#読書記録 2021年2月:文学〜学術
2月は合計14冊。
初めて読んだ村上春樹が結構衝撃的だったなぁ。あとは、卒論に向けての準備に期末期間だったこともあいまって、民族音楽関連の本がたくさん。
・文学3冊
・学術11冊
▼文学
①トリニティ
大好きな窪美澄さんの作品。
今まで読んできた彼女の作品とは少し変わって、歴史の話もある感じで新鮮だった。このインタビュー記事も読んで、改めてしみじみとする。
窪さんの作品の数々は、きっと自分が子育てする頃になったらまた違って読めるんだろうなと思う。ずっと読んでいきたい。
②③ノルウェイの森(上)(下)
なぜか今まで村上春樹さんとご縁がなくて、ずっと読んでいなかった。やっと手に取った最初の作品が、この『ノルウェイの森』。
だってそれはあなたの人生だもの、あなたが自分で決めればいいのよ。ただ私の言いたいのは、不自然なかたちで自分を擦り減らしちゃいけないっていうことよ。わかる?そういうのってすごくもったいないのよ。
この文章が好きだったなー。本当は願ってないのに、「不自然なかたちで自分を擦り減ら」すことって、結構多い気がする。
精神疾患みたいなところも関係してくる話で、コーチング界隈にいる人間として、そこへのアンテナも張りながら読んでしまった。
読み終わっても正直わかるようなわからないような感覚で、まだ判断できないのだけれど、村上春樹さんのほかの作品ももう少し読んでみたいなと思う。
▼学術
卒業論文のテーマを検討する中で、2月は民族音楽〜音楽人類学あたりの本を集中的に読んでいた気がする(3月は政治×音楽の周辺で読んでいく予定)。
④民族音楽学12の視点
⑤知ってるようで知らない民族音楽おもしろ雑学事典
⑥小泉文夫フィールドワーク
⑦文化社会学への招待
⑧世界は音に満ちている
⑨アフリカン・ポップス!
⑩民族音楽の旅
⑪鍵盤楽器
⑫鍵盤音楽の歴史
⑬インド音楽序説
⑭第四の消費
読めば読むほど、音楽ってすごいなあという気持ちになる。アイルランドに短期留学に行った時、各国から集まった生徒が自国のダンスを披露する機会があって。こんなにも遠く離れたところにいて見た目も違うのに、生きて食べていくために必要不可欠なわけではないのに、世界の各地で音楽があり舞踊があることにただただ感銘を受けたことを思い出す。
また、人々の力強さみたいなものも感じる。音楽と宗教の授業の期末プレゼンで、インドにフランスから伝わった鍵盤楽器「ハルモニウム」について発表した。外来楽器が人々の手によってインド風になり、土着文化になっていく過程、そしてその過程でインドで起こった様々な議論が面白かった。
卒論のテーマもそろそろ絞り込まなくてはと思うのだけれど、とにかくこのテーマは奥が深くて、面白いからいくらでも本が読めてしまう。
春休みも引き続き、好奇心に溺れたいな。
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