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2歳半の娘の言葉から思考を探る

やや言葉の発達が遅い娘ではありますが、日々の発言がとても興味深い。
そして、この世に生まれて数年なのによく考えているな‥と感心する出来事も。


お友達の名前を呼ぶための工夫

おそらく2歳なる直前くらい。

保育園で1番仲のいいお友達、ひとみちゃん(仮名)。

保育園で先生たちからは「ひとちゃん」と呼ばれていました。

0歳から一緒のお友達で、1歳をすぎた頃から両思いのマブダチに(表現が古い)。
「1歳そこらでも、魂レベルで共鳴するほどの友人ができるだなんて素敵だなぁ」と感じていました。

その大好きなひとちゃんの名前をどうしても呼びたい。

でも、少し言葉の発達が遅い娘は、どうしても呼ぶことができない。

他のお友達は何人か呼ぶことができていたので
「しゅーちゃん、しゃいくん、ぼっ!ぼっ!」
そんな言葉を言う日々が続きます。

ボールのことを「ぼ」と言っていたので、しゅーちゃんとしゃいくんとボールで遊んだのかな?と解釈をして「そうかぁ!今日はボールで遊んだんだね!」と返答しても、解せない表情の娘。

「んーなにか違うことを言っているのだな」と感じるものの、娘の言いたいことを理解してあげられない。お互いに歯痒い時間が過ぎていきました。

数日経ったある日、いつものように保育園に娘を送り、何気なく靴箱を見て、私は気がついたのです。

保育園って、一人一人の園児に自分のマークが与えられることが多いじゃないですか。娘の園では、女の子は動物やフルーツが多い印象でして。

娘が大好きなひとちゃんのマークは、さくらんぼ。

あっ!
「ぼ」ってさくらんぼのことで、ひとちゃんのことか!!!

私はやっと気がついたのです。

そしてタイミングよく、娘が「ぼっ!ぼっ!」というので「ひとちゃんのこと?」と尋ねると、恥ずかしそうに頷くのです。

そうかぁ。ずっとひとちゃんのことを呼んでいたのか。

大好きなお友達のことをなんとか呼びたい

そんな娘のパワーは、大人が考えもしない表現方法を生み出していたのです。

娘のその考えに対して、素直に「すごいなぁ」と思うと同時に、好きのパワーはこんなにも人を突き動かすのだなと改めて感じたのでした。


数字の数え方

そんな娘は、2歳半になる前、数字を覚え始めました。

その数え方のクセが、またすごいんです。

「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅう、じゅう!…さーん、にー、いーち!もういーかい、まーだだよ」

まさかの5から数えている。

1からの方が覚えやすそうではないですか?

しかも、10までいったら、3に戻ってカウントダウンをしている。

いやー面白い。

でも娘のことだから、たぶんこの数え方にも彼女なりのロジックや意味があるんですよね。

4はどこにいった?なぜ3に戻る?

そんな親の疑問も、数ヶ月後には解消されているような、そんな予感です。

こっそりと、分かった瞬間の爽快感を楽しみにしている母でした。


余談

数ヶ月前、2歳半の検診で “発語か不明瞭” ということで、発達相談をすることになった娘。

結果として、口の使い方が分かっていないのだろう、時間と共に少しずつでも右肩上がりに発達しているならOK、という話で落ち着きました。

そんな面談を終えた数日後、娘がぺらぺらと話し出すではありませんか。

保健師さんとの発達相談を受けて「あっやばい‥そろそろ話さないといけないのか‥」そんな感じで話し始めたのかなぁと。

そんな姿を見ていると「この人は人生何周目なのかな?」なんて考えてしまいます。

というわけで、普段の行動は破天荒な娘ではありますが、演技をして破天荒なのでは?という考えも出てきて、娘のキャッチフレーズは作り破天荒(仮)としています。

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