缶津メメ

なんか書いてる

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最近の記事

雨の日のコーヒーとメンチカツ(シンプルに胃が弱い話)

雨が好きだ。 昼間なのにうっすらと暗い外、しとしとと音を立てて降る雨。そりゃ降りすぎると良くないが、程ほどの雨はなんだか素敵だ。 しかし私は雨の日になると確実に調子を崩す。頭が痛くなったり集中力が続かなくなったりする。つらい。 揚げ物が好きだ。 唐揚げ、メンチカツ、コロッケなどは特に美味しい。むしろ苦手な人は少ないだろう。惣菜発表ドラゴンではないが好き好き大好きである。 しかし私は揚げ物が今かなりキツい。出先で悪い油に当たって以来揚げ物を食べると気持ち悪くなり、ハイパー

    • はじめての伊東・後編 

      さて、伊東旅行記もこれがラストである。 前編・中編と来て後編も全部読んだよ!という方がいたらとても嬉しい。最後も相変わらずとりとめのない文章だが、どうかご容赦頂きたい。 いい運動をしてしまった話 さて、巡回バスにて伊東駅へと向かう。 2日目の目的地は、色々迷ったが「まぼろし博覧会」に行くことにした。 「能天気なバラダイス」まぼろし博覧会。私設テーマパークで、その大きさは東京ドーム1個分あるとかないとか言われている。おもしろ混沌スポットゆえ、伊東旅行に行く際行きたいところ

      • はじめての伊東・中編 ~ハトヤホテル潜入記

        前編はこちらから。 さて、「はじめての伊東」だつってんのにいきなり稲取へ移動し、不老不死や煮付けについて考えたりネコチャンを見たり壁に激突したり雨に降られまくったりしたものの、それはそれでハチャメチャに楽しんでいるわたくしである。 前編の後伊豆急行で伊東駅まで戻り、今夜泊まるホテル……もとい、この旅行の最大のお楽しみである「ハトヤホテル」へ向かうことにした。 ハトヤホテルについての説明はもはや不要だろう。伊東に行くならハトヤこと、昭和レトロの権化のような場所である。宇宙

        • はじめての伊東・前編

          先日、ふと思い立って伊東を旅行してきた。 思い立ってというのはちょっと違っていて、元々「一人旅に行きたい」という願望自体は抱えていた。しかしどうしても家を空けることへの恐怖心というか、本当にこんな贅沢しちゃったいいの……?みたいな罪悪感というか、細かく描写するのは自分語りにも程があるので控えるが、まあ二の足を踏んでいたのである。踏みまくって地は固まり、石橋はロケットランチャーで破壊して端っこを進んでいくような性格なので時間が出来てもなかなか行けずにいた。焦がれているのに恐怖

        雨の日のコーヒーとメンチカツ(シンプルに胃が弱い話)

          頭に常時霧が掛かってる

          文章が書けない。 頭の中には書きたいことが溢れているが、いざ書こうとするとどの言葉が最適か、何をしたらいいかがわからなくなる。以前小説を書かない知人に、「小説を書けるってすごい、だって文章に合わせた言葉がすっと思いつくってことでしょ?」と言われた。私はこの言葉をずっと大事にしているし、なまじ感覚タイプであるため展開に迷うことや言葉に悩むことはもちろんあるが、書きたいものが決まっている時はすいすい書ける。後で見返して文章の訂正を行ったりはするが、勢いで書かれた話ほど面白い、気が

          頭に常時霧が掛かってる

          最近見た夢、みっつ

          ここ数日で奇怪な夢をいくつか見た。 小説に転用させたいとも思ったが、夢とは基本的にビジュアル面での印象が激しいものである。どんな幻想小説を書いたとしても、多分夢の魅力を伝えるのは私には難しい。 なのでnoteで日記というかたちで書かせていただくことにした。人の夢を聞いてもつまらんという人の方が圧倒的に多いかもしれないが、中には人の夢を面白がって聞く人もいるだろう。後者に面白がってもらえたら幸いである。 架空の原宿駅に降り立つ夢原宿駅に降り立つ。原宿駅の改札を出ると、右側には

          最近見た夢、みっつ

          はじめてのストリップ劇場

          私の中でストリップ劇場というのは、ひとつの憧れであった。 今より何年か前の私が後ろ髪をひかれ、そのままずるずると今日まで魅かれ続けてきた場所である。ストリップ劇場との出会いについてのお話は、なんとも恥ずかしい鬱々とした自分語りになってしまうので今回は割愛させていただく。ただ、興味を持ったまま長い時間を過ごしていたことだけ頭にとどめていただきたい。 ともあれ私はいつかストリップを見に行きたいんだ~~~!の気持ちで日々を過ごしていたのだが、先日幸運にも私はストリップを見る機会を

          はじめてのストリップ劇場

          「あまみカオリ研究所」の話をさせてくれ

          「あまみカオリ研究所」なるお店をご存じだろうか。 一言で言えば、オリジナルカスタムスイーツが作れるお店である。君だけの最強のケーキを作ろう、を可能にしてくれる夢のようなお店なのだ。 チーズケーキやチョコケーキといったシンプルな素体4種類の中から好きなものを選び、次にフルーツソースを選ぶ。次に粉や液体といったフレーバーを選んでいき、最後に好きな紅茶を選べばぼくのさいきょうのスイーツが完成である。ソースをかけて食べたり、フレーバーと合わせてみたり、選んだ素材でいくらでも味の幅が広

          「あまみカオリ研究所」の話をさせてくれ

          夢日記

          深夜の市民センターで母を待っていた。 時間は、恐らく1時を過ぎたあたりだと思う。時計は見ていなかったが、なんとなく夜勤をやっていた頃の肌感覚というのだろうか、それが正確に時間を伝えていた。 そんな遅い時間にもかかわらず、市民センターにはぽつりぽつりと光が灯っている。私は母が来るまでの間、そこをうろつくことにした。 少し歩いていると、あわく光が灯っているのが見えた。廊下の突き当りは円状に膨らんでおり、小さなホールのようになっている。そこまで歩を進めて見ると、中くらいのテント

          君は桐野そるべを知っているか

          私のついったーの検索画面にアイコンが並んでいる。 普通は途中で検索履歴を消したり、または色んなユーザーのホームを見に行くので並ぶアイコンがいつも同じ、という人は少ないと思う。(もしかしたらわりといるかもしれないけど)当然のことながら、見ないユーザーのアイコンはどんどん後ろに下がっていき、やがて消えていく。 しかし私の画面において、そのアイコンは常に前の方にいる。もう少し言うと、私のタップにより延命されているのだ。 そう、今の言い回しで少し気づいた人もいるかもしれない。実はも

          君は桐野そるべを知っているか

          夕方と夜の間のイオンでパフェを食う

          「この一杯のために生きている」という言葉がある。 わからんでもない。というのも私は先日、ひどい状態であった。勝手に涙が溢れ出る。いつも出来ていることに倍の時間を要する。風呂に入れない、動けない。仕事に行きたくない。 そして一番大きいのが、食べ物を美味しいと感じられないことであった。これはかなりつらい。食べることが大好きなのに、どうしてこんなに食べ進めることがきついのだろうか。こんな気持ちで食べるのはあまりに食品に対して不誠実やしないか。 どうして自分は今こうなのだろう。努

          夕方と夜の間のイオンでパフェを食う