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軍人とドラッグ


先日、友人とした会話がとても印象的で
今でも頭にこびりついています。

ひとりでも多くの方に共有したいと思い、文章にしました。
必要な人に届いてくれたら嬉しく思います。


イギリスやカナダで働いていた友人の話


私がまだ19歳だったころ、
カンボジアのスタディツアーに参加した時に出会った友人と
数年ぶりに話す機会がありました。

彼女は諸外国を渡り歩いて仕事をしており
すごくキュートな半面、とってもたくましい大切な友人です。

そんな彼女の話を聞いて、衝撃的だったことを書いていきたいと思います。



ドラッグや軽犯罪では警察は動かない


友人は昨年までイギリスで働いていました。

イギリスといえば先進国の印象が私の中にはあったのですが、
日本との環境の違いに驚きました。

たとえば、万引きの話。
万引きしている現場を捕えたところで
それくらいでは警察は動きません。

もし万引き犯が見つかったとしても
その場で物品を返却してもらって、注意して、それでおしまい。

友人は万引きをしている人をたくさん見たそうですが
警察が呼ばれることは一度もなかったそうです。
日本と比較して犯罪が野放しになっていることにまず驚きました。


また、それだけではなく
ドラッグに関する認識も日本とはまったく違っていました。

ドラッグは日本でいう煙草のようなもので
「ああ、タバコ吸う人なのね」くらいの認識なのだそうです。

アプリを使って簡単にドラッグが手に入ったり
ドラッグの使用が原因で緊急入院する人が日常的にいるそうです。

そこまで話を聞いて、驚きはしたものの
日本はとても住みやすい場所だなあ…くらいに思っていたのですが

そんな私に、さらに衝撃的な話がありました。


なぜドラッグに手を染めるのか


彼女の知人にもドラックを常用している人がいたそうです。
ではそもそもなぜ彼はドラッグに手を出したのか?

その理由が
『戦争で人を殺しすぎたから。』


PTSD(Post Traumatic Stress Disorder :心的外傷後ストレス障害)の影響により
人を殺したその光景が忘れられなくなってしまい
逃げるようにドラッグを続けてしまうのです。

海外の人にとっては
『軍人=人をたくさん殺している人』
といった認識なのだそうです。


日本には自衛隊しかないため
私たち日本人は自衛隊員の方を見ても
『人を殺している人だ』とは認識しないかと思います。

そんな認識の違いにもハッとさせられました。


そして軍人を志願する理由は
お金も学力もない田舎の少年が
都会に出るには軍人になるしかないからとのことで

彼らの生い立ちの背景もふくめ、とても考えさせられました。


平和ボケをしている日本


改めて、世界からみたときに
日本という国がどれほど特殊な国であるのかということです。

今でも世界では血を流す戦争が続いていて
民間を巻き込みながら人が亡くなっています。

そのことを直視することは辛いですが
自分とは関係ないと無関心でいていい問題なのでしょうか。


戦争に限らず人と人はずっと争い合って、傷つけあって
人間一人一人の尊厳が棄損されていることを思うと
とても胸が苦しくなります。

私は今の人類は
人間が本来やるべきことがまったくできていないと思っています。

純粋で美しい心がどんどんつぶされていってしまい
一人一人の可能性がそのまま輝けるような社会ではありません。


問題をみれば解決しなければいけないことは本当にたくさんあって
理想から観たら本当に絶望的な状況だと思います。


『戦争できない人間をつくること』

『それは教育によって可能である』

そのようにnTech創始者のNoh Jesu氏は言っています。


私はとにかく、そんな人たちであふれる社会をつくりたい。

そんな教育を考えるイベントがあるのでご紹介させていただきます。



また、こちらの記事もぜひあわせてご覧ください。


私は問題とも真正面から向き合って
教育でパラダイム転換を起こすことで
この時代の責任をとれたらと思っています。

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