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スウェーデン語と英語の違いって何? 両方学習している人が解説してみた その1

スウェーデン語はその名の通り、主にスウェーデンで話されている言語です。 (一部フィンランドでも話されているよ!)

でも、多くの人はスウェーデン語と聞いてもピンとこない人が多いと思う。 わかるのは日本だったら北欧好きか語学オタクくらいかな(多分)

実はスウェーデン語は結構地味にいろんなところで見かける。

例えば、IKEAの商品名にはスウェーデン語名がついているし、

よくショッピングモールで見かける店『H &M』
これは『Hennes & Mauritz』を略したもの。
『Hennes』の意味はスウェーデン語で『彼女のもの』。 『Mauritz』は人名らしいです。
詳しくはこのページで↓

理系なら『オングストローム:Å』が一番親しいスウェーデン語かもしれません。(私は理系ではないのであまりよくわかりませんが、、)

『Å å』この文字はスウェーデン語のアルファベットの一つです。 いろいろな単語に使われています。
『tåg:電車』や『måndag:月曜日』などなど

さて! ここからスウェーデン語と英語の違いについて話していきます!
まず、最初に言っておきたいのは、スウェーデン語は英語やドイツ語とかなり似ている言語です! 

文法で例を挙げてみると、、
例えばスウェーデン語の完了形には『ha +完了分詞』を使う。
なんか英語の『have +過去分詞』と似てるでしょ?

ドイツ語だったら、『V2語順』の規則がスウェーデン語にもある。 これは簡単にいうと、『動詞は必ず前から2番目にくる』という法則。
※ドイツ語はほんの触りしかやってないので全然わからないです(泣)

次に単語。 
例えば英語に似た単語だったら、『äpple』『kan』『dörr』など
なんかどれもみた感じ分かりそうな単語があるね。
意味は左から『りんご』『〜できる』『ドア』

ドイツ語に似た単語だったら、『fågel:鳥』『socker:砂糖』『träffa:会う』
この3つの単語、ドイツ語では『Vogel』『Zucker』『treffen』という。

さて、次に語順を話すよ!

まず英語のこの文章を見てほしい↓
『English study I every day.』『Every day study I English.』
この文章を英語学習者に見せたら、『え?』みたいな反応をされ、そして英語のテストでは確実にバツをくらう。

でもスウェーデン語は違う。 上のような文章にしてもOKなのだ!
早速例を下に示す。

1、Jag studerar medicin i Uppsala.
2、I Uppsala studerar jag medicin.
3、Medicin studerar jag i Uppsala.
×、Medicin studerar i Uppsala jag.
『私はウプソラで医学を学んでいます』

黒田 享 著 スウェーデン語の基本 p38 

意味は3つとも全部『私はウプソラで医学を学んでいます』という意味になる。『Jag』という単語は『私は/が』という意味。 英語の『I』にあたる。

ただし、主語は必ず1番目か3番目に来る。 なので4番目の文章は主語の位置が4番目にあるので、正しくないということになる。

これ、会話の時は便利かもしれないけど、読解やリスニングとなるとこの規則がかな〜り厄介。
単語は全部わかるのに全然理解できない文章がある時、これが使われていることが多いと私は感じる。
こうしてみるとまだ語順が一通りしかない英語の方がまだマシかもしれない。

次に名詞!
スウェーデン語にはフランス語やロシア語学習者などにお馴染み! 名詞の性別があります
スウェーデン語で一番めんどいのは、この名詞の性別を覚える作業です!

まず、『名詞の性別ってなんやねん?』という人向けにこれを簡単に説明します。
まず、名詞に性別がある言語はその名詞の意味を覚えるのと一緒にその名詞がなんの性別に属しているかを覚えなければなりません
男性・女性はもちろん、車や机にも性別があります。 多分、『意味がわからない』という人が多いと思います。 しかし言語学者でもない限り、『これはこういうものなんだな』と素直に受け入れるしかありません。

スウェーデン語の名詞の性別には『共性名詞』と『中性名詞』があります。
多くの人は、『共性って何?』という人が多いと思います。 これは男性名詞と女性名詞が合体したものです。

今回はもう疲れたのでまた次回。
さて、スウェーデン語の性別を見極める方法はあるんでしょうか?
次回はそれを話します!

それでは Vi ses!









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