欲しかった答えは自分の中に
小さな私、めちゃくちゃ不安だった。
何をしたらいいのかわからなかった。
誰かに教えてほしかったし、助けてほしかった。
でもやっとわかったなぁ…私が欲しかった答えってないものだったんだって。
自分で感じ考えて、自分なりの答えを探していくものなんだってこと、やっとやっとわかったよ。
答えが知りたい
私、学校はキライじゃなかった。
答えをくれたから。
そして、やることを教えてくれたし、言われたことをやり続けていたら文句を言われないから。
きっと私、わかりやすいことや見えることなら理解できたし、努力のしようもあったんだよね。
その中で勉強を頑張り、仕事や子育てでコミュニケーション能力や社会性を伸ばせたことで今がある。
ところが見えたこと以外は成長せずに止まったままで。
不安な気持ちもわからないことも、まだまだいっぱいあるの。
私ね、今それらをやっと受け入れられるようになってきた気がする。
今までたくさんフタして、見ないフリしてたんだね。
だって見たら生きていけなくなりそうなんだもの。
でももう大丈夫。
もう少しシンドイところの自分と向き合ってみよう。
読めなかった本たち
長男に発達の凸凹があるとわかり、療育で考え方を学んだとき、それ、私が困ってたやつ!と思ったのね。
私が知りたかったことばっかりだった。
なんだ、私も特性持ってるんじゃん。
仕事で人間関係に悩んで、頭の中でいろんなことがグルグルして落ち着かなくなったとき、発達障害に詳しそうな精神科を受診して検査をしてもらった。
WAISって検査で分かったのは、動作性優位でワーキングメモリが他に比べて優位に低いこと。
診断名はADHD。
一時期飲んだストラテラで、頭がスッキリしている状態も体験した。
余計なことを考えなくて済むって、こんなにも楽なんだって思ったよね。
今は飲んでいないのだけど、もう無理だって思ったら、また頼ろうと思ってる。
でもできることなら自分でコントロールできるところまでは自分でチャレンジしてみたい気持ちもあって、しんどくない範囲で自分と向き合ってみてるの。
自分なりの自分との付き合い方、見つけたくて。
ADHDって分かったとき、ビックリしたの。
私、自覚としては自閉症スペクトラムなんじゃないかなって思ってたから。
人間関係が苦手、コミュニケーションも苦手で、行動面よりも対人関係に困難を感じていたから。
だけど、あとでわかったの。
自己認知も弱いのね。
行動面の困難感は全く自覚がなかったけど、結構自分なりに工夫してやってきてた。
ホントは衝動性も思考の多動も不注意もバリバリあったよ。
そのままの自分を自分で感じることが苦手なのね。
苦手なことだったから、認めたくなくて無意識に抑圧してたのかもしれないしね。
私、自分のこと知りたかったから、発達障害とかADHDのことが書かれてる本を結構買ったのね。
子どもの理解も兼ねて。
でも長いことパラパラって読んで、そのまま本棚に並ぶままだった。
パラパラ読んだだけで、まさに私!な言葉が羅列されてる。
理路整然と説明されているし、具体例もあったりしてとてもわかりやすいのだけど、読めば読むほどね、私ってそうなんだなぁーって思って、ちょっと受け入れられなかった。
読むの、しんどかった。
もっと読む人が明るくなるような書き方ってないの?なんて思った。
でもやっと冷静になれて、自分を少し遠くから温かい目で見守るような感じで、自分のことを優しくできるようになったから少し読めるようになったかな。
それでも時折グサっときたり、そうそう、まんまじゃんって笑ったり。
一般的に、発達障害の人が苦手なのは、
①対人スキル、他者との協調性、適切な会話などの社会性
②感情や衝動などのセルフコントロール
③金銭、時間、食事、睡眠などの日常生活やライフスタイルの管理
などです。
これに対して得意なのは、
①コンピューター、情報機器、機械類などの操作
②陶芸、美術、音楽などの創作技能
③ある種の専門的な分野の技能
などです。
健康な家族の3つの条件
1.夫婦間同盟
2.世代間境界の確立
3.性別役割の明確化
こんなことが書かれてる。
もっと大事なこととかいろいろ書いてあるけど、私、要約するのが苦手で。
何を抜き出していいかわかんない。
ごめん、伝わらなくて。
あとはね、母親ならではの困難感とか、楽しく母親業をするコツとか書かれてるよ。
機能不全家族やアダルトチルドレンについても書かれていて。
私、この本で取り上げられている人物像そのもの過ぎて、よくあるケースなんだなって思ったよね。
私みたいな人、そうそういないって思ってたけど、案外いるのかもね。
最近、しっかりと自分と向き合ってきたから、どの言葉もその通りだなって思うことばかりだったし、どうしたらいいかっていう対策もたくさん載ってる。
でもなんだろ。
こういうノウハウ的なものを欲しているわけではないんだよな、なんて気持ちも湧いてくる。
自己理解にはつながるけど、気持ちがホッコリ前向きになるとは違うというか。
ただ、自分の気持ちに素直になったり、自分を大切にできるようになると、この本に書かれているようなことに自然と気づいて、その方向へ自分で導けるようになってるな、ということにも気づけたの。
ノウハウを読んで、そうならなくちゃって焦るんじゃなくて、やっぱり大切なのは自分の気持ちを知ることなんだよね。
迷っている時ほど本やノウハウじゃなくて、自分と向き合う方が無理なく自然にいい方へ向かう気がするよ。
本に書かれていた「夫婦間同盟」。
夫婦が仲良くいい関係でいられることが大事なのって、そんなのみんなわかってるじゃんね?
でもうまくいかない。
そこで特性の問題がハッキリしたらさ、それが悪者になるだけな気がする。
特性はその人のパーソナリティでもあるわけだから、向き合ったり、理解し合う姿勢がなければうまくいかない。
表に見えてるものだけで判断するのではなくて、自分の深いところ、相手の深いところを知っていく、そこを丸ごと抱きしめる、そういう過程が知りたいよね。
で、そういう肝心なところが書かれていないから残念だって思う。
私は夫と、そういう過程を踏んできたよ。
自分を大切にして、家族も大切に考えた結果、必要な選択を繰り返していたらいつのまにか夫婦の仲は深まったんだよね。
私は私らしく生きていく
本を読んできて、でも本には答えがないってわかって、本を読むだけじゃ私は救われないんだって実感して。
やっと自分と向き合う覚悟ができて。
自分と向き合ってまた本を読み直すと、いろんな発見があった。
答えを探すための本じゃないんだって、やっとわかったよ。
軸は常に自分にある。
必要な情報があるから本を読む。
自分にとって必要な情報しか取り入れない。
それくらいの強い意志があってもいいんだって思った。
私の生き方は私が決める。
私に必要なことは私が決める。
大切にしたいことも、楽しみたいことも。
明日は決断の日。
ホントは自己対話の記事をアップしたかったんだけど、思ったよりも深まらなくて。
自分と向き合うって難しいよね。
都合よく解釈しちゃったりするしね。
さ、寝よう。
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