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試薬の日に、表現について考える。

こんばんは。
昨日のnoteが予想に反して、多くの "スキ" を 頂けたので、調子づいて今日も書きます。
(やっぱ反応があるっていいですね〜〜〜)


今日は3月9日。
3月9日は何の日でしょうね。



調べればグーグル先生が教えてくれます。
いろいろあるなかで、「おっ!?」と思ったもの



\\\  試薬の日  ///



「試薬」という言葉を作った、美作国津山藩
(岡山県津山市)藩医で蘭学者の「宇田川 榕菴」(うだがわ ようあん、1798年~1846年)
の生誕日。

ふうん。
大昔の人の誕生日か。




なんでこんなに持ち上げられてるんだ?
サクッとしらべると




酸素、水素、窒素、炭素、

元素、金属、酸化、還元、溶解、試薬

圧力、温度、結晶、沸騰、蒸気、分析、物質

これらの用語を新しく生み出した人


だそうだ。




すごくない?????
めちゃくちゃすごい人じゃん!?!?!?



単純計算して、これらが生まれたのは200年前

漢字自体はもっと大昔からあっただろうに、それを駆使して現象に名前をつけたのが200年前。


どうやって決めたのだろうか。
「この現象は元をたどるとなんなんだろう」
という知識の深さと、
「どう表現したらいいのだろう」
という言葉の選び方

かしら。


フナコシ株式会社さんのHPに、ちょっとしたコラムがあった。


ふむふむ。
なるほど。
漢語とオランダ語か!
たしかに、ひらがなは無いね。
トライしたけど、ムリや(⁠ノ⁠*⁠0⁠*⁠)⁠ノ
ってなったのかも。笑



『試薬』の『薬』はまぁわかるが、『試』をあてがうのはなかなか勇気がいる。

記事に合う画像を選ぶ、に "試" と入れると何がヒットするだろう?



"試" の検索結果

なるほど、服の試着か。 
着てみる、ってことだな。
女性の絵は、試し刷りしてみたものだそう。
本は国試勉強を表しているそう。
風景は林試公園で撮影されたものだそう。




"試"は"やってみる"ってことか。
試験の試は、、、、、力試しか?


その当時、何を表そうとして「試薬」としたのかわからないが、現代でも通じるし、誰も違和感を感じていないから、やはり間違っていないようだ。



ことばをつくれる人は偉大ですね。




最後に余談だが、フナコシ株式会社さんのHPのコラムで個人的に気になったところがある。


『いくつかの条件が彼の中で偶然に重なり合ったということもあったのでしょう。』

 
の最後の一文がちょっと気に入らない。
途中までは良かったのになぁ〜。
かっこよくまとめちゃったな〜。
もったいない。


ひとの努力を、あたかも天から振ってきた産物のように語ってほしくない。



だから気に入らないのだろう。
もちろん、そういうこともあるだろうが、なんかこう。もっと別の。あるじゃん。



『造語できたのは、これらいくつかの条件が彼の中で重なりあったからだろう。』


文章を締めるのは難しいが、こんなかんじ?
これなら許せる?かな?
これでもまだ微妙な気がする。。。


現象を表現するのは一筋縄ではいかない。






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