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スウェーデン語の気になる表現:昔の格支配が残った表現

現代のスウェーデン語には主格と所有格と目的格の3つがある。 (中には主格と所有格と書く本もあるが)

しかし昔はスウェーデン語にもドイツ語みたいに格変化があった。 (主格、所有格または属格、与格、対格) そしてさらに名詞の性が男性、女性、中性と今より一つ多かった。 (今は共性、中性)

今は昔に比べると格や性などが単純になったが、スウェーデン語をある程度やっていくと昔の語形変化の遺物が残っている表現があることに気づく。

今回はその例を色々と上げていきたいと思う。

ー参考文献ー
北欧のことば 東海大学出版
スウェーデン語文法 山下泰文 著
世界の言語シリーズ スウェーデン語 清水育男、ウルフ・ラーション、當野能之 著

・gammal i gårde 事情をよく知っている
・gå man ur huse みんなそろって (古い与格形)
・i godan ro 平静に
・i ljusan låga 赤々と燃えて (古い対格形)

ーtill+所有格ー
・sitta till bords 食卓につく
・gå till fots 徒歩で行く
・gå till sängs 寝る
・gå till sjöss 船乗りになる
・ligga till sängs 寝る
・till salu 売り物として
・gå till väga 振る舞う、行う
・gå … till handa ーに手を貸す、ーを助ける
・till sjöss 沖へ、出帆、海路で
・ligga till sängs 病床にふしている
・misshandla till döds 虐待して死なす
・till dess その時までに (dessはdetの所有格)

こうして色々集めてみたけど結構色々とあってビックリしました!
いつかは昔のスウェーデン語にも触れてみたいなぁ、、
と思ったけど、よくよく考えたらアイスランド語があるじゃん!
(アイスランド語には格変化が残っている)
こんな格の記事を書いたらなんだかアイスランド語がやりたくなってきました(笑)
いつかは昔のスウェーデン語と今のアイスランド語を比較できるほどの語学力がついているといいですね!

終わり




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