子育てって「人材育成」なの?
「AIに仕事を奪われないために」「グローバル時代に活躍するには」。AIもグローバルも本当の意味で何なのかよくわかっていない親たち(自嘲です)を不安に陥れる情報が溢れている。
「従来の教育では不十分である」
その1点だけはみんなよくわかっていて、でもその解決策が何なのか分からないから「それっぽいもの(つまり解決策っぽいもの)」に子どもを送り込む。
何だかなぁ、と思う。
いえいえ、わたしも興味がないわけじゃないし、そのへんの情報もフォローしているので偉そうなことは言えないのだが、なんか、子育てが「人材育成」になっちゃってる感じがしてすごく違和感。
「人材育成」って企業の論理だよね。ある一定の目標–その会社や組織の目標−に貢献できるよう、人を教育していくこと(だから会社や組織の人材育成には文句ない)。
何かの役に立つように。
サバイブできるように。
それって「怖れ」起点の行動(〜しないように○○しなければいけない)だから、何をしても「怖れ」が拡大していくだけなんじゃないかな。
何より、子どもは親の行動からその裏にある観念を学ぶ。
何かの役に立たなきゃいけないんだ。
何かしなきゃ生き残れないような世界なんだ。
そんな観念、インストールしたくないけどなぁ。
とりあえず自分の「怖れ」を自分で引き受けず、子どもにパスするのだけはやめよっと。
Thank you for reading!