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ヘルシーとエコを隔てる壁とは

都内にはそれはそれは有象無象の飲食店があります。
食い気一本勝負で生きている我が身としてふっしぎーと思うことがたまにあるのが、飲食店でこのヘルシーとエコ・サステナブルを隔てる壁を目撃する時です。

オーガニック、ヘルシーはマーケティングワード

サステナブルもファッション業界では特にそうなってますが、オーガニックとか、ヘルシーとか、サステナブルとかはお客さんの心や関心をシュッとつかみやすいので事業者がそういう目的でよく使うのを目撃します。
私も使ってる。

そういうファッションサステナやファッションヘルシーもぜんっぜんありだとは思うのですが、キラキラしてまぶしいけど本気でありと思っておりますが、ヘルシーを売りにしているオーガニックカフェやサラダバー的なお店に入って、概ね一見おしゃれ風にしているところが多い店内でいただく食事のカトラリーが軒並み何かのポリシーでも感じられるほどにプラスチックだったことが何回かある。

お持ち帰りではなく、店内の食事、です。
プラスチックの袋に入ったプラカトラリーに、飲み物のカップも、プラストロー付きのプラカップです。
一本ぶっとい筋が通っています。

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結局自分たちが口にするものに戻っている

オーガニックやらヘルシーをうたうお料理を出すところは、健康によいですよ、ということで、それはわかりやすい。
そこがプラごみ出しまくってることに毎回衝撃を受けるのですが、このヘルシーとエコ・サステナブルの壁ってなんやろうって思うのです。

身体にいいは地球にいい、地球にいいは身体にいい、を日々実感してできる範囲で実践している身としては新鮮でですね。

海洋中のマイクロプラスチックのことや、プラに含まれる環境ホルモンの懸念はわかりやすい例かと思いますが、そもそも土壌がよくないと美味しいお野菜が採れない。農薬を使わなければいいという単純なことでもないわけで。

今は木やコーンスターチでできてるコンポスト可能な素材のカトラリーやカップがいくらでもあるので、少しずつでも切り替えてもらえればもっとこういうお店に行こうと思うのだが。(コンポストできるから100%サステナブルかというとそれも違うのでもう、わーー!!って時々なりますけど)

フランス、オーストラリア、イギリスや台湾などは段階的に使い捨てプラのバッグやカトラリーの禁止を決定しています。
せめてまずは東京だけでもこれに続ければいいよなぁ。

個人で講じることのできる対策は、お箸やら洗えるカトラリーを持ち歩いてプラのものをお断りするということですな。
ハードルちょっと高い。私はお店の人にも何もいえませぬ。お店の方々のジャッジじゃないことが多いであろうし。私もまだまだです。

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