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ここらで改めて貴女のことを
女友だちというのは、不思議なものだとつくづく思う。あからさまな嫉妬や妬みが絡まなくとも(それってとても幸福なことだ)、なんだかとても複雑な感情が入り乱れる。愛情、友情、尊敬、愉快な気持ち、羨ましい気持ち...。心身のコンディションや自分が自分自身をどう見ているか(自己否定が強いとかね)によって、彼女たちをきっかけにして湧き出てくる感情も変わる。人生の健やかさをはかるバロメーターのようなものだろうか。
30代後半ともなると、同年代の友人とはいえ価値観やライフステージがみなピッタリと揃うことはない。だからなのだろうか、ここ2-3年はとくに女友だちへの気持ちの多くが「エール交換」のようなものになってきていて、それはわたしを勇気づける。なぜなら友人たちもまた、同じような気持ちでわたしを見てくれていることがわかるから。みなそれぞれ違う場所で−それはもちろんいろんな意味で−、それぞれのやり方でがんばっていることを思うと、ただただI'm proud of them、と思うのだった。
◇◇◇
ここnoteで往復書簡をしているかおりちゃんも、そんな「エールを送りあっている」女友だちのひとり。彼女について自慢したいことはたくさんあるけれど、なんというかね、文章にするとかしこまっちゃうから叫びたい。
「あのねー!かおりちゃんてねー、いまではブエノス在住で4-5ヶ国語喋る知的で美しい国際派なんだけど、子どもの頃は鹿児島の家で飼ってた豚の去勢とか手伝ってたくらい田舎の子だったんだよ!それがいまでは...って思うと感動するでしょ!」
「貧乏だからって留学する夢を諦めたくなくて(かおりちゃんごめん、貴女が言ってたからそのまま書いた)、大学時代はポルトガル語のスピーチコンテストで賞をとって『国費留学』してたんだよ!すごくない?わたし、そんな選択肢思いついたことないわw」
「ポルトガル語を徹底的に勉強してたから、いまではスペイン語も通訳できるレベルだし、イタリア語もなんとなくわかるって言ってた。かっこよすぎでしょ!」
「35歳でお金も経験もないのに『アルゼンチンタンゴの歌手になる』って言ってブエノスに行ったの。そこでお金稼ぐために、モデルの仕事とかしてたら、いつの間にか現地のゴールデンタイムのドラマにレギュラー出演してたんだけど。ウケる」
「その後、3ヶ月滞在したNYで、グラミー賞とったピアニストとステージに立ってたんだよ。NYでステージ立つとか考えただけで心臓が縮むよ!」
「いまでは、ブエノスの有名なコンテストでもファイナリストになったり入賞したりしてるんだよー!しかもタンゴ界のレジェンドがお師匠さんで、彼女にお墨付きもらってるんだって!すごいでしょ!!」
・・・他にも色々、勝手に自慢したいことはある。あるけれど、つまりわたしが言いたいことは、「わたしの友だち素敵でしょ!」ということで、そう思えるいま−何せ、女友だち=人生のバロメーター理論である−、わたしもわたしの居場所でしあわせってことなのだろう。やれやれ。
さて、そんなかおりちゃんが初めてのCD制作のためにクラウドファンディングをしています。タンゴが好きな方、彼女の人生に興味を持った方、よかったら覗いてあげて見てくださいね↓
↑かおりちゃんと極私的なやりとりをしています。
Thank you for reading!