ビバリウム

2019年
原題:Vivarium
監督:ロルカン・フィネガン
アイルランド・デンマーク・ベルギー(98分)

新感覚?家系SFホラー。
ヨンダーの洗練されすぎたデザインが丁度よく不気味。おとぎ話のような世界なのに、なぜ不快に感じてしまうんだろう…
家の内装はオシャレです。さすがデンマーク。

オギー・アンド・コックローチみたいなヨンダー。

ちょっと前にウィッシュ・ルーム(2019年)を見たんですが、また謎の子どもの子育て話か…と思いきや毛色がだいぶ違いました。解釈丸投げのウィッシュ・ルームとは違ってビバリウムはちゃんとSFしてました。疑ってごめんな。

大人の声で話す子どもってあんなに怖いんだ…顔は可愛いのに悪魔に見える不思議。
テレビで延々と流される謎の映像もヤバかったですね。迷宮のようなストーリーと違和感だらけのビジュアル、だいぶ体調が悪いときに見る悪夢みたいですごく良かったです。こんな悪夢なら週一で見たい。

設定のツッコミどころも少なく、中だるみもなく、でも考察の余地はある楽しい作品でした。