こんまり

こんまりメソッドと、デタッチメントすること

インドで知って、帰国したらNetflixで配信されてたから視聴してみると
かわいい奥さん的外見で、小柄で、かわいらしい話し方。日本人女性のイメージが、こんまりさん基準でひろがるとしたら、やっぱり私はネパール人か中国人だな、っていう第一印象だった。
でも、すぐに彼女の考え方に共感したし、ファンになっちゃった。一方で、やっぱりというか、一部の白人女性からの反感もあるようだ。

①小さくてかわいい東洋人に、ちやほやする男性がいて
②そのことへのジェラシーがありつつ、でも、セクシーでパワフルでありたいって考える女性がいて
③アメリカでビジネスをしているのに英語を話さないことに対する批判

①には、若干人種差別意識も含まれているそうで
②は、気持ちが分からなくもないけど、ただただ、こーわーー、、
③は、やっぱりジェラシー?

でも、例えば、中国人が日本でビジネスをして成功しているのに日本語を話さなかったら、日本でも間違いなくそういう意見が出るだろうな。ただ、個人的には、通訳がいるんだし、いいじゃんね!です。

・・・

そんなこんまりさんは、単に断捨離をすすめてるわけじゃない。なぜ捨てられないのかっていう本質を理解しているからこそ相談者を癒し、ひろく共感が得られて社会現象にまでなってるそう。

つまるところ捨てられないって、アタッチメントしてるってこと。ポジティブな愛情を感じているなら、捨てる必要がない。これが、こんまりメソッドのいうところの“ときめき”。でも、執着に近い愛着だとしたら、それは手放した方がハッピーなのかも。これがデタッチメント。

・・・

新しいスタートを切りたいから、住まいを正したいっていう相談者がいる。この場合、ものって見えるし触れるからコミットメントしやすい。つまり、比較的スパークジョイか否かがわかりやすくデタッチメントしやすい。

本を捨てられないっていうエピソードがあったけれど、本は単なるものじゃなく中身(内容)があるものだからこそなんだなって思った。
同様に、人だったり状況だったりってなると、さらに難しいだろうと想像できる。

こんまりさんも、簡単なものから始めてスパークジョイに対する感度を上げていくってアドバイスしていたのが、それ。
本や思い出品は難しいから洋服から始めるとかは、目に見えないものより目に見えるものが集中しやすいからで、理に適ってるってわけ。

・・・

での、マインド(思考・気分・感情)をクリアにすることがデタッチメントする助けになるよっていうのがヨガ哲学。そのためにあるのがヨガの練習。

ヨガの定義のひとつは一点集中だから、ヨガの練習じゃないとしても、一点集中できる手段を持っていたら不必要な執着を手放せるってわけ。
昔の人なら写経とか、好きだったら編み物とか、何だったら散歩とかね。

思考や気分や感情がクリアになることで、“以前は諦められなかったこと”に対する渇望がなくなる。こうして古いものを無理なく手放せると、新しいものが自然に入ってくる。そして、今までとは違う景色が見えてきて新しい場所に運ばれていく。

・・・

どんなに正解なことだとしても、その正解に無理に合わせるのはどこかでしわ寄せがくるものだ。気が付いたらその正解を選べていたねっていうのがベターだと思っている。例え時間がかかったとしても。


Mika(@mikachant)でした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?