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旅の力

私は何歳になっても旅をしていたい。
ということで、今回の旅を踏まえて、旅に必要な力を考えてみた。

結果。1に体力、2に消化力(胃袋)、3に適当さ(汚くても許せる的な)、4に愛嬌、5番目くらいにようやく語学力じゃないかと思う。(ちなみに1~5は財力があれば無くても行けるかもしれない。財力が無い人は1~5を頑張ろう。)

何と言っても旅は体力勝負。パリでは毎日2万5千歩歩いたけれど、ひとえに1週間で7万歩(1日平均1万歩)を心がけていたからこそ歩けた距離だと思う。会社帰りに「入門ビジネス英語」を聞きながら歩いて帰ってくる習慣はなかなか良かった。休みの日は表参道から家まで歩いたり、意外と頑張って歩いていたので継続しよう。

消化力は旅の楽しみである「食」に関わること。食べ物が合わないとなかなか辛いものがある。日本でも小食にならないように、体を動かしつつ食べないとダメだと思った。特にタンパク質。油ものも抜きすぎは良くない。

適当さ、愛嬌はわりと自信がある。(知識としてその国のことを知っておく、その国をリスペクトして国の言葉で挨拶する、とかはしっかりやっていきたい。)

そして語学力。これは、行く前に「旅の英会話」みたいので何とかしようとしても付け焼刃。(付け焼刃でも役に立つことはあるけれど。トイレの場所を聞くとか。)自分の言いたい事を伝えて、聞きたい事を聞くにはやはり鍛錬が必要だ。単語帳で覚えただけの単語なんか実践ではほとんど使えない。使えるように覚えて使っている単語でないと使えないのだ。

そして、これは「必要な力」というより「あったらもっと楽しめる力」だと思うのだけれど、「○○を知りたい」「○○を見たい」という「『たい』の設定」が大事だと思う。
旅に出れば、初めて見るものだらけだ。それらのファーストインプレッションを楽しむのも良いけれど、せっかく旅をするならもっと深く知って楽しみたい。その地を代表する人(小説家、音楽家、建築家…)、代表する建物、歴史、文化、流行の最先端…。「これを見に行く!」というのがあると、旅の軸がぴしっと決まってテーマが出来る。

ということは、旅に必要な能力は日常の中で磨かれるんだな。日常の中で心身を健康に保ち、こつこつと学んで視野を広げて。(適度にこつこつお金も貯めて。)
そして人生の軸と旅の軸をリンクさせて、さらに学びを得て。

旅というのは人生の節目であり、ボーナスポイントみたいなものかもしれない。旅に出るといろんなことを「もっと知りたい」と思う。言語、歴史、文化。自分は何てものを知らないんだろう、と思う。
そして、そう思えるからこそ、学べる。
そうして学んだことが次の旅に活かされて、旅も人生も、どんどん楽しくなっていく。
旅の力、すごい。

私は何歳になっても旅をしていたい。

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