H・I・M・A

自己紹介を投稿して、２つめの記事。
書きたいことがたくさんたくさんある。

時系列とか考えていたら、何も書けなくなってしまいそうなので、
その日に、書きたいことを書いていこうと思う。
乗り越えて来た過去のお話は、【回想録】として書いていこうかな。


今日は、

【我が家の繊細少年のおはなし】

みなさんは、「H・I・M・A」をご存知だろうか。

我が家の繊細少年は、小学１年生の６月から学校に行っていない。

彼から度々発せられるこの「HIMA」に、私は日々頭を悩ませていいる。

どうしたものか。

彼がこの「HIMA」を発すると、たちまち負の感情が彼を支配し、そしてもれなく私もあーっというまにのまれてしまう。

ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
そっちに行きたくないーーーーーーー

そう、彼は、負のワールドに私をひきずりこむ天才なのだ。

感情VS感情。
全くいいことないよね。

何を言っても返ってくる言葉は、「いやー」「いやー」「いやー」

君は、CHAGE and ASKAかい？（ちょこちょこ出ます。昭和感）

あの名曲を知っているというのかい？
そうなのかい？

彼の「いやー」を、頭の中で変換してみる。
何十年もの時を経て、私の頭の中で拳を突き上げASKAが歌う。

YAH YAH YAH YAH YAH YAH YAH
YAH YAH YAH YAH YAH いやー！いやー！

HーーーーーーーIーーーーーーーMーーーーーーーAーーーーーーー

あかん。
さすがのASKAも彼の「HIMA」にはお手上げのようだ。

もうさ、はじめは、そんなかんじで私も脳内で気を紛らわそうとするわけよ。
でも、だんだんだんだんもう、限界になってきて、

私ったら、舌打ちなんかしちゃったりして（もちろん本人には聞こえないように、、、たぶん聞こえてない、、はず）
人に対して舌打ちする人生がくるとは思いもしなかったぜ。

しかも、愛する我が子に。

ちっ
ちっ
ちっ
ちっちっちっちっ

もう、舌打ちで一曲作りましょうか？え？

そんな感じで、もーもー本当に限界で。

不登校の子供が、「HIMA」になるのは、いい傾向だと。
回復期だと言われている。

それはものすごく嬉しい。

1年前の今ごろは、大量嘔吐し全く食べられなくなり、どんどん痩せてった。
気力もなくなり、大好きな絵も描かなくなり、大好きな工作もしなくなり、
夕方にはぐったりしてソファで横になっていた。

表情は引きつり、
漠然とした恐怖心から、何を言っても「怖い」「怖い」と言う。
私から全く離れられなくなり、買い物にも病院にも弟の送迎すら行けず、
私は家から一歩も出られなくなった。
言葉はきついが、まるで、監禁されているようだった。


窓から見える青空が、遠くて、
涙が止まらなかった。

もう、気が狂いそうだった。

その時のことを思うと、今目の前で、ギャーギャー言っている息子は、

なんとエネルギーに満ちていることか！！！！！！

、、、しかし、この「HIMA」のエネルギーを満たしてあげることが、本当に大変で。

そんな時！

危うく舌打ちで一曲作りそうになっていた私の前に、救世主が現れたのである。

それは、、、

お父さんMASKだー！！！！

つづく。

HIMA=暇。やることがなくて、見つけられなくて退屈なこと。何かやりたいのに、何をすればいいのかわからずモヤモヤしている状態。何すればいいんだーーー、の意。