就職活動とかいうイベントで、急に人生の躓きを感じている人へ

まずはじめに、今回は
とってもあてはまるな〜
という方と
全然そんなことねえよ何言ってんだコイツ
と感じる方でかなり極端に分かれてしまいそうな内容になっておりますので
とってもあてはまるな〜
という方に向けたものであることを前述しておきます。

何言っとるんだコイツ…
と感じた方は、まあこんな生き物もいるのか…
程度に流し読みして貰えたら幸いです。

というわけで、就職活動に関するお話ですが
人生これまでそれなりにやって来れたのに
就職活動でめちゃくちゃに躓いた、躓いている

という経験をされている方は多くいると思います。

仕事柄、就職に関する相談をされることがそこそこありますが
そのお悩みの大半が

・どんな仕事が自分に向いているか分からない
・やりたいと思える仕事が見つからない

の2つです。

ほんで、結論から申し上げると
世の中の大半の人間は自分の好きな事でメシを食っていないし、向いているかどうかはやってみないと分からん

です。

ここから先は僕みたいな人間にはかなり耳の痛い話になるんですが、就職活動って

比較的好きなことだけをして生きてきた人
やりたくない事から逃げてきた人

には中々キツいイベントなんですね。
なんと言っても僕がその典型であるからして。

僕は就職活動の前に、大学っていうフェーズで大いに躓くことができたので、わりと就活はスムーズだったのですが、
大学に入ってはじめて、ちゃんとこなさないと単位が貰えない、進級できない!なんて壁にぶち当たったわけです。

それまでの学歴が、全て公立の小、中学校
高校も県立で、成績はそりゃもう下から数えたら3年間でピカイチの成績で卒業したもんだから
本当に好きなことだけやってるだけでなんとかなっちゃったんですよね。
一応進学校だったので、教員からは高校の面汚しだとかなんだとか言われたこともありましたが
当時は娯楽で忙しかったので、いや〜wwwすいませんねwww
みたいな感じでした。

こんな奴が大学に行くとね、自分の興味がまるで向けられない授業の単位をそれはもうポコポコ落として一撃で留年確定するんですよ。
こりゃ〜さすがにやばいな…と思いながらもついに中退するまでどうにも意志が弱くて改善には至りませんでした…。


つまり何が言いたいかと言いますと
どんなに頑張って企業説明会に行っても、
会社の求人表を眺めても

ここで働いてみたいな…おもしろそうだな…
みたいなのが無いとどうしようもなく動けなくなってしまう

っていう人間が、
少なからず僕を含めてこの世界には居るんです。

ではどのようにしたら良いか、

答えは諦めることです。

それでは何の解決にもならないのでは?
と思ったかもしれませんが
そんなことはありません。

記事のはじめの方で書いた通り、世の中の人間の大半は
自分の好きなことでメシを食っていません。

自分の興味や楽しさとは縁遠い、別に好きでもなんでもない事を仕事にして生きています。

妥協、とはよくマイナスなイメージで使われがちな言葉ですが
こと就職、というか働いてメシを食うことに関して
こんなにもスっと懐に落ちてくる言葉はないと思います。

妥協とは、
本当は不本意なことではあるが、窮地を打開するために、自分の主義主張を取り下げ一歩譲ること。
みたいなことがWikipediaにも書いてありました。

コレが本当に大切だと思います。

よく、履歴書にアルバイトの経験があれば書いた方がよい〜みたいな事を聞いたり聞かなかったりすると思いますが
あれは単に社会に出て働いた経験があるかどうかを知りたいが為だけでは無いと思います。思いたいです。

なぜなら、アルバイトって
ある種この妥協の簡易体験だと思うからです。

アルバイトを探す時っておそらく、
この仕事やってみたいな〜!で探していないと思います。

大半が、
何か楽して金稼げるバイトねえかな〜〜〜!

だと思います。
でもこれってとっても大切じゃないですか?
どうして就職活動になった途端に、あの時の気持ちを忘れてしまうんでしょう。

アルバイトだって会社員だって、仕事は会社に入ってから覚えます。もうゼロからです。
それなのに、今の自分の実力で〜
なんて考えるのはナンセンスじゃないでしょうか。
※デザイナー業とかは作品選考があるのでまたちょっと変わってきますが…

にしても、即戦力じゃないから…
なんてことで諦めたり自信を無くすのは勿体ないかなと思います。

そりゃあ、会社は志望者を選ぶけれど
等しく我々にも会社を選ぶ権利があります。

お給料や福利厚生に魅力を感じなきゃそりゃエントリーもしないし、勤めてみて話がちがえばそりゃ辞めるって選択肢が出てくるし、

なんとなく、就職活動って失敗したら…みたいなマインドが判断力を鈍らせるような気がします。

企業からしたらたまったもんじゃないかもしれませんが、
それよりも先ずあなたの大切な人生なので

まあ思ってたんと違ったら次探すか、とか
コレなら楽して稼げそうやな…とかで選んでみていいと思います。

そんでもって、失敗しても転職で何とかなります。

やりたいことで探せない時は、
楽が出来そうとか、単純な興味本位で探してみてもいいと思います。

向いているか向いていないかは、やってみたら分かるし
それが分かってから考えても、案外遅くないかも知れませんよ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?