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休日の心療内科の待合室で

今日は心療内科の診察日。
土曜ということもあり、待合室には沢山の人がいます。

あらためて、心に不調を抱える人はこんなにいるんだなあと実感します。
確かに今私も不調を抱えていて、それなりにしんどい日々を送っています。
でもここにいる人の中には、もっと長期間、もっと重い症状を抱えている人もいるんですよね。

私は早めに受診したから、薬を飲んだり環境を変えたりすることで対処ができます。
だけど完全に壊れてしまった人は、それだけでは治りません。
もしかしたら一生抱え続けるのかもしれません。

先日受診した時に先生に言われました。
「このままの状態を続けていたら、薬では対処出来なくなってしまいますよ。」

失礼な言い方かもしれないけど、待合室の人たちを見ているとその言葉が現実味を帯びてきます。

見るからに症状の重そうな人たちは、きっと我慢しすぎてしまったのだと思います。
時間がなくて行けなかったのかもしれないし、単に心療内科に行く選択肢がなかったのかもしれない。
いずれにしても、重症になるまで何も出来なかったのでしょう。

心の病は怪我や身体的な病気と違って、表面化しにくいものです。
本人が「大丈夫」と言ってしまったらそれまでですから。
だから周りから見て明らかにやばい状態の時は、既にかなり重症化が進んでしまっているのです。

私の場合は初期の段階で旦那が察知してくれ、すぐに会社を休み病院へ行くように手配してくれました。
これを受けて思うのは、心の病も身体的な病気と同様、あれ?と思ったら受診が大切ということです。

風邪は引きはじめが肝心!
それと同じです。

今は自粛自粛で、人との関わりが少なくなっていると思います。
そういう時に自分の異変を感じてあげられるのは、他でもない自分自身です。
だからちょっとでも心がしんどいなあと感じたら、休んだり病院へ行ったりしましょう。


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