コネクションが大事なアメリカ就職事情

アメリカで就職活動し今度は企業に入って採用するプロセスを見てきた経験からアメリカの就職で大事だなって思ったのは

仕事探しには自分のネットワークを最大限に生かすべき

ということだ。

求人募集へ応募しても履歴書がよほどキラキラと輝いていないかぎり採用側の目に留まるのは難しい。アイビーリーグなど超一流大学を卒業してキャリアを順調に積み上げているような人たちの履歴書はキラキラ光って採用者側の目に留まりやすい。うちの会社でもMITでダブルでマスターデグリーを持っていてセミコンダクターの大手を渡り歩いている人が紹介なしで採用されている。

履歴書がキラキラしてない場合はどうしたらいいのか?採用者に自分が存在していることをアピールするためにはコネクションを利用するのだ。

私がかかわった最近のケースをご紹介しよう。

うちの会社のもと同僚でよい友達でもあるJは4か月ほど様々な会社に履歴書を送り続けたがどこからも何の返答もなかった。Jはうちで10年ほど勤めたあと退社。英語と中国語を話すバイリンガルでマスターデグリーを持っている。うちの会社は業界ではとてもよく知られた会社でJは最終的にシニアのポジションまで上がったのち家庭の事情で退職し半年ほど仕事から遠ざかっていた。

Jの応募先の一つに私がよく知っている会社があった。あるテクノロジーのトップ企業だ。この会社で私が日常的にコンタクトを取っている人がいたので、彼女を通じてJを紹介してもらった。するとJはあっという間に面接にこぎつけたのだ。

私に力があったわけではない。単によく知っている人がJが応募していた企業で同じ事業部にいただけだ。その人はシニアのポジションではなかったけれど早速社内にメールを回し掛け合ってくれた。

企業は内部またはまわりのサークルの中でよい人材がいないか常に目をひからせている。私の場合もコネクションだ。当時の勤め先に出入りしていた人の奥さんが働いていた会社で、履歴書を送るとすぐに面接になった。

うちの会社では人材紹介プログラム(Referal program)という制度がある。これは社員の知り合いの中から人材を探すプログラムで、紹介した人が採用された場合は人材を紹介した社員へ謝礼が出る。Kさんもこのプログラムで私を紹介し謝礼をもらったそうだ(謝礼は新しいサーフボードに消えたらしい)こういったプログラムは多くの会社で採用されている。

取引先やクライアントも常によい人材を探している。うちの会社からの転職はクライアント先が圧倒的だ。またクライアント先からうちの会社に転職してくるケースも少なくない。

就職活動のかなめとしてとにかくまわりのネットワークを生かすこと、また転職を視野に入れて普段からネットワークを構築していくことをお勧めする。

もちろんネットワークの強さだけで仕事を得る事はできない。先に紹介したJのケースは最終面接まで残ったけれど、結局採用されなかった。でも履歴書を見てもらって面接にこぎつけるまでが最初の大きなハードルなのだ。




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