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コラム :2章

家計管理をするにあたり 知っておいた方が良いと思うことを2つほど

72の法則|複利のチカラ

お金を運用する時に忘れてならないのは アインシュタインの「人間の発明した仕組みで最も驚くべきものは複利」と云う言葉
また この複利をより活用するために 少しでも早く運用に取り組むことが大切になります

72の法則
元金が2倍になるまでにかかる年数(年)を求める場合に活用する法則になります(72を利率(%)で割る

銀行の1年定期預金(金利0.2%)        / 72÷0.2=約360年
国債の40年物(金利1.075%)         / 72÷1.075=約66年
日経平均株価の10年平均の上昇率(年11.4%) / 72÷11.4=約6年
銀行の金利では 元金が2倍になるまで生きていることは不可能です

下表のとおり株式投資であれば タイミングによって資産が減少に転じることもあります
この部分だけを見れば やはり運用にお金を充てるのは…と思われるかもしれません
しかし 収益性に充てる支出は あくまで余裕資金であり 20年30年先を見据えて行うもの
目先の増減に囚われず 長期の視点で臨むことが大切です
投資は自己責任

銀行に10年預けても 物価上昇には勝てない

フローとストック

水に例えて お金の動き(フローとストック)に触れたいと思います

大地に雨が降ると 地下へとしみ込んだり 川を形作ったりしながら大海へと向かっていきます
その後 蒸発したものが雲となり また雨雲となって戻ってきます
この水の循環のように お金も淀みなくフローさせていくことが大切です

水は流れ(フロー)があること その勢いによって水量が増していきます
逆に 水は一定の場所に長い間留まり続ける(ストック)と段々と腐ってしまいます
お金も水と同様 必要以上にストックせず フローを増やさないと死に金になってしまいます

お金に困らない生活・豊かな生活に必要なのは お金をストックすることではなく確かなフローを確立することです
ストックは どれだけあっても不安の解消になりません
資産が100万円であれ 1億円であれ それぞれの段階で異なる不安が残ります
それよりも 確かなフローを確立しコントロールすることで 例え多くのストックがなくとも 不安を感じない状況が出来上がるのです

お金は天下の回りもの=水の循環



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