館や本屋から近いか」というので探していたのだが、その理由が作業できるスペースと情報にアクセスできるからだな。私の通っていた大分市立図書館はWi-Fiも使え本も読めたのでそこで作業をしていた。

もし新しく出た本が読みたかったら本屋で立ち読みをして情報を仕入れていた。ウォーキングは健康にも良いので本屋に行くというのは一石二鳥だな。

無料サービス期間の利用

私は多くの恩恵を無料期間という内に済ませている。例えば、映像制作ソフトには大抵7日 〜1ヶ月の無料期間があり、映像制作ソフトを10個使い回せば有料級のソフトを約10ヶ月も無料で使い回すことができる。

そのあとに自分が使いやすいと思ったソフトを実際に購入しても良いし、パソコンを変えてまた無料期間を10ヶ月続けても良いかと思う。

他に私が無料で使っていたものをあげると、

Amazon系サービス

Audibleは本を音読してくれるサービスだが、30日の無料お試し期間がある。しかもこの期間にオーディオブックを聞いて返品をするともう一冊読めるので、30日の間に2冊ほど返品をして聴いていた。

Kindle Unlimitedはこれまた本が読み放題のサービスで30日のお試し期間があるのでこれも使ってみると良いだろう。

映像サービス

Prime Video NetflixYouTube Premium といった映像を見るサービスに関しても30日ほど無料視聴期間があるので、いろんな会社のサービスを使いまわすと数ヶ月は無料で視聴することができるぞ。

こういったサブスクリプションサービスは解約をし忘れると課金されるので、しっかりメモをして課金される前日くらいにはしっかりと解約するのを忘れないようにしよう。

フッテージサイト

映像を制作する上でBGM用の音楽や動画クリップを使いたいと思う。

そんなときにおすすめなのが、Epidemic Soundといった音楽ダウンロードサイトだな。このサイトのように、無料期間が30日あるうちに動画を制作して音楽を使えばかなり良い映像ができるのではないだろうか。

ということでお金がないときの戦略として、まず写真や動画素材ならPixabayやPexelsで写真と動画を無料でダウンロードし、音楽はYouTube Audio Library や魔王魂で無料ダウンロードして先ほどの映像ソフトの無料期間を使って半年ほど制作してスキルを高めよう。

そしたら有料のEpidemic Soundなどの無料期間中に質の高い音楽を使用して勝負できるコンテンツを作ると良いかもしれない。ということでここからはそこそこコンテンツを作れるようになってからの内容だな。

大企業を利用する

パトロンや支援者がいない以上、我々は自主的に大企業の持っているリソースを利用しにいった方がいい。

ということで映像であれば、YouTubeが毎年開催しているクリエイターズキャンプといったものに応募したり、Adobe Creative Residencyといったクリエイターを支援する企画には応募しておくといいだろう。

なぜなら、クリエイターとして支援してもらえる可能性があるのはもちろんのこと、自分のレベルよりも上の内容に挑戦することによってスキルも上がり、結果的に仕事でも得をするからだ。

最初は無料でできることを試しつつも最終的にはクリエイターであれば、やはりスキルの向上をすることが得に繋がるのでここは目指した方がいい。では、スキルの向上のためにどうするのか。

オンライン授業を利用する

私もUdemyというところで講師をしているが、ぶっちゃけ私はオンラインコースに対してお金を払ったことは1200円の一度だけしかない。もちろんそこで学んだ内容によって後で千倍以上の金額になって返ってきたのだが。

Udemyを含めこれも大抵は30日の無料期間があるので使うのがいいかもしれないが、例えばEdXやGoogle デジタルワークショップといった無料オンラインコースを修了すると修了証書がもらえそれが企業や大学へ提出できる書類になったりする。

語学に関してはDuolingoはゲーム感覚で学べるサービスで、このDuolingoの結果を認定する大学がアメリカではかなり増えている。他にもカーンアカデミーなど教育や情報取得に関しては正直お金を払わずとも基礎的なものは身に付けることができる。

また、塾の体験入学などを複数の塾で行うことでマンツーマンの授業をかなりの期間無料で受けることができるかもしれない。「お金がないけど語学を学んでスキルアップ」と考えているのであれば基本的な授業はオンラインで受講した後に地域の語学学校全部の無料体験をしてみてはどうだろうか。

ちなみに私は高校時代にALTの先生と昼食を食べたり、柔道好きのアメリカ人と練習することでこの費用は浮かせていた。

追記(1月19日):もっとスキルアップをしたいと思って無料お試しするオンラインコースを探ってたらSkillshare というサイトが2ヶ月も無料期間があったので受講することにした。

欲しいサービスを提供する会社で働く

私は貧乏時代にスター○ックスで働いていたしフライドチキンが好きなのでケンタッキーフライド○キンで働いてたこともあったし、映像について学びたかったのでテレビ局でカメラアシスタントのバイトをしてたこともあった。

飲食系であればそれらをまかないとしてタダで飲食することができるし、学びたいことであればお金を手に入れながら学習ができる。嫌いな仕事をして時間を失いお金を払って何かを学ぶのであれば、少し賃金が低くても働きながら何かを学んだ方が得じゃないだろうか。

加えて、これは漫画家さんに言われる話ではあるのだが、「漫画だけを描いてきた人よりも違う分野から漫画の道に進んだ人は面白い」という話がある。ゴリゴリのファンタジーなら話は別だが、我々の共感できる習慣を知るためにもバイトなどで働くのもアリかもしれない。

ただし、クリエイターであればバイトをし続けてそのままずっと年をとる、、というのは危険なので、私はバイトをするときは「どんなに長くても2年」と決めていた。

タダのものを売る

「そもそも貧乏時代は食うに困ってるんだよ!」という人もいるだろう。

本当に食べ物に困ったら地域の”フードバンク”を探してみると食べ物を貰えたりするし、私はお寺や教会に通い食べ物をもらったりしていた時期もあった。

とはいえそれを続けるわけにもいかないので、手っ取り早くまずはタダのものを売ることから始めよう。メルカリを使えば即金が手に入るので家にある漫画やら自分が持っているものを売ればいい。

さらにマツボックリやどんぐり、ペットボトルのフタやアイスの棒などの一見捨ててしまいそうなものも売れたりするのでタダで売れるものを探してみるといい。

ちなみに私はクリエイターとして、80円で購入したブレスレットに対してブログで「村を襲う謎の正体。父からの誕生日プレゼントで授かったブレスレットをつけることで謎の正体が見えるようになり...」というストーリーを作りその流れで商品リンクをくっつけて1000円くらいでブレスレットを売っていたことがあった。

要するにタダのものや安いものをそのまま売るのではなく、世界観や物語を売ることによって付加価値がついたりするぞ。

同じくココナラやランサーズなどでは「結婚式動画を作ってください」みたいな募集があるからそれを受注してもいいだろう。ちなみに私はAnimotoという写真をぶち込むだけでスライドショーを自動で作成してくれるサービスやテンプレを使って秒でスライドショーを安く大量に作って販売数をめちゃめちゃ伸ばしたことがあった。後にAnimotoは顧客情報が流出したので使用するかどうかはあなたにお任せするが。

イベントを利用する

シンガポールにいる時は無料イベントに参加をしまくりそこで出される食事をいただいていた。シンガポールはお金持ちが多いからイベントの食べ物もタダで食べることができたのだ。

私はEventbriteというイベントを探すサービスを使っていたが、日本でも楽天など大企業のイベントがここでみることができる。

他にも私はお寺や教会でも無料でご飯が食べられると知っているのでそこでもご馳走になっていたし、地域のお年寄りが集まる集会で手伝いをするとご飯がもらえることもしばしばあった。

懸賞企画

登録とかが面倒なのと時間効率が悪いのであまりやらないのだが、Dimeとかの雑誌とかでアンケートに答えるとギフトカードとかがもらえるので先述した図書館で雑誌を読みそこで応募をしてたまに懸賞が当たったりする。

ただ、なすびの懸賞生活を見てもわかるように懸賞は当たる確率などもかなり厳しいのでそこまでオススメはしないな。ちなみに最近ではTwitterとかでリツイートすると○○みたいな企画があるので企業とかのツイートをリツイートするのもいいかもしれないぞ。

ただ、あまりやりすぎるのと「こいつお金ないのかな」と周りからドン引きされてたり、現金配ります!と言ってる奴の9割は詐欺グループに提供する「言うことを聞きやすいカモリストの情報」を集める目的だったりするのでやめた方がいいかもしれないな。

国外逃亡

日本人は世界最強パスポートを持っているのでそれを使って費用の安い国へ移住するのもアリかもしれない。例えばタイやマレーシアの首都以外であれば月3万円で生活できるだろうし、自分の求める要素を持つ国を選んで行くことができる。

例えば私がラオスに入国する際に、一緒にいたドイツ人は入国するのにお金を払っていたが私はタダで入国ができた。他にもワーキングホリデーなどを使えば比較的少ないコストで違う国へ行けるためここは日本人に生まれてよかったなと思う点である。

もちろん国外でなくても都会に住んでいるのであればパソコンでできる仕事なら田舎でもできるので大分県国東市みたいな空港もあり空き家もありクリエイターが集まる箇所などを探してみてもいいかと思う。

賞品を手に入れる

漫画などで受賞すれば賞金が入るし、映像制作の企画に応募すれば賞金やその会社のサービスを受けることができる。私の場合はAdobeとRed Giant社というソフト会社のコンテストで受賞したので、AdobeとRed Giant社のソフト数十万円分を無料で使っている。

ある程度生活コストを下げて無料で学びスキルを高めたら、こうしたコンテストに応募したりすることで無料で欲しいものを手に入れるのもいいかと思う。ここは実力勝負なところがある。

実力勝負で言えば、YouTubeなども面白いコンテンツを作り続けることができるのであれば広告費が入ってくるようになるし、登録者1万人いったところでYouTube Space Tokyo という質の高い撮影スタジオを利用することができるようになる。

漫画家であればジャンプルーキーなどその分野によってコンテンツを活用できる場があるのでそれぞれ探してみるといいのではないだろうか。

コラボレーション

ある程度のコンテンツが出来上がったら、他のクリエイターさんとコラボする形で一緒に働くと面白い。これまでは自分が無料で得する情報を書いてきたが、ここでは相手に得をさせることを考えるべきだ。

例えばあなたが映像を作るのであれば、モデルを雇おうと思うととてもお金がかかるだろう。しかしコラボをして「映像を無料で撮るので撮った映像は自由に使ってください」みたいにするとモデルを無料で撮影できたりする。

現代においてお金に変換する行為自体がコストがかかったりするので、自分も無料で提供した結果相手からも無料で提供してもらえればそれは未来の働き方ができているということかもしれない。

コラボレーションという言い方をしているが、要は人との付き合いがあるかないかでコストが変わってくる。アシスタントを雇えば給料を払わなければいけないが、ノリのいい友達がいればちょっとカメラで撮影するくらいやってくれるだろう。

他に私はNetFlixなどは人のアカウントで見てたりするし、逆にPrime Videoのアカウントを家族でシェアしてたりする。友達がピアノを持ってたらお金を払わずとも会うたびにピアノの経験ができる。これからはサービスを利用するためにはお金を支払うか、コミュニティを形成するかのどちらかを選択する必要が出てくるのかもしれない。

結局は人から助けて貰える人柄とかが大切で、そのために人への接し方を常日頃から意識しておいたほうがいいかと思う。人は心なのだ。

まとめ

かつては起業するためには1000万円は必要!という考えがあったが、現代は無から価値を生み出すことができる。私の知り合いの中学生も何人かすでにバイトで働く金額以上を家で映像制作で稼いでおり若い世代ほどそれは常識になっていくだろう。

要はコストをあまりかけずとも学び、スキルを磨くことでいつでも活動をスタートすることができるということだ。

私はかつて輸入をしていたことがあり利益率を20%にするために色々と計算していたのだが、そもそも無料から価値を作ることができたら利益率は100%を優に超える事になる。

ということで私はお金が潤沢だったわけではないが活動する上でコストを抑えることを色々と知っていたので、比較的ずっと楽しく生きていたりする。

なので現状お金がかけられないというのであれば、小さく始めてみてはいかがだろう。 Think Big but Start Small Now だ。



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