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☆ ユマニチュードー見つめることから?


 言葉でのコミュニケーションがあまり取れない方に、話しかけながら腕や肩など ( 敏感すぎない部分 ) に触れる ( ご本人が嫌でないか反応を見ながら ) 、なるべく正面から見つめて目線の高さを合わせるという。
 幾人かの方に触れてみて、やはり効果を感じた、これまでより反応をもらえた。


 介護を始めた頃、ユマニチュードは知らなかったが、よく肩に触れていた。何もできないながら、自分の内からでてきた原始的な行為だった。先輩スタッフさんからは注意された「 そんなに触ってはだめ 」と。
 ユマニチュードを知ったら、あれは間違っていなかったのではと思った。


 帰り際に握手をしてみたら、無言ながらも、生き生きとした表情で力いっぱい握り返してくれた。言葉を越えるその人の表現が、もしかしたらそこにあるかもしれない。
 あまり言わないさみしさを吐き出してくれた方もいた、「 ひとりぼっち 」だと感じるという。
 「 見つめて触れる 」という単純なことが、違う面を見せてもらえる、こころをひらく魔法かもしれない。

 そして気づいてしまった、なんと私は町中でも人を見つめていないのだろうと。もっと意識的に人の目を、自然に、できれば愛しく見られたら。これができたら無敵かもしれない。見つめることは愛することだ、スケッチのように。
 まずは長めに見つめることから、正面から目をそらさずに ☆☆☆

  

 

 

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