私の思考の変化

新しい職場で仕事をし始めて、4ヶ月目に入りました。

今まで焦っていたり、自分の目標に突き進み過ぎて見えていなかったいろんなことが、たくさん見えてきてます。

それは週2回で1日あたり5時間弱という少ない勤務の中だからこそ、何とかゆっくり向き合えている気がします。

今までこんなに心にゆとりを持って働けてなかったですね。

たくさんのこと、見逃していたんだろうなぁ。

そんな私の独り言。


今日はこんな日

金曜日から次男が学校休みたいモード。

3学期始まって、疲れが出ているのかもしれないね。

担任に聞いたら、2学期は落ち着いていたのに、3学期始まってなんとなく落ち着きがない日々が続いてますとのこと。

夜、なかなか寝付けなくなっているし、ちょっと不安定だったりするのかも。

昨日も本人の意志は「休む」だったので、休ませました。


でも私は仕事。

普段から月曜日はリズムを戻すのに一苦労で、私自身も仕事までの準備に時間がかかるんですよ。

三男もそれは同じで。

そこに次男のお昼ご飯の用意ときたもんだ。

急いで次男の好きな炊き込みご飯を炊いて←おかずが納豆くらいしかないから、白ごはんが好きな長男のご飯は別に用意して。

そんなことしていたら時間はオセオセで。

当たり前よね。

そんなときは最低限だっていいじゃない。

なのに、こんなときに一緒にいてあげられないから、せめて好きなお昼ご飯を用意してあげたいって思ってしまって、自分の首を絞める。

悪いことしてるわけじゃないのに、自分がこうしたい!を実現してるだけなのに、出発するときの自分の顔は険しかったです。

あーもう間に合わない!急がなきゃって。

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百ゼロ思考がゆるんでくる

お昼、LINEで友だちに愚痴ったら、

「親に学校に行きたくないって言えるって大事だよね。」

って返ってきて、ハッとしました。

それが言える友だちがすごいなぁって思ったから。

私、自分がこうなるまで、そんなこと考えたこともなかったんですよ。

学校は休まずに行くものって思い込んでいたし、学校を休んだら授業の内容がわからないからテストで点数を取れないって思って恐ろしかったの覚えてます。

熱を出して休む子をうらやましく思う一方で、休んだら大変だ!という葛藤があったんです。

それを親に話したことは…ないかなぁ。

そして、自分が親になり、自分の子どもたちが学校を休みたいと言ったとき、私の中の子どもの私がザワザワ落ち着かなくなったんですよね。

休んで困らないの?

その間学校であったことについていけなくなって、困らないの?


そんな自分と向き合うと、私って結構真面目で完璧主義なところあったんだなぁって今更ね、わかりました。

余裕なくて、頑張らなくちゃって思っていて、周りがよく見えてなかったかもしれない。


長男は、学校を休んで勉強できなくても大丈夫って思ってます。

学校の勉強よりも大切なことなんてたくさんあるって知ってるんだそう。

私は学校の勉強が全てだって思い込んでいて、それを頑張らなかったら私はダメなやつになってしまうって焦りがあって、必死だったんですよね。

だから長男がすごく大人に見えて、私の方が心の成長ができてないんじゃないかって、またダメ人間判定。

私、あるべき形にハマらないとダメって思ってしまう「百ゼロ思考」が本当に強いみたいです。


だけど、3人の子どもたちを見てきて、成長のタイミングも発達するタイミングもそれぞれだし、得意不得意もあるし、大人になるまでに完璧になんて無理なんだなって納得して。

大切なのは、いつでも自分と向き合い、困難があってもどうにか生きていけることなのかなって、完璧にちゃんとやれなきゃダメなんじゃないなって、やっとそんな境地にたどり着いたところです。

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キャパがないと世界の広がりで混乱する

そうやって自分と向き合い、いろんなことを解放して、凝り固まった思考や視野が広がってきて、初めて見る世界があって…。

視野が広がるっていいイメージじゃない?

でもね、実は圧倒されてます。


仕事で高次脳機能障害がメインの患者さんを今、担当しているんですね。

注意のキャパが少なくて、空間認識も半分になっていて、そんな方の空間認識が改善して広がったらどうなるかわかりますか?

キャパが増えてないのに刺激が増えてしまったらかえって混乱するかもしれないんです。

その方はリハビリで脳全体が賦活して、キャパも少し増えたからか、今はそこまで混乱せずに過ごせている状態。

そんな様子を見て、私の状態がフッとリンクしちゃいました。

そうか、それって今の私だ。

今の私と重なって、苦しくなってしまいました。


私、そもそもキャパは少ないのです。

ワーキングメモリね。

それは実は長男も同じなのだけど、長男は自分がキャパ少ないのが感覚的に理解できていて、できる範囲でやる方が自分らしく生きられるってわかっているんです。

でね、長男の不登校の決断もその自覚があったからだったんですよ。

私は、自分のキャパよりも周りの刺激に影響され過ぎて、適応することばかり考えてきて、自分のことは置いてけぼりで、だからずっと混乱していたり、つらかったり、訳わかんなくなっちゃったりしたんですね。

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私の現状を見つめる

子育てで自分をやっと見つめ直せる機会を得て、自分の時間を持って、ひとつひとつ振り返ったり実感する中で、やっと自分の状況が理解できてきました。

だけど今はゆとりとともに見えることが増えてしまい、また混乱してしまっている…そういう状況なのですね。

そんな自分をどうやったら楽にしてあげられるだろう。

自分はもっとできるって思い込んできたから、楽にしてあげるなんて考え、感覚にはなかなかシフトできないのだけど、そうやって自分を受け入れていくしかないんだよね、今は。

そう、自分に言い聞かせています。


そうやって考えていると、自分のキャパを超えない範囲で頑張ればいいと小5で決断できた長男はホントにすごいなぁと思います。

そして、今の私はこんなに小さくなっていて、中学のときの成績はオール5だったのに、そんなのホントに役に立たないって、なんでそんな数字にこだわってしまったんだろうって、長男のようにもっと大事なことになんで気づかなかったんだろうって、そんなことばかりが頭の中をグルグルしています。


ただ、今までと決定的に違うのは、こうなっている自分をダメと思わないこと。

以前は変わらなくちゃ、勉強しなくちゃって、講習会を探したり、ネットで検索しまくったりしてたものね。

今は…ただただそんな自分を今の自分なんだなって思うだけ。

いい悪いのジャッジをせず、だからしんどくなっちゃうのねってただただ認めてあげるだけです。

それだけでいいのよね。

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三男の成長が著しい

三男は軽度知的障害と自閉症スペクトラムがあります。

全体的に1〜2年の遅れがあって、でも能力の凸凹があって、得意なことは年齢相応な感じ。

4歳だけど言葉はまだカタコト。

かわいらしいけど、周りの子どもとの差がよく分かって、そんな中にいてこの子は傷ついてないかな、混乱してないかなって心配していたけど、たくましくというか、ひょうひょうと生きてます。

そんな中で、今、グイグイと成長中。

どこかのタイミングでバーンと見えるようになるんですね、成長って。


アレコレ見ようとせずに、目の前の子どもたちをしっかり見ること、自分のこともそのまんま感じて受けとめること、そういうことを大事にできたらいいなぁと、心から思うようになってきました。

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やっと自覚した自分の軸

まだまだね、子ども関係とか仕事関係で動いていると、自分の行動とその結果に引っかかってダメダメモードにスイッチが勝手に切り替わってしまうってあるんです。

昨日も実は、仕事でも子どものことでも悩むことがバーンと増えて、そこに人から言われたひと言が引っかかって、パンクしちゃいました。

まだまだ試行錯誤中。

というか、整え中です。


ただね、その中での一部分はちゃんと見つめられるようになってきていて。

私が大切にしたいと思ってやってきたことは、ちゃんと積み重なっているっていうことにも少しだけど気づけるようになっているんです。

ダメダメモードに入ると、そこまで自分で戻せなくて、夫に頼むことも多々あるのだけど、その対応に慣れた夫が、強く私を肯定してくれます。


夫「あなたが強い想いを抱えて、行動してきたことは、行動に移すのが苦手なオレからしたら希望の光でもある。

 不器用だし、決して王道ではないと思うけれど、自分の想いやそれに沿ってしてきた行動の数々を大切にしてほしいと思うよ。」


そういう、お互いを認め合える、信じ合える関係性でいたいと積み重ねてきて良かったと思います。

時間はかかったけど、私がいちばん大切にしたいことって関係性の構築なんです。

仕事でも、子育てでも、友人とも。

それがうまくいかないとダメ、にしないで、それを大切に生きていこう、という感覚を自分の軸にしていこうと思います。

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