登場!お父さんMASK
「やぁ、Yくん。」
全身タイツに身を包み、顔にMASKをかぶった謎の人物、
現る。
なぜ、現れたかはこちらを↓
「私は、お父さんMASKだ。」
「Yくん、やることを探してるんだって?
ならば、お父さんMASKから3つのミッションを君に与えよう。」
1、「カラスアゲハ」を調べて絵を描く。
2、「ザンビア」という国を調べて、そこに生息する動物を粘土で作る。
3、縦10㎝、横15㎝、奥行き25㎝におさまる車を作る。
「この3つの中から1つを選んで、トライしてほしい。できるかな?今日1日で完成させて、仕事から帰ってきたお父さんに見せて欲しい。これが、お父さんMASKからの、、
ミッションだ!」
「では、いい一日を!また会おう!」
シャキーン!(きめっ)
と、いう動画を夜中コソコソ2人で撮影したのである。
お父さん、
手作りのMASKを夜な夜な作り、まさかの全身タイツを着て体張ってくれた。
全身タイツ、、、。
ひまだと連呼する我が家の愛しき息子のために。
妻が舌打ちで曲を作らぬように。
全ては、愛するファミリーのために!
心からの、感謝を送ります。
ありがとう。
我が家の小学2年になる息子は、学校に行っていない。
何かをやらされることがとにかく苦手なのだ。
苦手というより、無理なのだ。
自ら考え、やりたいことをやる。
何か夢中になることを見つけた時、ものすごいパワーを発揮する。
6時間とか7時間とか、ごはんもおやつも食べることを忘れて、作り続ける。
この間なんて、お風呂上がりに裸でグルーガン握ってトラックを作っていたほどだ。
そんなに?そんなに作りたいのかい?
裸で作り続ける息子の体を拭き、保湿クリームを塗り、パジャマを着させる、母。
「ん?僕いつパジャマ着た?」
並々ならぬ、その集中力に拍手。
だけど、やりたいことが見つからず、何をしていいのかわからない時、
彼の頭の中は糸がこんがらがるみたいに、ぐちゃぐちゃー、ってなる。
僕は何をすればいいんだ!
やることがない!
ひまひまひまひまひまひまー!
やらされることなく、
自分の「やりたいこと」だけで過ごす
自分の「やりたいこと」でしか過ごせない
って、実はものすごく大変なことだ。
「やりたいこと」が見つけられなくたっていい。
そんな日だってある。
ただ、そこに「居る」だけでいい。
その力がつけば、もっと生きやすくなる。
まだまだ学び中。
まだまだ私たちのサポートが必要だ。
そのサポートのやり方も工夫が必要で。
「やらせれてる」感をとにかく嫌う彼に、どんな提案ができるのか。
めっちゃ、頭使うわー。
察しがいいからね、彼。
楽しくね、笑いにもっていくのが一番。
と、いうわけで、主人が「お父さんMASK」のアイデアを出してくれたわけだが、、
今のところ、まさかの出番なし笑。
まだこの世で、私しか「お父さんMASK」を目撃していない。
息子が目撃するのは一体いつになるのか。
その日まで、私の脳裏に眠らせておこう。
せーのっ!
お父さんMAーーーーーーSK!
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