「漢方専門医のいる病院」と「漢方薬局」。それぞれで薬を処方してもらったら、費用はいくらくらいかかる?
これはとても気になるところです。
特に、治療期間が長くかかるような症状が出ている場合は、なおさらです。
そこで、わたしの体験をもとに、漢方薬を処方してもらったら、いったいどのくらいお金がかかるのかについて書いてみたいと思います。
※病院、薬局、症状によっては、もっとたくさんのお金がかかったり、逆に少なくすむ場合もあると思います。一例としてお読みください。
1)漢方専門医がいる病院の場合。
北里大学東洋医学総合研究所(漢方外来)の場合です。
初診時:4,400円
再診時:2,200円
お薬の料金:1日分500円から1,000円程度 × 日数分
以上はHPに紹介してある内容です(2021年5月現在)。
ここで、ひとつ注意です。
この初診費用の4,400円なんですが、こちらのセンターの名誉所長である花輪先生にかかる場合は、4,400円ではなく、5,500円になるようです(詳しく知りたい方はググッて下さいませ)。
では、本題に戻ります。
再診時の2,200円はいわば固定費なので、お薬の費用によって、月々の費用が変わってくるということになります。
わたしの場合、お薬の費用は大体600~900円/日くらいです。
で、1か月に一回くらい受診しているので、そのときの費用と合計すると、
パターン1)2,200(再診費用)+600×28=19,000
パターン2)2,200(再診費用)+900×28=27,400
つまり、1か月にかかる費用は、おおよそ2万円~3万円弱の間、ということになります。
一般の病院にかかるよりも高いです。
なぜなのでしょう?
それは、このセンターの診療が「自由診療」だからです。
つまり保険が効かないんです。
実は、わたしが漢方を本格的に飲み始めた2016年当時は、このセンターの隣(同じ敷地内)にある北里大学北里研究所病院(こちらは漢方ではなく、普通の病院です)で受診すれば、保険の効く漢方薬を処方してもらうことができました。
今もやっているのかどうかわかりませんが(少なくとも、HPには記載がありませんでした/2021年5月現在)、「もっと手軽に漢方を始めたい」という方は、一度、お問い合わせされてみるとよいかもしれません。
ということで、まとめると、
漢方専門医がいる病院で漢方薬の処方を受けた場合の費用は、だいたい2万円~3万円/月ということになります。
2)漢方薬局の場合。
2016年以前に通っていた漢方薬局の例を挙げたいと思います。
相談料金:無料
お薬の料金:6,000円/月(=30日分)
この薬局はお薬は固定料金でした。
症状によって処方されるお薬はいろいろでしたが、料金はいつも同じです。
シンプルで分かりやすいです。
ということで、まとめると、
漢方薬局で漢方薬の処方を受けた場合、かかった費用は6,000円/月でした。
【まとめ】
こうして見てみると、漢方専門医のいる病院と漢方薬局では、3~5倍もの価格差があることがわかります。
もちろん、「安い方」の漢方薬局の6,000円/月だって、決して安い金額ではありません。
しかし、この価格には理由があります。
別に「ぼったくられて」いるわけではありません(個人的にはそう思います)。
というわけで、次は「どうすればコスパのよい漢方処方を受けられるのか?」について考えてみたいと思います。
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