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初めての2.5次元『LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」』


台風によって、公演が左右される中。
幸いにも原作再現を回避し、その舞台は上映された。



『LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」』




8月11日から8月20日まで、
『THEATER MILANO-Za』にて上演される舞台である。

4コマ漫画が原作となっており、
アニメ化の影響もあり、大きな話題を集めた人気作品。

好きな作品の舞台ということもあり、抽選に応募し当選。
私にとって、初の2.5次元作品となった。

正直なことを言うと、恐怖心があった。
好きな作品を舞台という、実写で触れること。


『解釈違い』という言葉が頭をよぎる。


しかしその不安は、
ギターヒーローのギターソロによってかき消された。


上演直後、会場響き渡り、かき鳴らされるギターソロ。
ここから逃げ出すことを許さない。
最後まで聞けと言わんばかりの、引きずりこまれていく感覚。

解釈違いを物ともせず、もはやそれすら思わせる隙を与えない。

生演奏ならではの身体に響く音色に釘付けにされた。
『LIVE STAGE「ぼっち・ざ・ろっく!」』へと。


そして、メイン4人の役者が登場し、物語は進んでいく。




・後藤ひとり【守乃まも】

開幕ギターソロによって、我々を魅了したギターヒーロー。
そして、そのかっこよさを忘れさせるような、普段の奇行。
さらに、その奇行を吹っ飛ばし、かき鳴らすギターテクニック。
舞台でも健在なギャップに、耳鳴りを起こす。




・伊地知虹夏【大竹美希】

我らがリーダー。
みんなのツッコミ役としては勿論。
存在感抜群のドラムさばきには、圧巻の一言。
メンバーを引っ張っていく、豪快さと可愛さを兼ね備えていた。
そして誰よりも、ぼっちの妄想パリピ少女を楽しんでいた人物の一人。

「うぇーいv(■ω■)v」←可愛い



・山田リョウ【小山内花凜】

恐らく舞台を見た、大多数のファンが思っただろう。
僭越ながら、私が代弁させていただく。




(足なっっっっっっっっっっっっっっっっが)




え?股下3m?




遠目でみたが、股下3mはある。
ちなみに裸眼。視力に自信はない。




そしてなによりも。




ぼっち「本当に草食べてるー!?」
 観客(本当に草食べてるー!?)


本当に草を食べるとは思っていなかった。

私の公演では【水菜】を食べていた。


日によって草の種類が変わるのかもしれない。
情報提供お待ちしております。


完璧な原作再現に拍手喝采。
差し入れは美味しい草がいいかもしれない。


いや、足っっっっっっっが。




・喜多郁代【大森未来衣】





キターーーーーーン!!!!!!!!!!!!
(照明ピーカン!!!!!!!!!!!!!!)






本物の陽キャオーラ(照明)を目の当たりにした。
この歳のおっさんにその光は眩しすぎる。
オーラに当たったぼっちちゃんの気持ちを体験し、理解した。
この光は直視できない。


そして演奏では、
ギターボーカルという立場でありながら、それを物ともしない歌唱力。

可愛いだけじゃないぞ、というの気持ちが歌声から感じられた。




舞台に立っているのは『役者』かもしれない。
しかし、私の目にはいつしか『キャラクター』になっていた。


アニメ、原作で見てきたキャラクターたちが、
楽しそうに話して、歌って、演奏している。

夢でも見ている感覚だった。
映像の垣根を超えて、彼女たちは今、ここに立っている。


オーディションシーンにさしかかり、気づく。
一人の観客としては勿論、私たちも審査員の一人だと。


この作品は、私たちがいないと完成しない。
すべてが一つになることで完成するものだと。


舞台を見に来ているのではない、『体験』しているのだ。
このライブステージを。


生演奏の音が身体を震わせる。
ありのままの演奏、そこにプロアマ関係ない。

等身大の彼女たちの音楽。


「音ってものすごく感情が表れやすいから」


キャラクターとして、一人の役者として、音楽に気持ちをのせている。
目の前で演奏しているのは、『結束バンド』だと。


「一瞬でもいいから。聞いて、聴けよ」


彼女たちのメッセージが聞こえるようだった。




カーテンコールの挨拶でさえ、キャラクターたちからのお礼に見えた。
最後の拍手は、キャラクター、そして見にきた人全てを包むように、
何時までも鳴り止むことはなかった。


終演後、天を仰いだ。
私は照明を見ていた。照明が私を見ていた。

余韻に浸る私を照らしていた

終わりを告げる光が注いでる。
夢のような時間は、幕を下ろしたのだ。

手が震えていた。
拍手のしすぎだろうか。


この感動を誰かに伝えたいという気持ちが溢れ出たのかもしれない。


一人でも多くに人に知ってもらいたい。
全身で味わって、噛み締めてほしい。


この『体験』を。


いつかまたこの作品に出会えることを信じて・・・。
出会えたことに感謝を込めて。




当日券の販売もあります。
興味のある方は、ぜひ劇場へ。




体験してください。
もう一つの「ぼっち・ざ・ろっく!」を。

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