見出し画像

【追加版】小説家・ライター向け!2020年版執筆ツールアプリ+α編

少し前に投稿したこちらの記事。同人作家・小説家・ライターさんが無茶苦茶RT・いいねをしてくれたので、ななころび初のnoteおすすめ記事になった。マガジンにいれてくれたりフォローしてくれたユーザーもいた。
ありがとう。本当に感謝してますm(__)m

完璧だと投稿する時は思ったのだけどやはり世界はとてつもなく広かった。RTやいいねで広まってからしばらくして「このツールがない」「これおすすめです」と好意的に教えてくれるツイッターユーザーさんが現れた。優しい。皆さん神様ですね?????

上記の記事に追加しようと思ったのだけど、せっかくなので追加ツールのほか、補足するアプリも加えて新たな記事をここに作ることにした。
教えてくださった皆様、本当にありがとう。語彙力が無くてごめんなさい。

また前回同様、android版/ios版のどちらしか配信していないアプリツールは名前の末尾に◇or◆がついている。(androidのみ=◆/ios版のみ=◇)
そしてとても多い「開発者は個人」。本当にお疲れ様です。いつもありがとうございます。
また、例によって例のごとく無茶苦茶長いので(+αとはなんだったのか)簡単なまとめだけ見たい人は目次の「最後に」の一覧に飛んでくださると幸いですm(__)m

㉟ Onenote

マイクロソフト社のノートブック。メモソフトとしても有名で、タブレット版以外にもデスクトップ版がある(wordと同じ)。
実はアウトライン機能を備えている(Tabキーを押すだけ)。Wordと連携なのも強い。

アウトラインとは?
文書全体を階層として管理する機能。全体の構造を考えたのちに、大まかに見出しを作って章や項目にわけたり、章から更に節や項などにわけて細分化しツリー上にしたり、項目を並べ替えたり階層を組み替えていく。

㊱ Googleドキュメント

Googleが提供するテキストツール。タブレット・スマホ版とパソコン版がある。Googleアカウントを持っていれば誰でも作成可能で、ネットに接続していれば入力と同時に同期保存される。無料。Wordと形式がほぼ同じなのも長所の一つ。パソコン版は下記の拡張機能をインストールすることでWordを変換できるようになった(アプリは元々ついている機能)。これもう完全無敵なのでは?

スクリーンショット ドキュ

↑これは自分のドキュメントページ(モザイクすみません)
編集画面には、左側にアウトラインがでて右側にテキストがでる。
このツールの特徴は、Googleアカウントさえあれば指定した文書のURLにアクセスできる事(作成者=オーナーが指定すれば閲覧と編集できるユーザーを指定できる)。データを転送しなくても文書の共有と閲覧あるいは編集ができるためWEBライターもお世話になった人が多いのではなかろうか。

㊲ i ライターズ ◇

ios版(iPhone/iPad)のみで配信されている執筆ツール。ライターズは有料版(400円)、Liteは無料版。
無料版と有料版の違いは広告の有無があるが、それ以外はアプリの説明でこう書かれている。

 有料版の「iライターズ」に比べると、入力できるテキストは一つだけで、「文字数カウント」「検索/置換」「画面のカスタマイズ」「クラウドサービスへのテキストファイルの保存と読込み」などはございませんが、日本語辞書を使用した快適な日本語入力はフルスペックで搭載しています。

つまるところ、「Lite版を使ってみて勝手が良かったらライターズを購入してほしい」という事だ。Lite版でも「縦書き可能」「iPhoneの横向きに対応」「iプリントに対応」「日本語辞書に対応」なので書くだけならLite版だけでも可能(対応しているクラウドサービスはドロップボックスとEvernoteなのでそこも注意)。なお下の iテキスト(前回の記事のiEverText)と開発が同じなので、連携が可能。

㊳ i text/i textPad ◇

ios版のみで配信されている執筆ツール。Mac版も別で存在する。元々有料(370円)で配信していたiPad用アプリのitext PadをiPhone用にカスタマイズ、無料にしたアプリがi text。
i textの特徴としてドロップボックスとの同期、文字数カウント、フォント変更、行間変更、検索置換、青空文庫のサポート、Zipファイルの解凍などが最初からついている。一括文字変換もできるため、半角→全角やひらがな→カタカナもできる。
iPhoneの横向きに対応しているも縦書きは広告表示をオフにすると使用不可能(i text Padは縦書き対応)。

㊴ Vertical Editer

デスクトップ版(Windows版)のみで配信されている無料のテキストエディタ。開発者は個人。別名縦書きエディター。Win95時代からの老舗エディタで、名前を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。
初期画面では原稿用紙が表示されるが、画面上部の▼で紙枠を変更できる。例えば「シンプル」に変更すると真っ白のメモ画面になる(横書き)。画面左側にアウトラインツリー(見出し)、右側に編集画面がある。
上部のエディタ編集タブから縦書きの有無、禁則文字の処理、縦中横の表示、フォントの変更が選択できる。

↓※こちらは有志の方が作成したヘルプページ(元々ソフトの中にあるヘルプtxtの中身をWEB用に編集したもの)。詳しくはこちらをどうぞ。

㊶ CatMemoNote

デスクトップ版(Windows版)のみで配信されている無料のメモ管理ソフト。開発者は個人。タイトルにCatと書いてるように猫のアイコンが特徴。可愛い。
TODOリストの他、エディタ機能(メモ帳のようなもの)もつき、メモごとに縦書きでの編集も可能(印刷ボタンはない)。エディタ編集画面では色分け、タブ表示、文字数カウント、置換、マーク自動カラー、メモ暗号化、フォント変更(自由)などかなりの機能が揃っている。
全メモを検索する事ができるので、一つ一つ開く必要もない。フォルダにわけ、そこからタブやツリー形式で管理できる。チェックリストの作成、数式コードもできるので、ちょっとした四則演算にも役立つ。保存は自動保存。
あとテーマカラーも変えられる。猫テーマ可愛い。

㊷ Mery

デスクトップ版(Windows版)のみで配信されている無料のテキストエディタ。開発者は個人。メモ帳に似た画面構成が特徴。アウトラインツリー機能や難読漢字の対応、縦書き対応、マーカー、デフォルトで色分け、テーマカラー変更などの機能が揃っている。秀丸と似ているような気がする(無料版秀丸……!?)
縦書き機能搭載は開発者のブログによれば「MacOS専用のアプリstoneの美しさに大変衝撃を受けた」から。縦書き機能は機能のオンオフで切り替えられるが、ルビや傍点機能はなく縦中横があるだけのシンプルなもの。
純粋なテキストエディタを目的としている為、リッチテキスト形式には対応する予定はない。なお文字数カウントはドラッグで選択すればその範囲の文字数が出る。(Ctrl+Aで全文選択すると下部に〇〇文字選択と出る)
個人で作成しているソフトなので、開発支援を募っている。

㊸ Hagoromo 

デスクトップ版(MacOS)のみで配信されているテキストエディタ。有料(2,200円)。リッチテキスト形式対応。Macパソコンで日本語の縦書きが可能(横書きもできる)。これが強い。
テキストエンジンは独自開発。縦書き機能のルビ・傍点・縦中横、囲点がついている。段組ができない、拡張子は専用のもの、サイズ変更が難点。
EPUB出力機能や原稿用紙枠、フルスクリーン対応、検索機能、滑らかな入力速度(ラグの少なさ)などが揃っている。
ちなみにここの開発社は「Jedit」というMacOS専用の有料テキストエディタシリーズを開発している。(現行最新版はJeditΩでライセンス料は1,200円)

㊹ Bear ◇

2017年に「Apple デザインアワード」を受賞したマークダウン対応のテキストエディタ。Mac系でのみ配信されている(iPhone/iPad/MacOS)。無料版が基本だが、PDF/HTML保存やデバイス同期が可能な有料版(PRO版)も存在する。アプリ内で課金するタイプ。(買い切りタイプではなく、月額170円もしくは年額で1700円支払って有料版機能を解禁する形)
最近ではアプリ版だとApplePencilで手描きメモを残せるようになった。縦書き機能は現在MacOS版のみついている機能(レイアウト変更)。

Bearの基本的な性能と使い勝手については上記のnoteで詳しく語られているので是非一読してほしい。(※ちなみにここでよく出る「エクスポート」とはパソコン用語で「データをアプリの外部で保存」の意味。PDFでエクスポートできる=PDF形式で保存ができる ということ。エクスポートの本来の意味は「輸出」)
画面に出てくるクマが可愛い。

㊺ edword Universai 2 

デスクトップ版(MacOS)のみで配信している日本語専用縦書きワープロソフト。有料(8,000円)。今回紹介するソフトやアプリの中では最も高い。2018年3月に販売開始。元々前身のエルゴソフト社が開発、販売するも2008年事業終了したことで終了してしまった同製品を、エルゴソフト社のエンジニアが在籍する物書堂がソースコードを買い取って今風にカスタマイズした経緯がある。(そのためコアなファンが多い)
ちなみにエルゴソフト社の製品は日本で最初に発売されたMacの日本語ワープロソフトでもある
日本語特化のワープロソフトなので、縦書きはもちろん、禁則処理や異体字(同社のかわせみ2が必要)、ルビ、傍点、リッチテキスト形式、アウトライン機能、見開き、PDF変換に対応、長文作成可能、段組み、フォント対応などの機能が満載(ワードも対応しているが機能が制限されている)。

なお物書堂は、Macユーザーのライターにとっては日本語入力ソフト「かわせみ2」の開発販売の会社で有名ではないだろうか。他にもAppストアで辞書アプリや漢検アプリを多数販売している。

㊻ Scrivener Ver3 

紹介いただいたテキストエディタその1。スクリブナーと読む。最近Ver3になった。デスクトップ版(Window/Mac)とios版(iPhone/iPad)のみ配信している(ただしWindows版はVer1が配信、Ver3はオープンベータ版が配信中)。有料(Mac版は5,980円/タブレット版は2,440円)。リッチテキスト形式。
また30日間無料で使用できるトライアル版(ios版はアップルストアの仕様上不可)があり、購入を悩んでいる人はこちらをダウンロードして使い勝手を確かめることをおすすめする。
テキストエディタやワープロソフトというよりも、文章を書く人が論文や本を書く際にあると便利なソフト、に近い。データや資料を統合して管理しておける。(長編小説を書く為に必要な資料や画像やメモを集めて一つに保管しておける、みたいなもの)

上記のユーザーさんもスクリブナー愛用者のようで、機能について説明しているので是非読んでほしい。
起動してプロジェクトを左のタブから選ぶと、プロジェクトにあったテンプレートが自動的に出る。もちろん無地からカスタマイズできる。原稿と資料を同時に出して窓の分割閲覧が可能。
特徴の一つがコルクボードやバインダーで、アナログのボードにメモを画鋲で刺したり資料を一つのファイルに取り込むようなイメージ。小説で思いついたちょっとしたメモや設定を書いたものをコルクボードにぺたぺら貼っていくというやり方が基本。縦書きも可能。文字数カウントもできる。ドロップボックスと同期できる。ツールのカスタマイズボタンがあり、そこで自分の好きな機能をショートカットで使えるようにしていくのがおすすめ。
ただし多機能ソフトウェアのせいかフリーズしやく、ページのレイアウトや余白、行間、1行〇文字などの細かな設定は二の次になりやすいので注意。

㊼ StoryEditer

紹介いただいたテキストエディタその2。開発者は個人。開発した経緯は「自分が小説を書く時に必要な機能を詰め込んだ」という事から。いや本当にすごい。前回の記事でも思ったのだけど、「開発者は個人」が当たり前のようにいるから本当に恐ろしい界隈
検索の際、クリップスタジオやインデザインも同じ名の機能を持っているため注意が必要。開発者・北きつね氏のツイートから飛ぶのがおすすめ。

デスクトップ版(Windows版のみ)で配信中の無料のアウトラインプロセッサ。画面は左側にアウトラインツリー機能(項目でどんどん増やせる)、右側にテキスト編集のシンプルなもの。実は同じ名前のエディタがかつて存在していたが、そちらは既に開発終了している(旧版も対応できるとか)
フォントカスタマイズ、カラーリング変更、リッチテキスト形式に対応している。保存は独自の拡張子を使っているが、txt拡張子での保存も可能。またhtmlでの印刷もできる(自サイトにアップする人用)。
「キャラクター挿入機能」と「テンプレート作成機能」という、自分で設定した項目見出しのテンプレート・キャラクター設定をツリーに挿入できる機能が面白い。長編とか便利。構成機能や辞書ツール(Wiki検索)、ルビ振り(なろう対応)、言葉生成や名前ジェネレーターがある。名前ジェネレーターは意外と嬉しい機能ではないだろうか。


㊽ emediter

紹介いただいたテキストエディタその3。デスクトップ版(Windows版だけある)のみ配信中(マイクロソフトストアでも購入可能だがライセンスキーが違う為注意)。フリー版(機能の制限多め)と、ライセンス料を支払って購入する仕組みのプロフェッショナル版(1年ごとの更新で1年目のみ4,800円、2年目以降は2,400円支払う。永久ライセンス料は21,600円)にわかれる。

なお上記のライセンスに関しては紹介してくれたユーザーのゆきのさんがきちんと問い合わせてくれていた。ありがとうございますm(__)m もしライセンスが使えるかどうか不安な場合、サポートに問い合わせてからアップグレード版を購入、対応してもらうことをおすすめする。

アウトライン機能はもちろん、保存できるGB数は248GBと、とにかく大きい。画面のカスタマイズ(ステータスタブで文字数、行数、改行、テーマカラー)やシステムの言語色分け、Unicode対応等の機能がある。またエンコードや検索置換などの速度がトップクラス。編集するファイルのGB数が大きくて悩む人やプログラマー向けのソフト。
速度が速いのでフリー版はとにかくラグが少なくテキストが打てるツールがいい、という人向けかもしれない。
下記のnoteでEmediterの起動や画面について説明している。

㊾ STONE 

デスクトップ版(MacOS版のみ)のみで販売中のテキストエディタ。有料(3,060円)。縦書き対応(横書きとの切り替えができる)。対応する拡張子はtxtのみで、マークダウン未対応、文字装飾や画像挿入はできない。
ゴシックと明朝体のフォント切り替えや大きさ・文字数・行間の指定はできるものの、全てタブを選択する形式(書式を指定して保存は出来る)。したがってフォントサイズをptで指定、余白や行間の固定などのカスタマイズは不可能。
起動すると真っ白の紙が現れ、そこに文字を入力していく(最近ではダークモードも実装済)。PDF印刷も可能でノンブルやファイル名の有無も選択できる。

㊿ Byword 

Mac系でのみ販売されているテキストエディタ。有料(タブレット版(iPhone版/iPad版)だと730円、Mac版だと1340円)マークダウン対応(プレビュー表示が面倒)。フルスクリーン状態で作業もでき、背景カラーは白黒で選択、タイプライターモードもある。余白などは選択制だがフォントは自前のフォントを取り込むことができる。
icloudやドロップボックスと同期ができるのでiPadとMacの両方を購入していれば、場所を問わずに作業ができる。なお縦書き機能はかつて実装されていたが記事執筆時点ではなくなっている。
ショートカットもあるよ。全文英語なので英語慣れしていないと厳しい。

51 ストーリープロッター

テキストエディタというよりは「ネタ帳」「プロット」「設定まとめ」に近い脚本作成アプリ。スマホで配信されていて無料。開発者は個人。
機能の説明に関しては下記のnoteが無茶苦茶わかりやすかったので是非とも一読をおすすめしたい。(川中島オブデザデットの始まりはいつだろうか)

個人的にはネタ→プロットの変換やキャラ相関図、分量予測、キャラクター項目設定があるのが凄く良い。キャラ項目のなかで作者が忘れがちな「話の中の動機」「作品の中の立ち位置(=物語上の役割)」の欄があるのは嬉しい。キャラ相関図とか作るだけでワクワクする。
TRPG脚本家向けだと思う。個人で開発運営しているので下記のサイトでカンパや支援金を募っている。

52 縦書きのプロ

デスクトップ版(Window版のみでダウンロード専用)が販売されているテキストエディタ。有料(3990円)。開発会社は筆まめ。年賀状作成の際にお世話になった人もいるのではないだろうか。
縦書き対応禁則処理や組文字(三桁可能はすごい)、文字数指定、検索置換など原稿執筆に必要な機能は全て存在する。対応拡張子がtxtのみ。(PDFはない)テンプレートも自前であるのでカスタマイズする必要が無い。
ちなみに2018年3月から販売されている。かなり新しい。

53 Typora

テキストエディタというよりもこれはメモアプリでは?と思い始めたら申し訳ない。もう少し付き合ってくれ。
マークダウン対応や編集に特化したテキストエディタアプリ。デスクトップ版(Windows/Mac/Linus)のみで配信されていて現行はベータ版(つまり完全体ではない)なので無料でダウンロードできる。なお海外製だがメニューバーは日本語に対応済。縦書きは未対応。
白黒のカラー選択ができ、タイプライターモード、フォーカスモードが搭載。二画面を並べた画面構成ではなく既に整形された一画面の構成なのでプレビューとソースのページの開閉をしなくてもよいのが特徴。
なお画面の左側にあるのはアウトラインツリー。ワードプレスに投稿するときはこのエディタで作ったものをそのままコピペでよい。

54 # Type ◇ 

マークダウン対応のテキストエディタ。iPhone/iPadのみで配信中。無料。(有料版は買い切りではなく月額120円を支払うタイプ)
プレビューとマークダウン(ツール)のページをタブで切り替える形式。保存は自動ででき、Qiita(プログラマー御用達の技術情報共有サービスサイト)やGithub(ソフトウェア開発のプラットフォーム)への投稿にも対応している。動作が軽い。縦書きは未対応
開発者は個人。

55 mi 

デスクトップ版(MacOS)のみで配信中のテキストエディタ。無料。開発者は個人。元々「ミミカキエディット」という名前で1996年から配信していて現在は名称を変えている。エムアイと読む。
縦書き対応済で白黒モードの変更ができる。フォントカスタマイズ、行間や折り返し、幅の指定など画面の表示方法も好みに変化できる。検索置換機能が強く、動作が軽い。

56 CotEditor 

デスクトップ版(MacOS)のみで配信中のテキストエディタ。無料(オープンソース)で国産。縦書きに対応済で行数、文字数カウントがある。上部に改行コード、文字エンコード、シンタックス(プログラミング言語)がある。動作が軽い。
マークダウンにも対応しているがプレビュー画面がないので注意。

57 Writer Plus ◆

androidのみで配信中の執筆ツール。基本無料で使用できる。マークダウンに一部対応している。外部のBluetoothキーボードも使用でき、Windowsのショートカット機能も対応している。無料でもシンプルな画面構成、広告なし、文字数カウント、テーマカラーが白黒選択できる機能がある。
画像挿入やドロップボックスなどのクラウドサービスや縦書きには対応していない。

58 WZ EDITOR

デスクトップ版(Windows版のみ)で配信されているテキストエディタ。95年から存在する老舗エディタ。有料(最新版の10verはDL版が7,800円/CD-ROM版が9,800円)
シリーズがいくつか存在し、小説家向けに改良してあるWZ Writing Editor 2(DL版4,800円)やマークダウン対応のWZ Markdown Editor(DL版4,500円)、プログラミング特化のWZ Programming Editor 2(DL版4,800円)が販売されている。


小説を書くツールとして使うならば「WZ Writing Editor 2」だろう。縦書き横書きは勿論、禁則処理やEPUB出力処理、PDF出力対応。アウトラインツリー機能もある。俯瞰メニューという見直し機能が珍しい。30日間限定の体験版もある(ライセンスキーがある)ため、最初はこちらをダウンロードして試してみるのもよいかもしれない。

59 Werdsmith ◇

スマホのios版(iPhone/iPad)のみで配信されているメモアプリ。基本無料(アプリ内で有料版を買えば作成できるメモの数が解禁される)。iPhoneとiPadでの同期があり、データはクラウド内に保存される。海外製のためかまだ縦書き未対応。珍しい機能としては「目標」タブがあり、設定した文字数までどれくらいで達成できるか円グラフやパーセンテージで表示してくれる。(ただ海外製なので日本語のカウントがあやしい)


前回の記事をRTいいねしてくださった方の多くが、小説サークルのみなさまや字書きの方々だったのでPDF変換できるツールも在ればよいと思って紹介する。

60 威沙(いずな)

デスクトップ版・WEBサーバー版(PC/スマホ版)で配布されているPDF変換ツール。無料。開発者は個人。

威沙(いずな)は、テキストファイル(簡易タグつきテキストファイルもしくは『小説家になろう』『カクヨム』『Pixiv』の各Web小説サイトの書式、または『青空文庫方式』に対応)から縦書き小説PDF(主にA6文庫サイズ)を生成するツールです。
当サークル『旅人のザック』が文庫小説本形式の同人誌を作成するために開発した物を公開しています。
現在は拡張されて、文庫版(A6版)だけでなく、新書版やA5版・B5版二段組み等の出力形式もサポートしています。
引用:威沙サイトのフロントページより

対応している文字コードはSHIFT-JIS・EUC-JP・UTF-8の3つ。Windows版なら最初のSHIFT-JISが多いが、テキストエディタだとUTF-8の可能性もあるが両方とも対応しているので問題はない。ただし慣れが必要なサービスなので、時間があるときに手を付ける事をお勧めする(私も首を傾げた)
なお、印刷の装丁やページを凝りたい人はTNFのタグを利用できる。下記のサイトから支援ができる。


まとめ

★タブレットで配信(androidだけ=◆/iPhone&iPad=◇)
◇ i ライターズ(iPhone)(有料)※Lite版は無料
◇ i テキスト/i TextPad
◆ Writer Plus
◇ werdsmith
◇ # Type
・ ストーリープロッター

★タブレットとデスクパソコンで配信(機種問わず)
・Bear(Mac/iPhone)(月額課金)
・Googleドキュメント
・Onenote
・Scrivener3(Windows/Mac/iPhone/iPad)(有料)
・Byword(Mac/iPhone)(有料)
■デスクトップパソコン(※Windowsのみ=☆/Macのみ=★)
☆ CatMemoNote
☆ Mery 
★ stone(有料)
★ mi
★ CotEditor 
☆ VerticalEditer
☆ emediter(有料版/フリー版)
☆ ストーリーエディタ
★ edword Universai 2(有料)
★ Hagoromo(有料)
☆ 縦書きのプロ(有料)
☆ WZ EDITOR(有料)
・ Typora(いずれ有料になる可能性が高い)

前回はタブレット系を元にしたので、そちらが多かったが今回はデスクトップ版が多いと思った。実はメモアプリやノートやエディタで調べ始めると本当にキリが無くなってしまって紹介しきれない。
そのため、今回載せきれなかったメモアプリやノート系は次回の課題にしたい。……してもいいかな?

頑張って調べたのだけど、もしミスや間違い、おすすめツールがあれば教えていただけると幸いですm(__)m


この記事が参加している募集

おすすめアプリ

サポートでいただいたお金は自分のスキルアップ向上に必要な本や商品の購入に使用させていただきます