◯ ぼよよんとしている

出産をしてから約3年がたち、妊娠という不思議な期間を入れると4年くらいが経った。

子どもと暮らす前の感覚にはもう戻れないというさみしさが、時々こみあげてくる事がある。

独身時代や子どもを産む前の、静かでシャープな雰囲気や、自分の世界に没頭する時間と空間は、遠く細切れになり、もしかすると永遠に手が届かないようにさえ思われる。

その切なさを、「録画したドラマを観ること」や「小さな裁縫の時間」で紛らわせ、少しでも取り戻そうとしている。

私は家事育児、創作の切り替えがあまり上手でなく、色々な輪郭が「 ぼよよんとしている 」と感じる。正解やゴールのない家事育児のこまかいそれらは、燃え尽きやすくもあり、とらえどころがなく、ぼよよんとしている。

子どものかわいさだけが動機になりて
　頼りなく、風にゆらいでいる

そんななかで少しでも創作をと、インスピレーションを得ようとあがいている。

今年は機会を作って歌ってみよう。
からだづくりと歌の練習！

深夜高速（フラワーカンパニーズ）や、ダンスホール（尾崎豊）など昔から部屋で歌っているものを人前で歌えたらと思います。

以前のようにはできなくても、ぼよよんとしたままでも、静かにチャレンジしてゆこう。

どこへゆくのか産後の私
こころもからだもぼよよんとして