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4大支出 :1章

日々 生活を送るための支出は たくさんあります
その中でも 特に生涯に渡って長く続き かつ高額になる4つの支出について見ていきます

必要なものなのか? 欲しいものなのか?

住宅
購入か賃貸か 常に議論になる話題です
購入の場合 戸建てかマンションか 将来のリフォーム費用など
いづれにしても 生涯で支出トップと云える高額な支出が必要となってくるかと思います

教育
自分自身への費用(投資)でもなく 生活必需品とも違うため なかなか削減しづらい項目です
また 子どもがどのような進路をとるかで必要な費用も大きく異なるので 早めに知り備えることが大切
親のお金の問題で 子どもの将来を制限しないで済むようにしっかりと準備をしておきましょう


郊外住む場合 なくてはならないものかもしれないです
が 必ずしも生活必需品ではなく娯楽品である場合も

保険
人生のリスクに対する備えではありますが 保障内容においては 高額な支出となるもの
本当に必要なものとプラスαのものと 見極めが大切になってきます

他にも大きな支出として「税金」もありますが…
特にサラリーマンだと 自分でコントロールできる余地がほぼないため ここでは取りあげません
しかし一般的な所得の人で 所得税と住民税だけでも生涯3,000万円程度は納めることに
また 健康保険料などで生涯4,000万円程度
本当は 大きな支出としてしっかり認識した方が良いと思っています

住宅取得費用

では 住宅に関する費用はどの程度になるのか

住宅取得
住宅金融支援機構が実施している住宅ローンの利用者調査から 概ね2,500~4,500万円となっています
平均すると3,500万円ぐらい

ローンを組めば これに利息が掛かってきます
ザックリですが 3,500万円を30年のフルローンで組み 1.5%の固定金利で支払った場合 利息部分の支払い総額は約800万円
これに不動産取得税や毎年かかる固定資産税の総計が 概ね600万円程度
定期的な修繕やリフォームなどで1,000万円前後は見込んでおくのが無難
トータルで 生涯総支出は6,000万円程度

賃貸
仮に 月6万円×12月×73年(20~92歳)だと家賃が約5,200万円
約8万円×11回(6~7年周期)で引越しした場合の費用約88万円
約6万円×5か月分×11回の敷金等の手数料約330万円
トータルで 生涯総支出は6,000万円程度

選択理由は費用だけではないですが…

進路別教育費

子ども一人にかかる教育費の概算は 文部科学省と日本政策金融公庫の調査を参考に作成
公立なのか私立なのか
大学へ行くのか否か
選択によって 550万円~2,600万円もの幅があります
親としてどのように進学してほしいのか 費用も含め考えていく必要があるかと思います

表では 簡易的に公立のみ私立のみで掲載
必要に応じて 上下の数値を組み合わせてシミュレーションしていただくと良いかと思います
費用は 学費(学校へ払うお金)と学外費用(塾や習い事など)に分けています
特に小・中学校を公立で考えた場合 塾や習い事などの学外費用が占める割合が大きくなっています
シミュレーションする場合は その辺りも考慮しておく必要があります

わたしは当初 その部分を見落として合計額でシミュレーションしていたため 過分な費用を計上していました
結果として 想定より費用負担が減ったので良かったのですが…

選択によって金額の差も

移動手段別費用

自家用車
どんな車を買うのかで値段は変わりますが 仮に1台300万円の新車を購入するとしてみます
自動車検査登録情報協会が出している平成31年度の平均車齢(自動車が初度登録してからの経過年の平均)は 乗用車で8.65年
車検のタイミングを考えると7又は9年で買替をしていると想定されます

仮に20歳で車を購入し 7又は9年毎に新車へ買い替えをし 健康寿命の72歳まで乗り続けた場合だと 生涯で8回程度の計算となります
車両代だけで 概ね2,400万円(300万円×8回)
維持費(ガソリン代 整備費用 税金等)が年間平均約30万円
これを同じく20歳から72歳までの53年間で計算すると 概ね1,600万円
これらに 高速料金や駐車場代などを加味すると 生涯費用としては 概ね4,500万円ぐらいに

レンタカー
自家用車がないため 毎週末に買い物等のために借りると云う想定
レンタル費用が 1万円/日×4回/月×12月×53年で 概ね2,500万円
ガソリン代が 5,000円/月×12月×53年で 概ね300万円
これらに 高速料金などを加味すると 生涯費用としては 概ね3,000万円ぐらいに

◆タクシー
自家用車がないため 毎週末に買い物等のために必要と云う想定
往復3,000円×4回/月×12月×53年で 生涯費用としては 概ね800万円ぐらいに

72歳以降も 健康状態などで引き続き使用することもあると思います
その場合さらに…

利便性と必要性を天秤に

世帯の年間払込保険料

生命保険文化センターが実施している生命保険に関する全国実態調査によると 世帯の年間払込保険料(全生保)は 平均で37.1万円となっているそうです

生涯支出額を出すために 20歳から60歳までの40年間払い込んだ場合 概ね1,500万円となります

概ね1~3万円/月の支出



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