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【詩】あなたの太陽

雨の日を颯爽と
駆け抜けられる日もあれば
雨粒の一粒一粒が
鉛のように重く感じ
前に進めない日もあるでしょう

その時は忘れないでください
雲の向こう側で貴方を照らすために
輝く太陽があることを

雲に隠れ
霧に隠れ
まるで存在していないかのよう
それでも貴方を照らす太陽は変わらず
いつも貴方を見守っています

夜になれば月の光に魅せられるでしょう
そんな時も太陽は必死に
あなたを照らしています

忘れられても
見返りを求めず
あなたには見えなくとも
太陽はいなくなったりしません

一歩前進したその先に
雲の隙間から太陽が覗いたら
どうか私を思い出してください

雲の向こう側で
あなたを忘れることなく
照らし続けています

そう私は
密やかに
ゆったりと
あなたの太陽として
存在し続けます

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