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四国遍路番外編 道後観光

おはようございます、美柑らむちです。
今日は、我が街「愛媛県松山市」に、お遍路先で出会ったお遍路ガールズが到着したので、松山道後をたっぷり堪能していただくべく、ご案内役を仰せつかりました。

お遍路道と観光温泉街が交わる街、道後。
今日は1日、お二人にはお遍路をお休みしてこの出湯と俳句と文学の街を満喫していただきます。
アテンドは私、美柑らむち。
道後の旅、はじまりはじまり〜!!

朝9時。
お二人と待ち合わせの時間。
この時間だと道後の街はまだまだ営業が疎だ。
道後温泉は朝6時から空いていて、朝風呂に入る人はちらほらだけど、まだまだ人気は少なく見える。
お二人は待ち合わせ場所に早めにきてくださったので、早速からくり時計の前にご案内。

からくり時計の前にはすでに人だかりができていた。
この放生園のからくり時計は、毎時0分と30分に動いて、小説「坊っちゃん」の登場人物が音楽と共に登場。
ラストにはマドンナによる観光案内のナレーションもある。
縦に伸びて展開していくからくり時計は全国的にも珍しく、見応えがある作りだ。
これを鑑賞して1日のスタート。

最初に目指す目的地は「松山城」。
道後からは、電車に乗って12分ほどだ。

駅の目の前には坊っちゃん列車が。
古い列車の再現だが、
土日にはこの車両も時間限定で街を走る(令和5年時点)
道後温泉駅はレトロな作り。
スタバが入っている。
ここの2階は放生園の広場を見下ろせる作りだ。

道後温泉駅から、松山市駅行きの電車に乗って、「大街道」駅へ。
そこから歩いて、松山城を目指す。

朝ごはんも兼ねて大街道の喫茶店老舗
「フライング・スコッツマン」で休憩
列車の車内をイメージしたレトロカフェ


松山城は「お城山」と呼ばれるだけのことはあって小さな山を登る坂である。
地元の人のウォーキングコースとして人気で、舗装だが、坂と石段が続くイメージだ。
観光客さんは、ロープーウェイとリフトがあって、これに乗る人が多い。眺めもいいしこちらもおすすめ。
ただ、私たちはお遍路で登り歩きも慣れたもの。相談の結果、ロープーウェイ等は使わずに脚で登ることに!

上り口付近の城主像
重い荷物は下ろして松山観光
石段もへっちゃらなのだ
お城山からは松山市内を見渡せる。

松山城は、江戸時代から現存する全国でも珍しい「現存12天守」のひとつ。
徳川家の親藩「松平定行」公から14代、松山15万石を治めてきた歴史あるお城だ。

見事な石垣と、戦に備えた数々の仕掛けに、歴史が好きな人はもちろん、そうでなくても感心させられるだろう。
天守から松山の景色を見下ろせばまるでお殿様?

朝晩は少し涼しくなってきたとはいえ、もう11月なのにそうとは思えない暑さ。

天守閣の広場で伊予柑ソフトクリームをいただく。本来秋も深まる季節なのに、こんなにアイスが美味しいのは驚きだ。

松山城の上から、「二の丸史跡庭園」へ降りることができる。
もともとは、御殿があって城主一家その奥方や家来たちが住んでいたであろう跡地を、庭園として残している。
間取りの枠はそのまま、そこに蜜柑や季節の花々が植えられた本格的な日本庭園だ。

城山を降りて二の丸庭園へ
趣ある日本庭園
庭園から天守閣を見ると
あそこに登っていたんだなぁ、と実感

庭園を散策しているとそろそろお腹の空く頃…。松山の中心「松山市駅」付近に戻ってランチにする。

花園町通り「黒潮亭」
愛南鯛めしの定食1280円
たっぷりボリュームで満腹!

松山市駅には、高島屋のビルが合体していて、その屋上には大観覧車「くるりん」が。
愛媛県民アプリ「みきゃんアプリ」に登録するだけでひとカゴ無料で乗れるので、せっかくなのでお二人にもご乗車いただいた。
15分間の松山空の旅だ。

ゴンドラに乗って上空へ
もちろん松山城も眼下に
松山散策におすすめのおやつ「日切焼き」
松山市駅の目の前
日切地蔵尊の門前で、目の前で焼いてくれる。

おやつも食べて、
松山の商店街を見物しつつ道後に戻る。
松山中心地各地からは、「道後温泉行き」の市内電車が便利だ。

あちこち見回っていたらもう夕方…。
温泉に入るにはちょうどいい時刻。
1日の締めくくりに、松山が誇る名湯「道後温泉」へご案内。

本館は約6年がかりの補修工事の真っ最中。
規模縮小はしているものの元気に営業中だ。
新しい姿が見れるのは来年の12月。

道後温泉は、歴史古く、日本書紀にも出てくる「日本最古」の温泉だ。

言い伝えでは、脚を怪我をした白鷺が、その傷を温泉のお湯で癒したことが道後温泉の始まり。
だから、道後の各所には白鷺のシンボルが飾られている。

地元の人でももう何年も大いに覆われている姿しか見られていない道後温泉。
完全復活への期待は膨らむ。

温泉で汗を流したら、湯上がりに一息。

じゃこ天と八幡浜名物ちゃんぽんでお腹を満たす。
某県知事の言葉で一躍有名なじゃこ天。
じゃこ天なぁ……。お酒のおつまみには最高なんだけど、あんまりメインディッシュで出てくるものではないよね。
きっと愛媛県民誰も「貧乏くさい」と言われたことに本気で怒ってはいないのだけど、「えぇ、美味しいのになぁ」くらいのことはみんな思っているはず。
ここ数日、食べたくなって仕方なかったのが本音のらむちです。
まあともかく、軽く炙って大根おろしと醤油でいただくのがもう最高のじゃこ天。
居酒屋とかの飲食店で食べられるのはもちろん、蒲鉾屋さんで直接買うのが1番おすすめ。
皆様もお試しあれ!!

さてさて、夜も更けて、ここでお遍路ガールお二人とはお別れ。
楽しい時間はあっという間だ。
お二人は明日からまた、次の札所がある和気エリアまで歩いていく。
私も以前歩いたことがあるけれど、再び山と海を望むエリアを進む。
お二人とは足摺岬で出会ったのだけれど、本当に優しくて気遣い屋さんで素敵なお二人だ。
この出会いに感謝!!

らむちが、「ぜひ松山に来たら案内させてください」って誘ったので、お付き合いいただいたお二人にも本当に感謝感激です。
この場を借りてお礼させていただきます。

この後も、愛媛香川とお遍路は続くので、ぜひ道中お気をつけて。
また会いましょう!!!

らむちのnoteご愛読のみなさまも、今回はお遍路とは直接関係のない記事ですが、ここまでご覧いただきありがとうございます。

1日でもゆるっと回れる松山・道後エリア。
お遍路さんもそうでない人もぜひ、のんびりしていってね。松山良いところ!

今日も一日中おつかれさまでした!

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