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休職記録6 シンデレラな日

今日は締め切りもないし抱えている記事もあまりなかったので、何もせずまったりと過ごしてみました。

こういう日ってすごく大事。

ゆっくりできる日はついつい映画鑑賞とかしちゃうよね〜。

アナスタシアが可哀想

ディズニーの『シンデレラ』を1〜3まで通して観てみました。

なんていうか……アナスタシアが可哀想。

1だとただただ意地悪な義理の姉なんですけど、2と3では恋に憧れる女の子として描かれているんですよね。

2はシンデレラが結婚した後の時間軸。
アナスタシアは町のパン屋の青年に夢中。
しかし母親は貴族との結婚以外許してくれず、彼とは二度と会わないようにと命令します。
それでも諦めきれないアナスタシアは、シンデレラに協力してもらうことに。
最初はお化粧や服装で飾ることしか考えていないアナスタシアでしたが、ありのままの自分を見せることを覚えます。
一時はすれ違いで失恋かと思いましたが、最終的には誤解が解け両思いに。
母親にもしっかりと自分の思いを告げ、晴れて彼と結ばれるのでした。

3はシンデレラが結婚した1年後からスタートします。
が、なんとアナスタシアがフェアリーゴッドマザーの魔法の杖を奪ってしまうんです!
すると母親は、魔法の杖を使って、時間をシンデレラが結婚する前まで戻してしまいます。
しかし過去に戻したところで、シンデレラのガラスの靴がアナスタシアたちの足に合うはずがありません。
……そんなの魔法でサイズを変えちゃえばええやんけ!
晴れて?ガラスの靴がアナスタシアにぴったりのサイズに。
王子にも魔法をかけ、アナスタシアが舞踏会で出会った女性だと思い込ませます。
だけど真実の愛は魔法に打ち勝つんですよね。
結局アナスタシアが運命の人ではないと判明してしまうんです。
それでも諦めきれない母親は、結婚式当日にアナスタシアをシンデレラそっくりにしてしまいます。
結婚式にのぞむ王子とアナスタシア。
アナスタシアが「誓います」といってしまったら、アナスタシアとの結婚が成立して今います。
しかしアナスタシアは誓わなかったんです。
本当の自分が愛されているわけではないと分かっていたから。
そして最後はフェアリーゴッドマザーに杖を返したのでした。

もうね、3を観ている時の私ったら、「アナスタシアが可哀想すぎるー!」という感想で頭がいっぱいですよ。
でも改めて考えてみると、時間軸的には3→2なりますから、アナスタシアはちゃんと素敵な人と愛し合える未来が待っているんですよね。

……あ、ドリゼラはヒキガエルになってました。

執念深いシンデレラ

3は1のifストーリー的な感じですが、王子様と結婚するための執念がとにかく凄まじい。

ガラスの靴がないと結婚できない。→ガラスの靴がなくても王子様に直接会いに行けばよくない?顔見りゃわかるやろ。

うん、正論だと思うよ。ただその行動力に、私ったらびっくりしちゃった。

そこからは嘘をついてお城に潜入ですよ。
継母に潜入がバレて追放されても戻ってくるし、命を狙われても無事回避して戻ってくる。
意地でも王子様と結婚するんだ!という気合を感じる展開に、観ている方は唖然としました。

私の知ってるシンデレラって基本受け身なんです。
指示されたことをして、フェアリーゴッドマザーに促されて舞踏会へ行って、動物たちの命がけの救出劇のお陰で王子様と結婚できて……。
でもシンデレラが自発的にしていることって全然なくて、基本継母や義理の姉たちの文句を言っているか、泣いてるかなんですよ。

そんなシンデレラがこんな執念の塊みたいになるなんて……。
愛ってすごい。

まあ多分今の時代の女性像と、ただ待つだけの女性っていうのが合わないから、こういう展開にしたんだろうなあ〜と思います。

待つ女性から動く女性へ

幼少期に死ぬほど観た『シンデレラ』ですが、改めてしっかり観ると、新しい発見もあってなかなか楽しかったです。

子供の頃はなんとも思っていなかったシンデレラの受け身の姿勢が、今観るとなかなか引っかかるんですよね。
実写版『シンデレラ』はその辺上手いこと改変したなあと思います。

あと継母がシンデレラに辛く当たる理由もアニメではよくわかりません。
しかしこの辺も実写ならよくわかるかと思います。

私の子供時代はとにかくプリンセスへの憧れが強くって。
いつか王子様が迎えに来てくれるみたいな夢を思い描いていました。

しかし成長するにつれ、当然現実が分かってくるわけです。
現実を知った私には、そんなシンデレラストーリーがあまりに眩しすぎた。

だから3や実写版みたいに活動的で、自ら幸せを掴みに行くタイプのプリンセスの方がしっくりくるんですよね。
これ分かってくれる人多いんじゃないかなあ。

モーニング娘。に『Fantasyが始まる』っていう歌があります。
その歌詞の「ガラスの靴はこの手の中にある」「カボチャの馬車を正面に回して」というのがまさにって感じ。

ディズニープリンセスについては色々言いたいことがあるのだけど、めっちゃ長くなりそうなのでまた別の機会に話そうかな。

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