スペインに来て気づいたことを書いてくよ

その国に来た時に私がやるのが「人間観察」で、何かの待ち時間とかに人を観察してその人がなんでそんな行動をとるのかを考えたりして、思考回路を読めたりすると楽しかったりする。

で、スペインでワーホリをすることになったので人やら文化を観察して気づいたことや、他の国とはちょっと違うよね、、ってことを書いてみようと思う。

スペインワーホリでオイラがやったことはコチラ


→スペインの町並みの動画を流しながら読むと理解度が上がるかも

目があったら「オラ!」と笑顔を返してくれる

スペインでは人との距離が近い。私のいるバルセロナでは「ベソ」といって、男女での挨拶として耳元でキスを二回ほど行う。日本では初対面の異性に顔を近づけるなんてまずないから、少し戸惑ったよね。

で、そんな距離の近いスペイン人だからか、お店に入れば店員さんから「オラ!」と言われるので私も「オラ!」と返す。いらっしゃいませ的な感じだろう。

で、女性の店員の人に「オラ!」と返事をすると、ニコッ!と地中海の太陽のような明るい笑顔を返してくれるので、ここらへんの接客態度はタイとか日本にも近いものを感じたかな。

音楽と友達があれば幸せじゃね?

スペイン人は音楽が大好きな気がする。トイレでは歌声が聞こえ、親しい人といるときに音楽が流れるとテンションが上がって踊りだす者もいる。本当に、、楽天的というか外交的な感じだ。

「ここはボリウッド映画の中ですか?」

と言いたくなるほど、普段はおとなしい人まで突然踊り出したので、私も負けじとDame Tu Cositaのダンスを披露したことは、もう挨拶みたいなもんだな。気持ちいいくらい、めっちゃウケたぞ。

これはラテン音楽の再生回数を見てもらえばわかるのだが、10億回再生の音楽が溢れている。理由として、スペイン人の日常を観察していると、仕事中から料理中から食事中にまで音楽を流していることが一つの要因だろうな。

媒体はSpotify からYouTubeからAmazon Music まで、イヤホンで聴く者もいれば、家ではスマートスピーカーなどで流すパターンもあるぞ。

両津勘吉かよ!

こち亀好きな私は、こち亀の中でゲパルトが「両津家はラテン系」とか言っていた記憶があるが、スペイン人は困っていたりすると結構手を貸してくれたり助けてくれる。人情溢れる東京の下町のような感じだな。(最近は台風時にホームレスの受け入れを拒否をした台東区などに人情は感じないが。)

確かに顔を見てみると、ラテン系は背が低い人も多く眉毛も太くてガッチリしていて毛の色も黒かったりするので両津勘吉がたまにいるぞ。

スペインに来る前は「シエスタっていうくらいだからダラダラ寝てばっかりなんだろ?」的な感じで思っていたが、意外にそうでもない気がするな。ただ、普通は1日で終わる仕事を1週間くらいかかったりと、ちょっとゆるすぎないか?という人もいるからなんとも言えない。

コンビニがねぇ!高い建物がバルセロナにゃねぇ!

バルセロナにしか滞在したことないから他は知らないが、コンビニとか高い建物がほぼ存在しない。

まずコンビニの代わりに、小さな商店やちょっとしたスーパーマーケットが所々あって、昔の日本のように、肉屋や八百屋といったようにそれぞれ独立した店が点在している。スペインはシエスタ(昼休み)の文化があるので、行ったら誰もいないこともたまにあるぞ。もちろん24時間営業は一部の地域以外はない。さっさと帰って家族と楽しく過ごす。

と、こんな文化を見ていると24時間営業でバイトよりも過酷で給料の低い日本のコンビニ店長はかなり可哀想な気がする。そもそも、事前に買うなりすれば24時間営業にする必要もない気がするんだけどね。

次に高い建物だが、政府の許可なく建てることもできないし、勝手に家を改装するのもダメだ。スペインはフランスに次ぐ世界観光大国なのだが、近代ヨーロッパらしい赤レンガの街並みが多くの人を惹きつけているからだ。

私は大分県出身なのだが、昭和の建物を残した「昭和の街」に観光客がやってきたり、1000年前の街並みを残した京都に観光しに来る人を見ると、昔のものを保存する大切さがわかるな。

ただし、バルセロナも京都と似ており外国人が多いため、地元の人は多少の嫌悪感を持っていることもある。スプレーで壁に「外国人は出て行け」的なことが描かれてたりするからね。。。

やはり景色は綺麗だよね

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これはどこの国もそうだけど、昼の顔と夜の顔は違う。観光客が群がるサグラダファミリアも夜は人が少なく、近くの公園では湖に反射するサグラダファミリアを楽しめるぞ。

もちろん時期によっても顔が違い、クリスマスなどは緑に彩られるそうな。

メシが安くて美味いじゃあないか!

バター!私が最初に食べて感じた日本にはない美味いメシの一つだ。

もちろんレストランで食べたパエリアなんかは絶品だったのだが、値段的に普段から食べられるものではない。それに比べてバターはどうだろう?250g200円くらいで買える。無塩バターはまるで濃厚なクリームチーズの香りを残し雪ように甘く口の中でとろけていく。

バターだけではなく、スペインは外食をしなければメシが安いのだ。安くて美味いあまり、タイにいた時は1日の食費が300円だったのだがスペインに来てから500円に上がってしまった。

お金とメシの魔力は怖いから気をつけるんだ。

現金を使わなくなった

これを読んでいるのが2019年や2020年ならまだ理解できると思うだろうが、日本は現金が多くて本当にジャラジャラと面倒だ。しかし、スペインに来てから現金ではなくカードで支払うことがほとんどでスムーズに買い物ができる。

そもそも、スペインはスリや置き引きという犯罪が多いので、多額の現金を持つのはリスクが高いと考える人が多いので、カードも自然に浸透したのかもしれないな。

ちなみに日本では当たり前の「引き算」と言う計算をできない人が海外では結構いるので、例えば 3.4ユーロの買い物をして5.4ユーロを出すと、4セントは受け取らずに、5 - 3.4 ユーロで 1.6 ユーロをお釣りでくれる、、みたいなことがたまにある。

自分は能力がない、、なんて嘆いている君。場所を変えれば意外と君の能力値は高いかもしれないぞ。

水が硬水でヌルッとしてる

日本の水道水がサラッとした軟水なのに対し、スペインの水はヌルッとした硬水だ。初日は私は下痢になってしまったが、慣れてしまえばなんともない。

スペインの水にはカルシウムとマグネシウムがかなり含まれているため、水を飲んだ後のコップは白い跡が残る。ガッチリとした体型の人が多かったり、骨密度が高くなって長生きする人が多い理由は水にあるのかもしれない。

スペインは美女が多い(?)

ネットでもちらほら言われてるかもしれないが、スペイン(バルセロナ)には美人が多い。イスラムから侵攻されたり航海でいろんな人種が交わった歴史があるため世界中の血が混じってるからかもしれない。(多くの人種が交わると顔が均等、つまり美形になるという研究がある。)

で、よくある「日本人はモテるか?」みたいな質問だがあまり変わらないのではないか?要はあなたが10%の人から好かれるとしたら100人のうち10人に好かれ、そのうちの美人率が日本よりはスペインの方が多い気がするよね、、という感じだな。日本人にとっての美人てのは鼻が高いとか目が大きいとか二重とかな気がするけどほぼ全員その条件は満たしてるからね。なので言葉が通じさえすれば日本よりスペインの方が美人に好かれる確率は高いと思うよ、、と。

 もしくは、日本が好きだったり日本語を勉強しているスペイン人を探すとか。ちなみにバルセロナは日本食レストランも多くアニメショップ、さらに年に一度のアニメ祭りみたいなのもあるし日本が好きだという人もそこそこ多いと思うぞ。

サッカー熱がすごい

日本でいう阪神と巨人だろうな。FCバルセロナとレアル・マドリードは彼らの前では禁句だ。何かとファン同士で揉めるのと、私はサッカーには興味がないのでここは常套句みたいな感じで書いてみただけだ。

サッカーの試合を見に誘われたこともあるが、よく知らないチーム同士が戦っているのを見ることに3000円も支払い時間を消費することを想像してしまい、断ってしまったことがある。

ただ、バーとかレストランとかに行っても、サッカーの録画を永遠と流してたりするし、スタジアムでは平日の昼間から誰かがサッカーをしててそれを誰かしらが見ていると言う光景がある。

タイでのムエタイ、日本での野球や相撲みたいなものだろうな。

私は日本でも野球好きの人に嫌な顔をされたことがあるくらいスポーツ観戦には興味がないし、お酒も飲まないのだがそんな人間でもまぁ、なんとかスペイン人と接することはできているぞ。

ちなみにスペインでは「サッカー」とは呼ばずに「フットボール」と言うから気をつけるんだ。

テラスでの食事

レストランとかに行くと、テラスなど外で食事をする人が多い。外での食事は彼らにとって重要なものなのだろう。ここら辺は東南アジアなどの文化に似ている気がするが、東南アジアとは気温が違うので理由は別だろう。

世界史が頭に入ってくるようになった

大分県に住んでたら「黒田官兵衛」「大友宗麟」「福沢諭吉」など大分県に関わりのある人物や歴史が街に見られるのでその内容も肌で感じたりできるのではないだろうか。

同じくスペインにいると風土や人々の様子、地形などが体感できることに加え、かつて世界の覇権国家だったため世界史の内容が頭に入りやすくなる。世界史は西洋を中心に描かれているからだ。

例えば私が住んでいるバルセロナは漫画「アドアストラ」の主人公でもあるハンニバル・バルカのバルカ家に名前が由来している。ハンニバルは男なら誰もが「馬じゃなくて象に乗って攻めたの!?すげぇ!」とか色々と中二病が刺激される頭がキレる人物の一人だな。

他にスペインに住んでみればわかるが食べ物が安い。これは農業国家で海に囲まれているためあらゆるところで食料を獲得できる恵まれた地であることがわかる。そのため古代ローマ帝国の時代から繁栄していたし多様な文化や才能を発揮する人物も現れた。

そしてスペインに興味があれば南米でもスペイン語を話すことは知ってると思うが、かつてスペインはアメリカ大陸から大量の金と銀を運び出した経緯もある。当時ヨーロッパが所有していた銀の3倍もの量をだ。その結果、現地人の90%をぶっ殺した代わりに南米を今も続くスペインの植民地としてうまく取り入れたというわけだな。

お金の話だが、こうやってボロ儲けしたスペインはその後、世界最強の「無敵艦隊」とかを作ってかつて侵略されてたオスマントルコとかを撃退したりするのだが、調子に乗りすぎたせいで戦争と艦隊維持に費用がかさみ、打開策として「アルカバラ」という消費税で取引ごとに税金を徴収した結果、物価が上がり財政悪化により艦隊は25%以下になり国力を失ってしまうという。

まぁ、スペインの繁栄から衰退までざっと書いたが色々と長くなったのでちょっと頭をバカに戻す必要があるな。

道にデケぇゴミ箱がある

道を歩いていると、車くらいの大きさのゴミ箱があって、そこにまとめて家庭ごみとかを捨てる。道にはそこら中にゴミ箱があるので、誰も道端にゴミを捨てたりしないため道はかなり綺麗だな。

ただ、スペイン人は犬がめちゃめちゃ好きなので、そこら中に犬のうんこが落ちている。一部の地域では、ゴミ箱とセットで犬のうんこを入れるビニール袋も置いてあるけどね。

タトゥーが多いなぁ、おい!

これはヨーロピアンをテレビで見ている人は気づいているだろうが、もちろんスペインのコメディアンなども含め有名人にもタトゥーを入れている人は多い。日本ではタトゥーまみれのお笑い芸人なんて見ないし、タトゥーを入れた人がテレビに出ることはなかなかないだろう。

もちろん、一般の人もタトゥーを彫りまくっており、私の近所にもスーパーとかがある同じ路地にタトゥーショップが堂々と店を構えている。

ガウディのサグラダファミリアように生涯をかけて自分の体にアートを彫り続けるんだろう。

家族とめっちゃ親密だよね

私の場合、スペインに来て1ヶ月経った時点で、フェイスブックで2回くらいメッセージを送ったくらいで、親とはほぼ連絡をとっていない。日本人ならおそらく、親と離れていてもそんなに頻繁に連絡をすることもないのではないだろうか。

だが、スペイン人は男も女も含めかなりの頻度で家族に電話をする。チリ人の友人と出かけた時も写真をとった後に「ママに送ろう!」と言っていたし、送った後に家族からボイスメッセージが送られていた。そして夜には頻繁に電話をしている。

彼らを見ていると、家族や友人を含め仲が良いので、僕ら日本人の奥ゆかしさが美徳とされる価値観もネットが普及したことで、むしろ寂しさが強調されているのかも知れないと考えさせられた。

アナログなところがある

スペインは個人的な印象なのだが、「その時間を人と楽しむ」ということを重視している気がする。なので、例えば部屋に飾るロウソクにこだわったりする。私からすると、「え、なんで電気があるのにロウソクをつけるの?」というカルチャーショックがあるが、確かにロウソクの火を見ていると落ち着くし空間に「自然」が加わる。

アナログというとその反対はデジタルみたいに聞こえるが、おそらく「自然」を日常に取り込んでいるのかもしれない。ガウディの言葉にも「全ては自然という偉大な書物から始まる」というものがあるくらいだからな。

なので、飽くまでもスマホなどのテクノロジーは人と会うためのツールであり、スマホでメッセージを書いたりすることがメインではないということだな。人と会うことが大好きな人が多い気がするぞ。

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ちなみにバルセロナは電車に乗るのは切符を買わねばならない。スマホでピッてしたりチャージできるSUICA的なものが欲しいところだが仕方がない。ちなみに長期で滞在するならT-10という切符は10回電車やバスにこれ一枚で乗れて10.2ユーロほどなので一回乗るのに200円くらいでお得だぞ。 

バルセロナは夜も危険はなく治安は良き

ちなみに私は10月にバルセロナ空港に到着したのは深夜1時だが、そこから初めてのスペインにも関わらずカメラを片手に40分ほど歩いて宿まで向かったが何も問題はなかったぞ。

色んな人に聞くが夜に出歩いたからと言ってそこまで危険はないようだな。

まぁ、スペイン人自体夜の11時くらいに夜ごはんを食べるから日本とはちょっと夜の感覚が違うのかもしれない。バーのある箇所は夜でも賑わっているからな。  

バーにスロットが置いてある

日本ではパチンコが至る所に置いてあり、期待値が8割で高回転なので中毒になった日本人がパチンコ企業や朝鮮総連を通して韓国や北朝鮮へとお金をせっせと投じているのだが、スペインではパチンコはなく代わりにバーにひっそりとスロットが1台か2台置いてある。

たまにおっさんがガチャガチャ回しているのを見るのだが、あれはなんのためにあるのだろうか、、おそらく日本の自販機みたいな感じで小型カジノみたいなものだろうか、、調査は継続する。。

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はい、まだスペインに来て2ヶ月ほどしか経ってないのでそんなに知らないんですが、ざっと気づいたことはこんな感じで。とりあえず、最長でも1年住んでみて気づいたことをここで更新していこうかと思いますよ、、と。

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