海外で働くためにやること
最近、オーストラリアでホームステイする人や海外旅行者と話すことがあり、「笹食ってる場合じゃねえ!」と思った筆者は、もしワーホリなどで海外で働くことも考えている人はどんなことをするのが良いのかを書いてみます。
ここでは大学も行ったことない筆者でもできるような方法を書いてるので、真面目に大学に行ってる人なんかはエラスムス計画とかシンガポールの就労ビザなんかを勝手に取ってくれ!
今回はなるべくお安く、再現性の高い方法を考えてみます。
英語力を上げる
まずは基本的に英語力は上げられるだけ上げておくと良いでしょう。
「仕事をする=お金をいただく」 のであればドラクエと同様にレベルが高い方がより多くのゴールドを落とす魔物を倒せるようになります。
英語力が低い場合は言語が関係ない肉体労働とかに限定されるため、仕事の幅にも限りがあります。(逆に言えば肉体労働やマックジョブで良ければ語学はそんなに必要ない!)
英語はメールで来るのであれば翻訳機能でもいけますが、現地で会話やリスニングをする場合はそれなりにトレーニングが必要かもしれません。
TOEICなどの試験は年々金額が上がっていますが、とりあえず気軽に自分の英語力を知りたいという人はEF SETやDuolingoの試験を受けてみると良いのではないでしょうか。
余裕資金を作る
もし海外に行く場合はある程度の資金があった方が余裕を持って行動ができます。
海外に行ってみると「食べ物が合わない」「医療費高い」「人と合わない」「犬のうんこ邪魔」などの理由で場所を変えたり引っ越したくなることもあるでしょう。
また「働いたら負け精神」をこじらせている筆者のような野郎は海外に行っても仕事を手に入れるのに時間がかかるので、当面の間は生活に心配がないくらいのお金を準備しておくのが良いでしょう。
準備ができないのであれば、なんとかなる精神でとりあえず現地に行き道路に落ちてるクッキーを食べる生活をした筆者のようになるか、運に賭けることになります。
VISAなどの確認
海外によってVISAを取る条件が色々とあります。
大卒じゃないと就労ビザが取れないシンガポールとか、預金証明がないと取れないワーホリビザとか、学生ビザでもワンチャン週に決められた時間なら働けたり、オランダにはフリーランスビザみたいなものもあります。
再現性が高いのはやはりワーホリビザですが、31歳以下だったり条件もあります。
その年齢以上の人は学生ビザ経由で働く、日本にいながらネットで海外の仕事をする、東南アジアなどの簡単に就労ビザが取れそうなとこを探す、海外に支店を持つ企業に勤める、JICAなどがあります。
個人的に思ったのが、EUのどこかで滞在できるVISAさえ取れればEU圏内であればVISAなしに移動ができるのでEU圏内を探してみるのもありかもしれませんね。
仕事を見つける
さあ、いよいよ働くやつです。
せっかくなら海外でキャリアを積みたいと考えるかもしれませんが、大学も卒業してない筆者は範囲が狭くなってしまいます。
そこで学歴がバカ田大学中退の人もここでいくつか仕事を見つけるための方法を見てみましょう。
人に紹介してもらう
仕事は現地の人に紹介してもらえることが多かったりします。
タイに行った際はホステルでスタッフと仲良くなって働くようになったアメリカ人もいましたし、スペインでも大家さんに「娘に英語を教えてくれないか」と言われたこともありました。
人は縁であり、縁は人をつなげるのです。
実際に現地に行ってみると出会いが増え、そこで「こんなことができます」と伝えることさえできれば職を選ばなければ仕事自体には困らないのかもしれません。
ではどうやって人と繋がることができるのか?
いくつか書いてみます。
・ホームステイ、シェアハウス
誰かと一緒に住み生活することで「一緒に試合見に行かない?」とか「これ手伝って」などの人との関わりの中で誘いも出てきます。
ただ、相性によって合う合わないがあるのでそこは運要素が出てくるでしょう。
・カウチサーフィン
カウチサーフィンというのは無料で泊めてくれる現地の人を探すことで、現地の人は外国人との交流を目的にその活動をしている人が多かったりします。
そのため、カウチサーフィンで助けてくれた人に対して何らかの形で返すことが今後いろんな情報や仕事を紹介してもらえる可能性が高くなります。
・ボランティア
WorkawayやWWOOFのようなサービスではボランティアをすることで食事や寝る場所を確保できることがあります。
ボランティアなのでお金は発生しませんが、文化交流の目的で参加してみるのも良いですね。
・日本人を見つける
語学を身につける上で日本人を避ける人もいますが、海外に出ている日本人は面白い経験談を持っていることが多いので話を聞いてみると何か発見があるかもしれません。
また、日本人ならではのVISAや就職方法なども知ってることもあるので話しかけてみるのもアリですね。
・コミュニティやイベントに参加
筆者がシンガポールにいた際にはEventbriteというサイトを使ってイベントに参加していましたが、他にもFacebookグループを探したり、その他にも多くのイベント検索アプリもあるので調べてみると良いでしょう。
またネットで「英会話 コミュニティ」などで調べると英会話を一緒に練習するコミュニティがあったりするので興味のあるコミュニティを検索してみるのもいいですね。
・マッチングアプリを使う
出会い系のアプリなので異性との出会いが主な目的ですが、そうして出会った人から何らかの助けを得られるかもしれません。
筆者は使ったことがないのでわからないですが、一つの方法として掲載しておきます。
ということでここまでが現地で人と出会う方法でしたが、さまざまな方法があるのでどうにか人とは繋がりが持てそうですね。
とはいえこれらは不確定要素が大きいので他の仕事につながりそうな手法を見てみましょう。
リクルーターに見つけてもらう
人手が足りない企業は常に誰かしらを探しています。
海外で使われるリクルートサイトは主にLinkedIn やインディードなどがあります。
フランスに住む友人は映像を制作していますがLinkedInの投稿数もかなり多く、現在はパリオリンピック関連の撮影の仕事を手に入れたと言います。
またリクルートサイト同様にFacebookやInstagram, YouTubeなどのSNSの発信を見ている人は多いので投稿を続けるというのは大切なのかもしれませんね。
ここまでは受動的で基本的に誰かが見つけてくれるまで待つように仕掛ける罠みたいなものでしたが、以下の二つは能動的に自分で探すハンター的な仕事になります。
仕事の募集を探す
能動的に仕事を探すことのメリットは、自分で選べることでしょう。
つまり「この辺は仕事が多いぞ」というのがリサーチをしていると分かってくるので、自分のやりたい & できる仕事の募集が多い地域に住んでみるのもアリかもしれません。
例えばざっと調べたところ、同じニュージーランドでも首都のウェリントンよりもオークランドの方が映像系の仕事の募集が多いように思えました。
こうした結果を考慮しながら住むところを探してみるのも良いかもしれません。
クラウドソーシングサイトを使う
クラウドソーシングというとクラウドと名前がつく通り、ネットを介して仕事をすることが多くなります。
そのため条件がそろえば日本にいながら海外の仕事ができちゃうわけですね。
依頼人は企業だけでなく個人とかもいるので値段もピンからキリまででしょう。
SNS戦略
今の時代、SNSを使うことでオンライン上でダンパー数を超えた人間と繋がることが可能になりました。
そこで気になる地域の仕事の人間をひたすらフォローしていいね、コメント、DMなどを送りまくることで「見知らぬ人間」から「SNSで知ってる人」という存在になるので実際に現地に行って会ったり仕事の紹介もしてくれるかもしれません。
メリットとして現地の人にコメントするのであれば英語の勉強にもなるかもしれませんね。
また、企業とかであればメールを送りまくるのも良いかもしれませんね。
100件くらい送れば1件くらいは返信があるかもしれません。
起業する
いっそのこと自分で事業を始めるのも良いかもしれません。
もちろんそのためには人とのつながりがあった方が仕事を振ってくれるのでやりやすくなってくるでしょうし、現地の法やルールを学ぶ必要があったり、失敗の可能性もあるためいくつかのハードルを乗り越える必要がありそうです。
海外に行くと日本では当たり前のサービスがなかったりするのでそれを展開したり、また海外にある優れたものを日本へ持ってくるというのもアリですね。
筆者はシンガポールにいた際に特許を持つギターピックを輸入して売っていたことがありましたが、そんなに情熱が無かったことに加え儲かりもしなかったのでやめました。
単純に「海外でちょっと高いものを買って別の場所で売る」というのは何千年前から行われる商売なので、付加価値が高くなりそうなものを探してみるのもありかもしれません。
まとめ
とりあえず色々と書いてみましたが、結局のところ「自分が他人のために何ができるか」と「それを必要としてるのは誰か」がポイントなのでしょう。
「体力がある若者」というのを「農場の老夫婦」は労働力として欲しいかもしれませんし、「日本語が喋れる」というのを「現地の日本学校」が欲しがっているかもしれません。
とりあえず海外に行くくらい動けるのであればあとは「誰とつながるか」が大切なのでまずは海外に出たら目の前の人のお役に立てるようなことを考えてみるとちょっとずつ輪が広がっていくのかもしれませんね。
いつも応援ありがとうございます! すごく嬉しいのでお気軽にリアクションしていただければと思いますm(_ _)m