「そのとき」がくれば痩せる
夫が3ヶ月で20kg近く痩せた。今日も前を歩く彼を見ていて、「完全に別人のシルエットだな」と思う。
以前から本人も何度か痩せようとしていたし、実際、ダイエットに片足突っ込んだりもしていたのだが、毎回もれなくリバウンドするのを長年横目で見てきた。ダイエット界隈においては先輩であるわたしは~だって、ダイエットしたことない女などいる？−彼のあらゆる行動−食事を控えめにした直後に、なんでか知らんがコンビニで買ってきたパンとか食べる−を見ながら「それじゃ痩せるわけないじゃん」と思いつつ、アレコレ口うるさく言いたくなるのをグッとこらえてきた。
そんな、「痩せようと思ってちょっと食事制限したはいいけど、すぐ戻る」が年中行事のようになっていた彼も、いまでは冗談のようにみるみるうちに痩せていく。食生活も気をつけているし、朝晩運動しているし、時にはパーソナルジムに行ったりする。なんだいなんだい、何のスイッチが入ったんだい。
結局、直接的な理由−食生活の改善や運動の習慣など−は二の次で、この「スイッチが入った」状態が痩せる鍵、なのだなぁと彼を見ていてつくづく思う。本人なりのタイミング、つまり「そのとき」が来て、心と頭の意向が一致したとき初めて、体がスムーズに変化へと進むのだ。ダイエットに限った話じゃないけどね。
翻って、わたし。順調に重みを増したマイボディに危機感を覚え、「外出自粛にかこつけて好き勝手食べ過ぎた。さすがにちょっと控えよう...」と思った矢先、夫がわたしお気に入りのチョコレートマフィンを買って帰ってくるではないか。
これって、愛？いや、いままで内心散々バカにしてきた妻への、彼なりの宣戦布告なのかもしれない。
◇◇インターネットラジオ番組更新◇◇
毎回10分ほどで、日々の幸福度をちょっとあげるアイディア、気分転換になるトピックを提供しています。今回は「人生の罠」シリーズ。知らないと引っかかりやすい人生のトラップについて話しています。
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