ストレスからくる「のどの詰まり感」。でも病院では「異常ありません。気にしないでください」と言われてしまい…
西洋医学では「ヒステリー球」と言われている症状です。
ヤなネーミングですね。
原因はストレスです。
が、「ストレス受けて即発症」というわけではありませんでした。
実際「のどが詰まってツラいな~」と思うまでには数年かかったと思います(ちょっと記憶があいまいです)。
そして「のどが詰まる」以外にも、
・いつものどが痛い。
・声が枯れる。
・長時間しゃべれない(最長1時間くらい)(←仕事でお客さんと打ち合わせするときなど大変困りました)
などの症状がありました。
この「のどが詰まる」という症状ですが、実は、のどに腫瘍などができているときにも起きるそうなので、念のためと思って病院に行ったのですが…。
検査結果は「異常なし」。
「そうかー」と思いました(←なんとなく予想していた)。
が、「異常なし」と出たところで、症状が治まるわけでもないので、「何か対処法はありませんか?」と伺ったところ、お医者さん曰く、
「ありません(即答)」
…そ、そっかあ。
でもなー。実際にのど詰まってる感すごいし、のど痛いし、声枯れるし、ホント、ツラいんですけど…、と思ったので、その旨を伝えてみました。
すると、
「気のせいなので、気にしないでください」
と一刀両断されてしまいました。
これには、かなりカチンときましたよ、正直。
こんなことを言ってはいけないのでしょうけれど、「このお医者さんはコレ(のど詰まり)になったことがないから、わかんないんだろうなー」と思ってしまいました。
検査で異常が見つからないのだから治療のしようがない――というのは理解できますが、それを「気のせい」の一言で片づけられるなんて、思ってもみなかったのです。まるで「こんなつまらないことでいちいち病院に来るな」と言わんばかりに。
自分としてはこのツラい症状をなんとかしたくて病院に来ているので、その後も「じゃあ、漢方をやってみたいのですが、できますか?」などとたずねてみましたが、やはりトホホな対応でした。そこで、仕方なく、その日は帰宅して、後日、ネット検索し、北里大学東洋医学総合研究所を見つけました。
近くに、漢方薬局もありましたが、北里の先生は全員、医師免許と漢方専門医の免許(つまり西洋医学と東洋医学の両方の免許)を持っていらっしゃるということだったので、今回はこちらの病院に伺ってみることにしたのです。
わたし的には「最後のカード」でした。
――結果。
「半夏厚朴湯」という漢方薬を処方してもらい、「のどの詰まり」の治療が始まりました。
漢方的には「のどの詰まり」は、れっきとした「異常」で、治療薬も存在したんです。
決して「妄想(=気のせい)」ではありませんでした。
診察初日、担当の先生に「西洋医の先生には気のせいだから気にするなと言われたのですが…」と言ったら、北里の先生は「気のせいですか。まさに『気』は漢方の得意分野ですよ」と粋な返しをくださいましたよ(笑)。
漢方薬は体調によって処方が変化していくので、その後、半夏厚朴湯とは別の薬も処方されましたが、「のどの詰まり」はだんだんと消えていきました。
ストレスが原因でこのような症状がある方はお試しになられるといいかもしれません。
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