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孤独との戦い〜新型コロナ待機生活〜

ドイツの新型コロナ対策で、制限付きの生活が始まってどのくらいの日が経ったのだろう。16日から現地校が休校になったから、まだ2週間ほどしか経っていない。

最後に友達とランチに行った日が、遠い昔のようだ。

外出禁止ではないし、買い物も行けるから余裕かな、と思ったけど、友達と会えなくなってから、だんだん精神が蝕まれていく感じ。

海外に住んでいるが故に、必死にネットやTwitterを読み漁る日々。

言葉が不自由で、海外にいるプレッシャー。日本に帰るのが正解か…でも日本に帰ってもいろんな問題がある。

家では家族としか話さないし、自分は家族にご奉仕しかしない。子供も夫も私に何かしてくれるタイプではないので、元々人に尽くすタイプではない私は、気づくとストレス満タンになっていた。

友達と何気ないお喋り、語学学校、ブラブラ街歩き、趣味やカフェやランチ…そう言ったものに、ここドイツで支えられていたと実感する。

震災の頃、避難生活をしていた方のメンタルヘルスが問題になっていたけど、今やっとその気持ちが理解できた。

待機生活一週目はひたすらネットで情報を調べるか、娘にご奉仕するか。

2週目からご奉仕は辞めた。

もちろん遊ぶけど、わざわざ大掛かりなことはしない。無理なくできること( できあいのピザ生地を使ってピザ作り、ベランダピクニックとか)だけすることにした。

そして私は、ヨガを始めた。子供と入浴するのを辞めて、好きなバスソルトを使ってひとりでゆっくり入浴。

意識して自分を労わるようにした。

ネットを見る回数も減らすことにした。日々ルールが変わるので、ある程度チェックは必要だけど、自分が出来ることー自宅にいることーに専念することにした。

心配したところで、わたしにはワクチン開発も、誰かを直すこともできないから。

日本も近い将来、長く自宅待機を命じられるかもしれない。

そんな時は、不安だと思いますがどうかゆるーく、過ごして欲しい。長い戦いを生き延びるためには、強い体としなやかな心が必要だと思う。


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