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動物と仲良くなる方法・触覚と性|【アニマル・コミュニケーション】

先日、ムツゴロウ先生が初めて動物とコミュニケーションをとる秘密をテレビで公開した。(Eテレ)

それは、「手のひら」で動物に触れて、自分と相手を一体化することだった。その感覚を磨いていくには、いろいろな段階があるという。

最初は、手のひらを自分の腿の内側につけて、自分の脳を観察するという。

感じているのは、触っている手なのか?それとも、触られている腿なのか?これはやってみると面白い。とても瞑想的だ。

そうやって手のひらをどんどん敏感にして、動物の肌に触れながら様々なコミュニケーションをとっていく。そしてそのうちに自分と動物の区別がなくなり一体化した時に、本物のコミュニケーションが始まるという。


そしてムツゴロウ先生はサラッと言ったけれど、とても大切なことを語った。それは、若いアーティストへの創作についてのアドバイスだった。それは、「性」について知っておかなければいけないということだった。

なぜなら、動物の生活のなかで、性は70%以上を占めることだから。だからこれから性についてもっと知っていくと良い、とアドバイスしていた。

確かに性も創作も創造という同じエネルギーから生じている。その性をしらずして、動物とコミュニケーションする、いや、動物である自分自身を知る、生きる、ということを本当に味わうことはできないのではないかと思う。

さて、私は動物にとって性は100%を占めることだなと感じる。

なぜなら、性は私たちの一部ではなくて、私たちは性から生まれてきているからだ。ということは、私達より、性というものの方が、はるかに大きいと思えてしまうのだ。

この果てしない深さ、広大さ、大自然の不思議、人智を超えた大宇宙の計らい。そのとんでもない大きさとともに、性を捉えることは、これからもっと必要になるだろうなと思う。


ムツゴロウ先生は生き物としては雄だから、雄として異種の動物と仲良くなる方法だなと思う。仲良くなるために、時としてメスの振る舞いをすると著書には書かれている。

通常の動物界では、オス同士は雌を巡って戦いを繰り広げる。その中で、雄であるムツゴロウ先生が動物たちの信頼を勝ち取るというのは凄いことだなぁと思う。

雌である私の場合はちょっと違う。

動物の雄は、異種であっても雌の私には警戒しない。そして、雌同志は平和的に交われる。私は何一つ能動的になる必要はなく、完全に受け身でいればよい。

動物との出会い頭にはこんなことが起こる。

会った瞬間に魂が真っ直ぐにとんでくる。私はそのまま魂で受け止める。わたしはこれを「触れる」と捉えている。そこには膨大な情報量が溢れている。一瞬で存在そのものに触れるのだ。

これだけてすべてが決まる。これは本当に0.001秒くらいの間におこる。

動物は相手のハートの開き具合を瞬時に判断している。それに関して私には問題はない。

なぜなら私は全ての動物にいつも恋をしていて我を忘れているから。
彼らには私の状態は筒抜けなのだ。

触れる事。好きであること。心を開いていること。(心が)交わること。
基本的にコミュニケーションと言うのは性的なものなのだ。

(photo: ©animal photo stock &MikaRin)

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