ソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーへのキャリアチェンジを考えてみよう

私はソフトウェアエンジニアとしてキャリアをスタートし、7~8年ずっとコードを書いてきました。そんな中、なぜプロダクトマネージャーにキャリアチェンジしたのか、キャリアチェンジするにあたってどんな登り方が良いかを考えてみます。

ソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーになれるのか

結論、なれます。プロダクトマネージャーをやっている人のバックグラウンドはさまざまで、セールスやUI/UXデザイナー、ソフトウェアエンジニア(フロントエンド、バックエンド)など多種多様です。
私の場合は、もともとバックエンドエンジニアとしてキャリアを積んできましたが、実際プロダクトマネージャーになると、その経験が活きることも多いです。

エンジニアリング経験がプロダクトマネジメントに活きるのか

エンジニアリング経験は、プロダクトマネジメントをするうえで活きることが多いです。例えばフロントエンド・iOS/Androidエンジニアであれば、UIに関する知識、実装難易度がわかるので企画を考える上でもコスト面や実現可能性を見積もりやすいです。ROIを考える上でもかなり重要です。
また、私のようなバックエンドエンジニアの経験がある場合、テーブル設計やシステムアーキテクチャがわかるので、企画についてのシステム全体の実装難易度や設計方針、工数感が見積もりやすいです。また、エンジニアリング観点で意見を言うことができるので、他の畑から来たPMやステークホルダーからすると希少価値となります。

ソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーになるときの登り方

ソフトウェアエンジニアからプロダクトマネージャーになる場合、どのようなキャリアチェンジの登り方があるでしょうか。
私はエンジニアリング経験の長さによって変わってくると思います。

エンジニアリング経験1~2年

ソフトウェアエンジニアとしての経験が1~2年の場合、まだ経験が長いとはいえないので、逆に言えば新卒、未経験として一からプロダクトマネージャーとしてキャリアを積むことができると思います。
会社員であれば、やりたいと手を挙げればできるかもしれないし、転職するうえでも給料ベースがさほど変わらないと予測できるので、割と容易にチャレンジ可能だと思います。

エンジニアリング経験3~5年

ソフトウェアエンジニアとしての経験が3~5年の場合、ある程度経験が積めてきているので、一から未経験でプロダクトマネージャーになる場合収入が下がる可能性があります。ただし3~5年エンジニアをやっていると、プロジェクトリードやEMになっていく人もいるので、その一環としてプロダクトマネージャーの一端をやっていくのであれば収入が下がらずチャレンジしていけるかなと思います。
転職の場合も、プロジェクトリード経験やエンジニアとして開発するだけでなく案件をリードしていった経験などがあればチャレンジできる可能性は大いにあると思います。

エンジニアリング経験6年以上

ここまでなってくると、エンジニアとしてかなりキャリアを積んできているのである程度収入も増えてきていると思います。この場合、3~5年と同じように一からプロダクトマネージャーをやる場合収入が下がる可能性があるので、転職で一から始めることは避けた方が良さそうです。
やるならば、会社員なら社内で給与直結しない形でプロダクトマネジメントをやってみるとか、前述のプロジェクトリード、EM系の経験を伸ばしていきながら徐々にPMに移行していくが良さそうかなと思います。


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