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夜の役目

朝が来て 夜が来る
夜が来て 朝が来る
一秒を何度も何度も繰り返し
夕方を経て やがて夜になる

太陽が沈む
なんて変な言葉だろう
地球が自転するのにあわせて
太陽が沈むように見えているだけ

太陽が居てくれないと真っ暗になって
さびしさを伴ってしまう夜は
素のわたしを一番に知ってくれている

泣いた声 濡れた枕
吐いた叫び 静かに祈った願い
寝癖いっぱいの髪
よだれ垂らした寝顔

眠れないの中身が
今日が終わってほしくない
明日が来てほしくない
朝なんて嫌い とか
そんなこと もうわかってるよ

君が素でいられるように
夜は夜であり続けてくれるだけだ