見出し画像

究極のコミュニケーションツールの話

「趣味は何ですか?」と聞かれて、ノータイムで「ゲームです!」と答えたら、オタクか?と思われそうな気がする。
今日は、趣味について書く。

アナログゲーム、ボードゲーム

「僕の趣味はゲームです。」
といってもオタクオタクしてるゲームではなく
アナログゲームと呼ばれるゲームだ。
ちなみに、ゲーム好きが祟って大学のゼミも「ゲーミフィケーション」について研究していた。ゲーミフィケーションについては他の記事で書きたいと思う。

アナログゲームとは、コンピュータを使わないゲーム全般の名称。コンピュータゲームとの対比としてテーブルゲームを示す時に使われる言葉である。

トランプとか人生ゲーム、オセロとかが想像しやすいか。
あとは、しりとりとかじゃんけんも一種のアナログゲームである。

画像3

これは、私がが持っているアナログゲームの一部だ。
大学時代は友人と死ぬほどプレイに明け暮れた。
初めてアナログゲームに出会ったのは、小学3年生の時に父がモノポリーを持ち出してきたこと。
その時ポケモンダイヤモンドを遊んでいた私は、デジタルゲームとは違った面白さに魅了された。
それは以下の3つだ。

①不自由な楽しさ
②世界観
③対人コミュニケーション

①不自由な楽しさ

まず、ゲームにはルールがある。昨日の記事は必ず勝つにはルールを作れ(壊せ)という内容だったが、今回は楽しむためにルールを受け入れる。

例えばUNOでは、同じ色か数字を持っていないと手札を減らすことができず、「UNO!」と宣言しないとあがれない。
じゃんけんは、ちょきはぐーに勝てない。

そのルールの中で勝つために、状況判断力と論理的思考、言語化能力が求められる。
どの順番で手札を出していくか。人狼で、誰が怪しくて誰を処刑すればいいか。人生ゲームで、序盤に火災保険に入っておくべきか?
毎ターンごとに変わり続ける状況を判断し、最善手を出し、それをプレイヤーに伝える。
勝ちは、賢くないと手に入らないものだ。

ところが、アナログゲームで最強なのは「運がいい人」だ。
どれだけ戦略を練り思考を巡らせようと、大富豪でjoker、2、1を独り占めされたらだいたい負ける。

だからこそ、与えられたリソースと、相手の状況・心理を読むことでゲームを有利に進めていくのがたまらなく楽しい。どうにかして運要素を最小限に抑えて勝つか、運に任せて一発逆転を狙うか…
思い通りにゲームが展開するのはもちろん、相手に妨害されたり、思いもよらぬ方法で(もちろんルールには則って)勝ちに来たり、基本勝っても負けても楽しいのがアナログゲームの特徴だ。

更に、アナログゲームには独自の世界観が設定されていることが多い。
それにより、私たちプレイヤーはゲームへ没入していく。

②世界観

人狼ゲームを知っているだろうか?プレイしたことがある人はきっと多いだろう。だが、人狼ゲームの設定は意外と知らないかもしれない。

スクリーンショット (20)

平和な村に、人間に化けた狼”人狼”が紛れ込んだ。
放っておけば、次々と村人は食い殺され村は全滅してしまう。
幸いなことに、人狼は夜しか化け物として行動できないらしい。
村人全員で話し合いをし、恐ろしい人狼をこの村から追い出そう!

人狼陣営と村人陣営に分かれてプレイする際、この世界観を知っているのと知らないのでは、かなりプレイ感が変わる。

他にも、ペンギンパーティーというゲームがある。

画像2

これは、ペンギンの絵柄を書いたカードをルールに沿ってピラミッド型に積み上げていく、という単純なゲームだ。
ソリティアに似ていて、ぶっちゃけやろうと思えばトランプで同じようなルールでプレイできる。
それでも、やっぱりかわいいペンギンを積み上げるという見た目や、「積めなかったペンギンはシャチに食べられてしまう」という設定が望まれたプレイ意欲を掻き立て、そのゲーム独自のプレイ感を生み出すのだ。

③対人コミュニケーション

アナログゲームで遊んでいる時ほど、他人のことを考えている時間はない。
後は、恋人に接するときか、取引先のことを考えるくらいだ。

相手がなんの手札を持っているのか。グーを出すのかチョキを出すのか。
人狼になった時嘘をつくタイプか。今までの傾向や相手の性格は…
相手の顔色を読み、会話をし、行動する。
最も深いコミュニケーションを、アナログゲームで取ることができる。
遊び終わったら、ほぼ間違いなく仲良くなれているはずだ。

大学で、ファシリテーションの講義があった。
アイスブレイクの肝は、ともに何かを達成感を味わうことだと教わった。
アナログゲームはそれに加えてゲームに能動的であり、自然と楽しんで参加してもらうことができる。

例えば就活で、色々なアイスブレイクを経験してきた。
初めましての人と、色々な会話をして打ち解けやすい話題や話し方も学んできた。
それでもやっぱり、アナログゲームほど、極上のコミュニケーションツールは無いだろうと私は思う。

まとめ:アナログゲーム、みんなやろう!

しかし、アナログゲームをプレイする最大で最高の壁がある。
一緒に遊んでくれる人を探すという壁だ。

4日(土)に、Zoomを使って遊んでみた。
かなりスムーズにプレイできたし、何より人と話さないと干からびる。(笑)
ぜひ、自宅待機の息抜き・貴重なコミュニケーションの時間として一緒にプレイできることを願っている。

2020.04.05

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?