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スウェーデン語と英語の違いって何? その2:名詞の性と動詞の変化

今回は前回の続き、2回目です。

前回、スウェーデン語の名詞には性別があるということを話しました。 今回は名詞の性の見分け方について解説します。
 まず、名詞に性がある言語(今回はスペイン語とロシア語を例にします)を学んだことがある人はもうご存知かと思いますが、この2つの言語は単語の語尾で、ある程度見分けられます。(たまに例外はありますが)
・スペイン語 o →主に男性 a→主に女性

・ロシア語(硬音) 子音→主に男性 a→主に女性 o→中性

さてスウェーデン語はどうでしょう? 語尾で見分けられるのでしょうか、、

答えは、、


できないです!


まず最初に残念な事実を伝えなければなりません。
スウェーデン語の名詞の性を見分けるのはほぼほぼ不可能です。
なので一つ一つずつ覚えるしかありません!(泣)

しっかりと性別を覚えないと、冠詞(英語のaとthe)などが使えなくなります。

コツというか、私の場合は単語を覚える際に冠詞も一緒につけて覚えるようにしています。
例えば、en skog(森) ett kött(肉)、、 といった感じです。

スウェーデン語の動詞について

次にスウェーデン語の動詞について話します。
動詞ははっきり言っちゃうと、英語より楽で、フィンランド語やスペイン語と比べると遥かに楽! なぜなら、私・あなた・彼彼女それ・私たち・あなたたち・彼ら彼女らそれら であっても、使う動詞の形は1つだけです。

例えば、英語のbe動詞にあたる『vara』であれば
jag är 私は
du är あなたは
han är 彼は
vi är 私たちは
ni är あなたたちは
de är 彼らは

このように全て同じ形を使います。 要するに人称代名詞によって形を変えないということです。
ちなみに過去、完了形も同様です。
英語みたいに『三単現のs』を気にしなくてもいいのは楽ですね!

次に動詞の変化について話します!
一番最初に『不定形』について話さなければなりません。 なぜかというとこれがスウェーデン語の動詞の元の形になるからです。
今回は『tala:話す』でみていきましょう。

まず、『tala』が元の形。 つまり原形または不定形です。 辞書の見出し語になります。

『talar』は現在形です。 ただ『-r』をつけるだけです。

次に過去形『talade』です。 これも簡単。 ただ『-de』をつけるだけ。

次に完了形『talat』 またこれも簡単! ただ『-t』をつけるだけです!

『いや〜、スウェーデン語の動詞の変化は簡単だなぁ〜!』と思いますが、これは変化の一部です。
他にも『-er』をつけたり『behöver:〜が必要です』
一部が消えたり『kör:運転する ※元の形はköra』
そして必ず暗記しなければならない、嫌いな人も多い?であろう不規則動詞もあります。

今回はここまでです。 何か間違いがあったら指摘してくださると嬉しいです!
次回は動詞の形について話します。

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